それだけではありません。
体の働きが鈍ることは、より重大な疾病にも繋がります。
近年、抗酸化物質が注目を集めているのはそのためです。
老眼の進行を遅らせる
ルテインの場合は目に多く存在しますから、光の刺激によって発生する活性酸素の働きを抑制する効果があります。
ルテインはもともと体内に存在していますが、加齢や紫外線の刺激、喫煙などによってどんどん失われていきます。
それによって発生する症状のひとつが老眼です。
ルテインを適切に補給することで、老眼の進行を遅らせる効果が期待されます。
眼病予防全般に効果
ルテインの効果が発揮されるのは、老眼だけではありません。
白内障であったり、黄斑変性症であったり、さまざまな眼病に対する効果が注目されています。
白内障は、水晶体のタンパク質が白く濁ることでものが見えづらくなってしまう病気のことです。
白内障の症状自体は、80歳をすぎるとほぼすべての人が発症すると言われています。
原因は活性酸素であり、ルテインを摂取することで活性酸素を退治し、白内障の進行を遅らせる効果が期待されます。
黄斑変性症とは、目の組織の一つである「黄斑」が加齢などの原因で変性し、視力が低下してしまう病気のことです。
ルテインを摂取することで黄斑変性症の症状が改善されたとの報告もありますので、予防のために摂取しておくことは有効になりそうです。
ルテインの摂取方法
ルテインを摂取するには、ほうれん草やケールなどの緑黄色野菜を食べるのが一つの方法です。
ただし、十分な効果があるとされる1日10gを摂取するには、ほうれん草では4束にもなり、現実的ではありません。
もっとも、少ない量であってもまったく意味がないというわけではありませんが。
そこで注目したいのが、サプリメントの摂取です。
例えば、「ディアナチュラルテイン」では、一粒で12gのルテインを摂取することができます。
一月分の価格もそれほど高価ではありませんので、目を酷使している自覚のある方は、気に留めておくと良いでしょう。
紫外線やスマホの光など、さまざまな刺激から目を守ってくれるルテイン。
現代人は目を酷使しがちですから、今後さらに注目が集まることになりそうです。