アブドミナル・アンド・サイ
お笑い芸人の春日(ボディビルダー)が芸としても行っているポーズが「アブドミナル・アンド・サイ」です。両腕を後頭部に回し、腹筋から大胸筋にかけてを縦長に見せてくれるポーズです。特に、腹筋(縦割れ)が美しく見えます。
また、名前にサイ(脚)と入っている通り、下半身の筋肉の盛り上がりにも注目です。本職のボディビルダーでも腹筋と大腿四頭筋を同時にコントロールすのは難しいようで、ボディビル大会でも採点に大きく影響しているそうです。
背中を強調するポーズ
ボディビルポーズとして基本の正面を強調するポーズに慣れてきたら、次はボディビルの醍醐味である背面に移りましょう。背面(背中)は見えないだけに綺麗に鍛えるのが難しく、またボディビルポーズとしても難易度は高めです。
バックダブルバイセップ
フロントダブルバイセップスの背面バージョンとして人気なのが「バックダブルバイセップ」です。観客に対して背を向け、両腕を丸めながら持ち上げるポーズです。正面(フロント)とは異なり、広背筋をより意識してコントロールします。
先述した通り、背面は体の中でも特に意識しづらい部位です。筋トレで鍛えるのはもちろん、ボディビルポーズとしてもマッスルコントロールするのは難しいとされます。ちなみに「脊柱起立筋」を意識すると姿勢を維持しやすいです。
バックラットスプレット
フロントラットスプレットの背面バージョンとして知られるのが「バックラットスプレット」です。正面(フロント)と同様に、両拳を腰あたりに当てるだけとシンプルなポーズになります。当然、筋肉(背筋)のシンメトリーが重視されます。
ボディビルポーズは筋肉に力を入れる為にどうしても猫背になりがちです。特に、バックラットスプレットは広背筋に力を入れるので猫背になりやすく、見栄えに大きく影響します。正しい姿勢を意識することから始めるのが良いでしょう。
側面を強調するポーズ
背面のポーズでも十分に難易度は高いのですが、本職のボディビルダーレベルを目指すなら「側面を強調するポーズ」にも挑戦したいところです。側面の筋肉まで美しくポージングできれば、もうボディビルダーとしては一人前です。
サイドチェスト
ボディビルダーからハリウッドスターにまで上り詰めた「アーノルド・シュワルツェネッガー」が得意としたポーズが「サイドチェスト」です。体の正面で両手を組み、観客に対して側面に向けるポーズです。主にチェスト(胸)を強調します。
筋トレの醍醐味である腹筋をあえて隠し、ポイントとなる大胸筋さえ半分しか見せない難易度の高いボディビルポーズと言えます。目につきやすい部位を隠しているからこそ、他の魅力(筋肉)が注目されやすいのがポイントです。
サイドトライセップス
側面の筋肉を広く見せられるのが「サイドトライセップス」です。両腕を背面に回し、体を観客に対して側面に向けます。トライセップス(上腕三頭筋)と名前にある通り、上腕筋の美しさや発達具合がよくわかるポーズです。
また、普段であれば目につきにくい腹斜筋(肋骨周り)も強調できます。腹斜筋は他の部位に比べて薄いだけに、筋繊維をしっかり浮き上がらせられれば高ポイントです。当然、相当に高いマッスルコントロールが求められます。
Mr.orympiaの名優たちを一挙公開!
ボディビル大会の最高峰に位置するのが「Mr.orympia(ミスター・オリンピア)」と呼ばれるものです。他のボディビル大会に比べて出場条件が厳しく、同大会の優勝者の承認や他大会の優勝経験などが求められます。
- ラリー・スコット 1965年〜 初代チャンピョン
- セルジオ・オリバ 1967年〜 刃牙のモデルと言われる
- アーノルド・シュワルツェネッガー 1970年〜 ハリウッドスター
- ロニー・コールマン 1998年〜 世界最強と呼ばれる
- ジェイ・カトラー 2006年〜 ロニーの永遠のライバル
- フィル・ヒース 2011年〜 5年連続のタイトルホルダー
上記は、ミスター・オリンピアの主要な優勝者たちです。確かに、彼らの身体つきやボディビルポーズは他とは一味違います。ミスター・オリンピアは毎年開催されているので、興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。
ボディビルポーズを覚えてより筋肉を愛そう!
いかがでしたでしょうか?今回は、筋肉を鍛えているなら1度は挑戦してみたい「ボディビルポーズ」についてまとめてみました。正面・背面・側面と、ボディビルポーズの種類と奥深さには驚いていただけたことと思います。
ボディビルポーズはただ形を作るものではありません。いかに筋肉を大きく美しく見せられるかがポイントです。その為には、正しいボディビルポーズを練習しておく必要が。ボディビル大会の映像をチェックするのがおすすめです。
ぜひ、正しいボディビルポーズで筋肉の美しさを最大限に引き出し、自信にも繋げて下さい。