背中の痛み

全身が筋肉痛の症状がある方必見!運動後の痛みの原因は病気?線維筋痛症を知っておこう!

 

線維筋痛症とはどのような疾患で原因は何なのか?

線維筋痛症は最近になって認知が広まってきている

肩こりに悩む女性
線維筋痛症は、体の関節や筋肉・腱など広い範囲にある部位に、慢性的な痛みとこわばりなどの症状が現れるのが特徴です。

体の中で明確な痛みが感じられる部位があることを認めること以外に、診察や所見、通常の臨床検査成績に異常をみつけることが難しく、疲労や倦怠感・目や口の乾燥・不眠や抑うつ状態などさまざまな種類の症状が現れます。中年以上の女性に多く見られる、原因がわかっていないリウマチに似ている病気です。

線維筋痛症は新しい疾患というわけではなく、以前から同じ様な病気の存在が認知されており、心因性・非関節性・軟部組織性のリウマチ・結合組織炎などの名称で呼ばれていました。

最近になって急速にこの疾患に対する認知度が医療関係者の間で高まってきていますが、原因がよくわからないということから診療を避ける医師も多く、そのことが大きな問題となっています。

原因は決定的に判明していない

分子
これまでいろいろな関係機関で疾患の状況が検討されてきましたが、線維筋痛症にかかってしまう原因はいまのところ明らかになっていません。

関節・筋肉・腱など痛みを感じる体の部位には明確な異常を見つけることはできません。疾患の痛みに関し、帯状疱疹の後に見られる神経痛・糖尿病性神経障害時の痛み・がん性の痛みのような神経障害性の痛みと似ていることも、原因究明に至ることの難しさに繋がっています。

線維筋痛症の痛みに関する仕組みとして最近注目されているのは、病気が発生する可能性をもった人に身体的・精神的ストレスを持っていることがうかがえることです

そのようなストレス状態とは、痛みや刺激が伝わる伝達路の過剰な興奮状態と、脳が痛みを認識したときに発生する痛みを抑制する経路の機能が不全になってしまう状態であり、例えば車のアクセルを踏みこんでも、ブレーキが効いていない状態だと表現できます。

線維筋痛症に特徴的な症状とは?その対応策を紹介

うつ病を伴うこともある

疲れた男性
線維筋痛症の原因は究明されていませんが、例えば、成長期に受けたいじめや虐待などのトラブル、手術・事故などのときに負ってしまった外傷、心的外傷後ストレス障害などが発病する起因になるのではないかということまではわかっています。

原因がわからない痛みに対する心の不安定から精神的な疾患を伴って発症することがあり、うつ病の併発率は30~50%・うつと抑うつを繰り返してしまう双極性障害を併発する確率は25%です。ストレスを我慢することで発生する失感情症も併発率44%と高い状態になっています。

     
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