成長ホルモンもそのひとつ。
成長ホルモンは、筋肉の成長や代謝の促進など、筋肉づくりを進める上で語らずにはいられないものです。
成長ホルモンは高強度の運動することでも分泌されますが、睡眠時にもそれと同じくらい大量に分泌されます。
プロテインを体内に入れてやることで、成長ホルモンの活動をサポートし、筋肉の成長を促します。
朝は栄養が不足しがち
先ほどお話したとおり、人間の体は寝ている間にも活発に活動しています。
その間に多くの水分や栄養素が消費されていますから、朝起きたばかりは栄養が不足した状態になることが多いのです。
もちろんタンパク質も消費された状態であり、この状態が長く続くと筋肉の分解が進んでしまいます。
朝食はついつい軽く済ませてしまいがちですが、プロテインを始め必要な栄養素はしっかり補給するようにしましょう。
ただし、前日の夜に食べすぎた、あるいは食事の時間が遅かった場合には、朝食時の摂取量には十分に注意しましょう。
種類による吸収速度の差
プロテインにもいくつかの種類があることはご存知かと思います。
乳製品の製造過程で生成されるホエイ(乳清)を使った「ホエイプロテイン」、牛乳の成分から生成される「カゼインプロテイン」、大豆の成分から生成される「ソイプロテイン」あたりが代表的ですね。
それでは、プロテインの種類により、吸収消化されるまでの時間に違いがあることはご存知でしょうか。
例えば、ホエイプロテインは吸収消化が早いのに対し、カゼインプロテインやソイプロテインは時間がかかります。
これを摂取タイミングによって使い分けることで、より高い効果を期待することができます。
具体的には、トレーニング後の「筋肉のゴールデンタイム」には、筋肉の迅速な回復を促すためにホエイプロテインを摂取します。
そして、就寝前には長時間タンパク質を摂取できないことを考慮し、カゼインプロテインやソイプロテインを摂取します。
複数のプロテインを使い分けるのは、それなりに手間のかかることです。
同じプロテインを使い続けていてもしっかり筋肉をつけている人もいます。
気にしすぎる必要はないのかもしれませんが、最大限の効率を追求したい人は、このような違いがあることを知っておくとよいでしょう。
同じプロテインを使い、同じプロテインの量を摂っていても、それを摂取するタイミングによって効果には大きな差が出ます。
プロテインによる筋肉の形成効果を最大限に利用するためにも、摂るべきタイミングを逃さないようにしましょう。