ピラティスとは?
体に無理な負荷をかけず頭で考えながら行なうエクササイズ
ピラティスで取り入れられているエクササイズの数々は、フィットネスクラブにあるようなトレーニングマシンやバーベル・ダンベルを使用した筋力トレーニングのように、体の部分的な筋肉に負荷をかけて強くするようなものではありません。
筋肉や関節など骨格的な体と、集中力や平常心を生みだす心の制御を基本的な動きのポイントとしています。セット数や回数などの量ではなく、どれだけ正しい姿勢や精神をキープしながら動作を行なうことができるかという質を重視しています。
現在持っている身体能力・心のバランスを十分動作に引き出し発揮できるよう、日常行なっている体の動かし方を調整しながら鍛えていくエクササイズです。
実践者は若い方から高齢者の方までさまざま!
ピラティスのエクササイズ自体はあまり強くない負荷のため、年齢や性別・健康の状態など諸条件に左右されず、誰でも安全に実践することができます。
健康的な脊柱を取り戻すことができるといわれており、現代の生活環境から生まれやすい肩の痛みや腰の痛みなどが発生しないよう、筋肉や関節の動きを根本から見直します。
エクササイズの最中は正しい呼吸のしかたを続けていくことで、いつも新鮮な空気を体の中に浸透させることができ、脳の活性化にも効果が期待できます。このおかげで自律神経が安定し、精神力を集中させることができるので、心安らかにリラックスすることが可能です。
仕事や家事で忙しい方や生活の中に張りを見いだせないような方は、ピラティスにより心と体を安定させて活力を養うことをおすすめします。
ピラティスのエクササイズ自体はあまり強くない負荷のため、年齢や性別・健康の状態など諸条件に左右されず、誰でも安全に実践することができます。
ピラティスの歴史を紐解く
ピラティスは、ドイツ人看護師のジョセフピラティスが、患者のリハビリを行なうことを目的に開発したエクササイズです。
ピラティススタジオを1923年に開設し、約90年の歴史を積み重ね、現在では世界のさまざまな場所で2000万人以上の実践者がいるエクササイズにまで成長しました。
いろいろなエクササイズが生みだされてはなくなっていく中で、ピラティスがこんなにも普及することになった理由は、多くの人の体と心に効果的な作用があるからでしょう。
ピラティスを行なうときに気をつけるべきポイントく
呼吸のしかたに気をつける
人が健康的に生きていくためには、正しい呼吸が必要です。呼吸は、酸素を体の中に送り込んで二酸化炭素を体外に排出する行為であり、体を正常に保つためにとても重要な身体活動だといえます。