筋トレに励む人々の中で最近注目を集めているのが、「HMB」というサプリメントです。
アスリートや有名タレントも愛用しているという話を聞きますが、実際のところはどうなのでしょうか。
HMBサプリの口コミとともに、効果や成分、摂取方法などの情報をまとめました。
HMBサプリの口コミ
「バルクスポーツ HMBタブレット」の口コミから抜粋します。
良い口コミ
- それほど運動をしていないのに、腹筋に割れ目ができました。
- トレーニング後の疲労は、前より感じなくなった気がします。
- 筋トレしない日も毎日飲んだら体脂肪率が下がりました。
悪い口コミ
- あまり効いている感じはありません。次はないかな。
- 飲みにくいというレビューはたくさんありましたが、ここまでとは思ってもいませんでした。
- もうすぐ1本終わりますが、効果は実感できていません。
口コミまとめ
全体としては、効果を実感している方のほうが多い印象です。
ただし、ほかのサプリメントと併用していたり、摂取からレビューするまでの時間であったり、細かい点は分かりませんので、これをもってすべてを判断することはできません。
また、効果があった方、なかった方が共通して挙げていたのが飲みにくさでした。
確かに、直径10mm、厚さ8mmのサイズは飲みにくいかもしれません。
これは本商品特有の問題ですが、サプリを選ぶ上では、飲みやすさも大切な条件になります。
HMBとは
もともとはタンパク質から
ここからは、HMBとは何かについて解説します。
HMB自体はそれほど耳馴染みがないかもしれませんが、実は私たちが普通に摂取している栄養素から作られています。
それは、三大栄養素の1つであるタンパク質です。
タンパク質は人間が活動するエネルギーになるほか、体をつくる働きがあることは、みなさんもよくご存知でしょう。
そのタンパク質は、20種類のアミノ酸から構成されます。
タンパク質がそのまま使われるのではなく、体内においてアミノ酸に分解され、そのアミノ酸が実働部隊として働いているのです。
ロイシンから代謝
そのアミノ酸のうち、筋肉に多く存在するのが「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」の3種類です。
これらは合わせて「BCAA」と呼ばれています。
BCAAを摂取することで筋肉の修復や形成の働きが高まることから、BCAA自体を配合しているサプリも多く見られます。
そして、BCAAのうちロイシンから代謝されるのが、HMBです。
HMBは、BCAAと比べてもさらに筋肉形成に関する効果が高いと言われ、それがサプリメントとして注目を集めている理由です。
HMBはサプリで摂取すべし
HMBの効果を実感するには、1日3g程度の摂取が必要とされています。
多くのHMBサプリも、このあたりを推奨摂取量として定めています。
HMBはロイシンから代謝されますが、その量は5%程度です。
これはつまり、3gのHMBを生成するには、60gのロイシンが必要になるということです。
一般的なホエイプロテインにおいて、ロイシンの含有量は10%から20%とされています。
60gのロイシンを得るには、300gから600gのプロテインが必要ということですね。