下半身が太る原因、骨盤の歪みはなぜ起こる?
骨盤矯正のための下着や椅子など、歪みを治したり予防することを目的とした商品がたくさん売られています。しかし、それらの商品を使用したとしても、根本的に骨盤にとって良くない姿勢で生活を続けていると、結局また骨盤が歪むことになってしまいます。
骨盤が歪んでしまう原因は、さまざまな生活シーンにおける姿勢の悪さにあるといわれています。骨盤矯正の商品などを使用する前に、まず骨盤が歪まないよう正しい姿勢であらゆる生活シーンを送る習慣を身につけることが先決です。
骨盤にとって有効な姿勢もあれば不利な姿勢もあります。まずは自身の生活シーンにおける姿勢の状況と照らし合わせ、良い姿勢に近づくよう調整していきましょう。
骨盤にとって良くない姿勢と良い姿勢の違い
気をつけて!骨盤に良くない姿勢と動作
骨盤にとって重要な生活シーンは、立つ・座る・寝るなどの基本的な姿勢です。まずはそれぞれの生活シーンで骨盤にとって良くない姿勢を挙げていきます。
立っている間は、どちらか片方の脚に重心が偏る・脚をクロスさせる・一方の肩にしかカバンなどをかけない・寄りかかって立つことが多い、などが悪い姿勢として挙げられます。
座っているときに悪い姿勢として挙げられるのは、脚を組んで座る・脚を前に大きく投げ出して座る・頬杖をついて座る・胡坐をかく、などです。
寝る体勢に関しては、うつぶせ寝や横向きに寝る姿勢・ソファで寝てしまうことなどが挙げられるでしょう。
骨盤の歪みを防いでくれる正しい姿勢の作り方
骨盤の歪みを正したり予防するには、根本的な姿勢の改善が必要です。骨盤に良い影響を与えてくれる各生活シーンの姿勢づくりを挙げていきます。
立つときは顎を引いて胸を張り、お腹を引っ込めてお尻に力を入れると真っ直ぐ立つことができます。頭が天井から引っ張られているような感覚を意識することが大切です。
椅子に座る場合は、浅めに腰かけて背もたれにもたれかけないことが大切なポイントです。背筋を伸ばし、お尻に力を入れて足の裏をしっかり床につけると、綺麗な姿勢になります。床に座る場合は、背中や腰の姿勢が正座のときのようにしっかり伸ばされていれば骨盤への悪影響は軽減されます。
寝るときは仰向けの体勢を基本とし、高すぎる枕は使用せず、逆に足元の方を少し高くすると骨盤に優しい寝方となります。
1日10分程度から可能な骨盤エクササイズを行なおう!
体にとって無理のない姿勢で生活シーンを過ごすことができれば、骨盤に良い影響を与えることができます。しかし、いろいろな制約のある現在社会の中で完璧に良い姿勢を継続することは難しいことです。