太ももの筋肉痛を抱える男性

筋肉痛を早く治す方法とは?運動後の痛みの原因は乳酸によるもの?予防・回復にはストレッチが効果大!

 

激しい運動をした後に発生する筋肉痛。
ほとんどの方が経験したことのあるこの症状ですが、正しい知識は十分でないように思われます。

筋肉痛になる原因やその対策について、ぜひ知っておきたい基本的なことをまとめました。

筋肉痛とは

本来はその名の通り、筋肉に生じる傷み全般を指します。
しかし、一般的には運動の後に生じる痛みのことを、筋肉痛と言います。
筋肉痛は運動後すぐに生じるわけではなく、数時間後からときには数日後に発生することもあります。

人間の体は、筋肉が収縮したり引き伸ばしたりすることで、さまざまな運動が可能になります。
例えばダンベル運動をするときに、ダンベルを持ち上げるのが収縮であり、下ろしていくのが引き伸ばしている状態です。
筋肉痛は、この引き伸ばしていく運動の段階でその多くが発生しています。
これを、「伸張性収縮」と呼びます。

とはいえ、運動の多くは「曲げ」「伸ばし」が一対となっていますから、それを意識することはほとんどありません。
筋肉痛で首をさする男性

筋肉痛が発生する理由

伸張性収縮を伴う運動で発生する筋肉痛ですが、実はそのメカニズムについては、よく分かっていないことが多くあります。
ここでは、現時点で有力とされている考え方を紹介します。

筋肉は、筋線維と呼ばれる直径0.1mmほどの線維が束となり、それが筋膜に覆われてできています。
激しい運動をすると筋線維が損傷しますが、それを修復するために白血球が集まり炎症が発生します。
その過程で痛みを生じる物質が生成されることで、筋肉痛が生じると言われています。

乳酸悪玉説は過去の話

乳酸菌悪玉論の大きな矛盾

筋肉痛の原因として一般に広く知られているのは、
「運動すると乳酸がたまって、それが筋肉痛を引き起こす」
という話です。
確かにそのような説もありましたが、現在ではほとんど否定されている考え方です。

そもそも乳酸が筋肉痛や疲労の原因と言われてきたのは、運動した後に乳酸が多く発生しているからです。
そして、乳酸が筋肉に酸素を運ぶのを妨害するため傷みが生じていると言われてきました。
しかし、それが原因であれば、乳酸が運動直後に増加してすぐに減少することと、筋肉痛はその後に発生することに矛盾が生じてしまいます。

     
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