突然襲ってくる五十肩の痛み!痛くて眠れないことも!
年齢を重なると突然増えてくる五十肩。その原因は、まだはっきりと解明されていません。運動や筋トレなどを継続的に行なっている方でも、不意な五十肩に悩まされている方がいらっしゃいます。
意識していないうちにゆっくりと肩に負担がかかり続け、ある日いきなり肩に痛みが走る。大丈夫だと思っている方も安心はできません。
自身の五十肩の度合いは、腕をゆっくり上げてみたり、横や後ろに回してみると簡単にチェックできます。
肩関節の可動域が制限されているような感覚を覚えたり、痛みを感じてスムーズに動かなかない感じを受けたのであれば、すでに肩にかなりの負担がかかっている可能性があります。
五十肩の症状を知り、肩こりとの関係を考える
五十肩は肩関節周囲炎と同じ症状?
五十肩は、ただ痛いだけが症状として現れるものではありません。遠くにあるものを取ろうとしたときや、後ろにあるものを取ろうとしたときに痛みを感じる場合も五十肩にあたります。
また、寝違えたような感覚がずっと続く場合や、肩が抜けた感覚で痛みを感じるときなども五十肩の可能性があります。
五十肩は、肩の関節に炎症が起こることで発生します。医学的な見地からであれば、五十肩のことを肩関節周囲炎と呼びます。
炎症が起きる原因はまだわかっていませんが、加齢によって筋肉や関節が変形してしまう場合と、血液のめぐりが悪化してしまうことが原因なのではないかと考えられています。それにより腫れて痛みが生じます。
しかし、痛いからといって動かさない状態を長く続けてしまうと、肩を動かせる範囲がどんどん狭くなってしまい、血液のめぐりがさらに悪くなってしまいます。五十肩の悪循環状態です。
五十肩と肩こりの違いは?
五十肩と肩こりは、まったく違います。五十肩は、肩関節に炎症が起きてしまったものです。肩こりは、筋肉疲労が原因で起こるもの。いわゆる筋肉痛の仲間であり、姿勢が悪い場合や多大な緊張感などから引き起こされます。
肩こりの場合は出てくる症状も違い、だるい感覚をともなった肩のコリや張りなどです。筋肉が疲労すると肩周りの酸素が不足し、筋肉は段々と硬くなっていきます。筋肉の線維同士が互いに圧迫し合い、血の流れに障害が発生します。