みなさんは、自宅でトレーニングをする際にどんな器具を取り入れていますか?
器具を使わない自重トレーニングが中心という方も多いでしょうが、バリエーションを増やす意味でもチューブを取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回は、手軽なトレーニング器具である筋トレチューブ(トレーニングチューブ)を紹介します。
利用するメリットや利用方法、おすすめ商品などをまとめましたので、参考にしてみてください。
筋トレチューブとは
筋トレチューブはゴム状の長いひもで、チューブを引っ張ったときに生じる、元も戻ろうとする力が負荷となり、筋肉が鍛えられるトレーニング器具です。
その手軽さもあり、リハビリ目的や高齢者など体力に自信がない方から、スポーツ選手まで幅広く利用されています。
筋トレチューブのメリット
安価で利用することができる
トレーニング器具というと、どれもそれなりの値段がするイメージがあると思います。
しかし、筋トレチューブは2000円まで出せばトレーニング用として十分な品質を備えた商品を購入することができます。
持ち運びが容易
筋トレチューブは細いひもですから、束ねれば非常にコンパクトなサイズにして収納することができます。
例えば職場の休み時間であったり、外泊先のホテルであったり、いつでもチューブを使ったトレーニングをできるというわけです。
ダンベルではなかなかこうはいきませんよね。
強度の調整ができる
筋トレチューブは、さまざまな強度のものがあります。
トレーニングレベルに合わせて選択することで、誰にでも利用しやすい器具となっています。
強度の違うチューブがセットになっているものもありますから、どれを選んでいいか分からない場合は、そういった商品を選ぶのもありでしょう。
また、同じチューブであっても短めに持つか長めに持つかによってでも強度は変わります。
チューブを使ったトレーニングの例
上腕二頭筋を鍛える
- 足を肩幅程度に開く
- 片手にチューブを持つ
- 適当な長さのところでチューブを踏んで長さを固定する
- 脇をしめて肘を固定したまま、肘を曲げてチューブを引っ張る
- ゆっくり戻す
ダンベルカールの動きを、チューブを使って再現するトレーニングです。
チューブの抵抗がダンベルの重みの代わりになり、上腕二頭筋が鍛えられます。
重たいダンベルを持ち運ぶことなく、できるのがメリットです。
こちらの動画は両手ですが、もちろん片手でも構いません。
下半身を鍛える
- チューブを両手で持ち、両足でチューブを踏む
- 足を肩幅程度に開き、チューブを伸ばして真っ直ぐ立つ
- 手は肩付近に置き、そのままスクワットをする
- チューブを持つ位置によって強度を調整する
チューブを利用したスクワットです。
膝を伸ばすときにも負荷がかかるのがポイントです。
腕を鍛えるトレーニング
腕を鍛えるトレーニングとしてはチューブタイプのチューブを使用した”アームカール”をおすすめします。
- チューブの中央部分を両足でしっかり踏む
- チューブの両端を持ち、肘を90度に曲げる
- 通常のアームカールと同様に、腕を肩の位置まで持ち上げる
このトレーニングのポイントは、2の段階で適度な負荷が前腕に掛かるようゴムチューブの長さを調節することです。
お腹を鍛えるトレーニング
お腹を鍛えるトレーニングとしてはチューブタイプのゴムチューブを使用した”クランチ”が良いでしょう。
- 仰向けになり、ゴムチューブの中央部分を両足裏に掛ける
- ゴムチューブの両端を持ち、地面に対してふくらはぎが平行になるまで持ち上げる
- ゴムチューブを引き寄せるように、上体を持ち上げる
このトレーニングのポイントは、ゴムチューブを補助がわりにすることにあります。通常の腹筋が苦手な方向けです。