特に、筋肉痛が発生している最中は、筋肉が損傷から回復してさらに大きくなろうとがんばっています。
強すぎるマッサージは、そんな働きを邪魔して回復を遅らせてしまう可能性があるのです。

中にはあえて強く揉む施術もありますが、それは筋肉を熟知した整体師さんの話。
そうでない人が下手に手を出すのは、おすすめすることはできません。

運動直後が効果的

筋肉痛が出始めてからのマッサージは、まったく効果がないとは言わないまでも、かなり限定的といえます、
なぜなら、筋肉痛が発症するのは運動後しばらく経ってからであり、筋肉の疲労自体はすでにピークを超えているからです。

マッサージをするのであれば、運動直後が最も効果的です。
よく動かした箇所を中心に、全身の筋肉を解きほぐしていくことで、筋肉痛が発生しにくくなりますし、なったとしても傷みは小さいものとなるでしょう。
トレーニング中の小休止 ドリンクを飲むマッチョな男性

正しいマッサージ方法を解説

1)体を温めて血行を良くする

マッサージをする際には、なるべく血行が良くリラックスしている状態のほうが効果が現れやすくなります。
運動後にお風呂でさっと汗を流した後は、体も温まっていますからおすすめです。

2)筋肉全体を丁寧に揉む

特定の箇所だけを集中して揉んでいても、それには大した意味はありません。
ひと続きになっている筋肉全体をしっかりもみほぐしてやることで、マッサージの効果が発揮されます。

例えば上腕二頭筋を使うトレーニングをした場合、肩甲骨あたりから肘関節のあたりまでをケアする必要があります。

3)末端から心臓に向かって揉む

マッサージには、末端(手先、足先など)から心臓方向へ進む「求心性マッサージ」と、反対に心臓から末端に向かう「遠心性マッサージ」があります。
このうち、筋肉疲労の回復に効果があるのは求心性マッサージのほう。
静脈の流れを良くすることで、老廃物や疲労の原因になる物質を押し流していきます。
ふくらはぎをマッサージする女性
トレーニングによって筋肉をつけることも大切ですが、それと同じくらい、筋肉痛に対するケアも重要になります。
痛みのない健康な体でトレーニングに励むためにも、マッサージなど日々のケアは怠らないようにしたいものです。

  

あなたへのオススメ記事
RECOMMEND

検索
SEARCH

人気記事
RANKING

  1. 登録されている記事はございません。

カテゴリー
CATEGORY

タグ
TAG

ツイッター
Twitter

PAGE TOP