まずは「ホエイプロテイン」です。
ヨーグルトを食べる際、上澄みの汁が出ていますよね。
あれがホエイ(乳清)と呼ばれるもので、チーズの生成過程などで大量に作られます。
消化吸収が早いため、トレーニングで消耗した筋肉の回復を促すのに適したプロテインです。
続いては「カゼインプロテイン」です。
ホエイと同じく牛乳から取り出した、「カゼイン」という成分から作られています。
消化吸収が遅いため空腹になりにくく、ダイエット目的での使用に向いています。
最後に「ソイプロテイン」です。
大豆から生成されるプロテインであり、消化吸収が遅い特徴があります。
大豆イソフラボンの効果により、女性らしい体型づくりに貢献します。
より一般的なのは「ホエイプロテイン」ですが、牛乳を飲むとお腹を壊す体質の人には合わないかもしれません。
トレーニングの目的によっても使い分けるのがよいでしょう。
また、「チョコレート」「いちご」など味付きのプロテインも発売されています。
プロテインは人によってかなり飲みづらいものですから、味付きのものを利用することで、苦痛にならずに摂取することができるでしょう。
一方で、味をつける分さまざまな成分が含まれることになりますので、食事との兼ね合いも考えながら摂取するようにしましょう。
アミノ酸の選び方
先ほど紹介したBCAAのほか、アミノ酸系のサプリメントにも多くの種類があります。
筋トレでおすすめされるサプリメントでメジャーなのは、以下の3種類でしょう。
例えば「EAA」。
EAAは必須アミノ酸の総称であり、BCAAの3種類のほか全9種類の必須アミノ酸を摂取することができます。
BCAAと比べると消化吸収が遅いのですが、体づくりをバランスよくサポートします。
続いて「HMB」。
BCAAにも含まれるロイシンから代謝される物質です。
筋肉に対しより直接的に働きかける効果があります。
「クレアチン」は体内で合成されるアミノ酸です。
筋肉が継続的に力を発揮することに作用する物質で、高負荷、長時間の運動をする際に効果的です。
プロテインとアミノ酸。
成分としては同じなのですが、サプリメントとして摂る場合にはそれなりの違いがあります。
筋肉を効率良くつけるためにも、その違いをしっかり覚えておきましょう。