抗うつ薬がなぜこの疾患の痛みに効くのかは不明ですが、おそらく痛みの原因が脳に起因しているからだと考えられます。

漢方薬を併用することも1つの方法

スプーンに入ったいろいろな豆
線維筋痛症を発症した場合痛みだけでなく、睡眠に関する障害や疲れ・朝の筋肉の痛みなどが出やすく、これらの症状に関しては改善のため漢方薬が用いられることもあります。

現代医学では、体はいろいろな器官や組織が集合したものだという考え方があり、一つひとつの器官や組織を分けて診察します。1つの器官や組織を診て、その症状に見合った薬を用いて治すという方法です。

線維筋痛症に関してもこのことが当てはまり、原因が外傷ではなく細菌感染というわけでもないということから、現代医学ではその原因から治す方法が確立されていない事例の1つだといえます。

対して漢方薬の場合は、線維筋痛症の根本原因ともいえる体の内側から漢方独自の考えに則して治すという手法がとられており、たくさんの成果が上げられているのだそうです。

頑張っている女性ほど要注意!我慢は禁物

女性の後姿 腰
中高年の女性は、子育てや仕事・家事・介護など、日常生活を送ることにとても忙しい状況にあります。自分は休むことができないという思いから、自身に痛みや体調不良があったとしても我慢している女性が多いでしょう。

きつくても訴えることをせず、とにかく一生懸命がんばり続ける。ストレスがあったとしても感じないようにしているような女性こそ注意が必要です。なかなかとり去ることのできない痛みは、悲鳴を上げている体からの警告なのかもしれません。

体の内側にあるインナーマッスル周辺や、肩関節などの関節部に痛みが発生し、全身の筋肉に痛みが広がり、徐々に痛みの度合いが強くなっていくような場合、痛みが3か月以上続くようであれば、診察を受けることをおすすめします。

線維筋痛症の症状は消炎鎮痛薬などを飲用しても効果はほとんどなく、飲み続けることによって逆に胃潰瘍が起きてしまうことがあります。線維筋痛症が疑われるようなつらい痛みがあれば、一人だけで我慢せず、早い段階で線維筋痛症の症状に長けている医師に相談しましょう。

線維筋痛症は冬こそ気をつけておきたい

スタジオでのグループストレッチ
寒い季節になると、患部の痛みを強く感じるようになるため、秋から冬にかけては体を冷やさないようにすることがとても重要です。そのような時期は、お風呂に入ったとしても体はすぐに冷めてしまい、寝ているときも体が冷えてしまうことがあります。

線維筋痛症はそのような寒いときに痛みが強くなる傾向があるので、朝起きたときに体が冷え切った状態にならないよう、寝るときは全身が暖かくなる状態にしておきましょう。しっかり保温しておくことで睡眠の質も高くなり、痛みの改善につながるかもしれません。

  

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