体に温かさと冷たさの刺激をそれぞれ与えて毛細血管が伸び縮みすることで、血液の流れをスムーズにします。筋肉痛の原因ともいえる乳酸などの疲労物質が体の外に流れ出やすくなるので、筋肉痛のケアには最適です。
腕の筋肉痛に効果が高いストレッチのやり方
上腕に効くストレッチの方法
ストレッチは、腕の筋肉のように比較的小さな筋肉が損傷した場合の痛み回復に効果的です。小さな筋肉は何かの拍子でつい動かしてしまいがちで、大きな筋肉に比べ治りが遅い場合があるからです。
マッサージや温冷浴などを行なってもなかなか効果が出にくい場合は、椅子などを利用してしっかりストレッチを行なうようにしましょう。
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前腕に効くストレッチの方法
手首の動きを司るのが前腕の筋肉です。準備体操や運動後のストレッチを行なう際、前腕の筋肉を伸ばすことを忘れてしまうことがよくあると思います。手首はさまざまな場面でケガすることもよくあるので、前腕のケアも忘れないようにしましょう。
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腕の筋肉痛を和らげるための栄養補給の大切さ
エネルギー源として分解・消費されてしまった糖分を補充したり、筋肉を構成するためのタンパク質を補うために食事内容を意識することは、筋肉痛と向き合う上でとても有意義なことだといえます。
運動の種類によっては、脂質をエネルギー源として消費することがあります。筋肉の使用方法によっても違いますが、脂質を補うことを求められることがあります。
また、乳酸が作られることを抑制してくれる栄養素のクエン酸も、筋肉痛のケアには効果的です。クエン酸は、黒酢やレモン・梅干しなど酸味がある食材に多く含まれています。
筋肉痛のために栄養補給を行なう際最も注意しなければいけないことは、特定の栄養素だけ摂取しようとしないことです。
必要と思われる栄養素を食事やサプリメントなどで単独で摂取したとしても、それだけで体に良い影響を与えるわけではありません。
例えばビタミンCなどを体のために摂取しようと考えた場合、その栄養素が効果を発揮するために必要となる他のビタミン群が組み合わされて、初めてその機能性を発揮します。
それでも筋肉が痛い場合は医療機関で診てもらう
筋肉痛を和らげるためさまざまなケアを施したにもかかわらず、強い痛みが続いたり筋肉に異常を感じる場合は、我慢せず病院に行くことをおすすめします。
筋肉痛だと思っていたところ、調べてみれば肉離れや筋断裂など想定外の重度な損傷だということもあるからです。どう考えても患部の状況がおかしいと感じた際は、自分だけの判断で決めつけることなく、医療機関に診察してもらうようにしましょう。