大胸筋や広背筋を鍛える自重トレーニングと言えば、懸垂(チンニング)やディップスが思い浮かびます。
身近にある器具でも取り組めることから、実際にやっている人も多いのではないでしょうか。
今回紹介するのは「ディッピングベルト」です。
普段の懸垂やディップスをワンランク上のトレーニングにしてくれるディッピングベルトについて、ぜひ知っておいてください。
ディッピングベルトとは
ディッピングベルトとは、ダンベルなどのプレートを取り付け可能なチェーンの付いたベルトです。
プレートを付けた状態で腰に巻いて懸垂やディップスなどをすることで、負荷を加えた状態でトレーニングをすることができます。
ディッピングベルトには、商品ごとに耐荷重が設定されています。
それを超えると切れてプレートが落ちてしまい、怪我につながる可能性もありますので、十分に注意しましょう。
ディッピングベルトを使うべき人とは
まずはウェイト無しで
懸垂やディップスは、普通にこなすだけでもなかなかきついトレーニングです。
筋トレ初心者のうちは、数回やるだけで息が上がってしまうかもしれません。
まずは、10回✕3セットなどの回数をこなせるようになりましょう。
それ以降は、回数を多少増やしながらも広背筋などの筋肉が鍛えられているか確認しながら取り組みます。
筋肉の肥大化が停滞していると感じたら、ディッピングベルトの出番です。
ウェイトは段階を踏んで
ディッピングベルトを使う際には、耐荷重の範囲内だからといって、いきなり重たいプレートをぶら下げるのはおすすめしません。
思わぬ負担で腰などを痛めてしまう可能性があるからです。
なるべく軽いところから始めてディッピングベルトの感覚に慣れていき、その重さで難なくこなせるようになったら次の重さへという使い方をしましょう。
このトレーニングに合わせて、プレートの付け替え可能なダンベルを用意しておくと、ダンベルトレーニングにも活用できますから一石二鳥です。
例えば以下の商品は、5kgから40kg(シャフト含む)の間で重さを調整することができます。
ディッピングベルトの選び方
ここからは、ディッピングベルトを選ぶポイントを紹介します。
耐荷重
先ほどから何度かお話していますが、やはり耐荷重は最初に確認しておきたいポイントです。
どれだけの重さに耐えることができるかは、トレーニングの強度を左右することにもなります。
プレートの種類
トレーニングをする環境にもよりますが、万が一プレートが落下したときのことを考えると、プレートは
- ラバーで覆われている
- 丸型
この2点に配慮したほうがよいでしょう。
保護機能
ベルトに負担を和らげる素材を利用しているタイプであれば、腰への負担を軽減することができます。
腰痛持ちの方は特に気にしておきたいポイントです。
おすすめディッピングベルト5選
最後に、おすすめのディッピングベルトを5つ紹介します。
ランキング形式にはしていますが、それぞれの好みもあると思いますので、参考程度にしてください。
5位:ディッピングベルト SPS-001
執筆時点では最安値のディッピングベルトです。
ポリプロピレン製で折りたたんで持ち運ぶのに便利です。
基本的な性能に問題はなさそうですが、メーカー不明、かつレビュー件数が少ないため5位としました。
4位:Pellor 筋トレ 懸垂用 ディッピングベルト
基本的な性能を備えたディッピングベルトです。
ポリプロピレン製で、折りたたんで持ち運べるのが特徴です。
保護機能については確認することができませんでした。