トランポリンと言えば広い場所で高く跳ね上がったり、お尻で着地したりと言った大掛かりな設備をイメージしている方も多いかと思います。
しかし最近では「トランポリンダイエット」と呼ばれる自宅でも利用が可能なトランポリンも増えてきており、気軽に取り入れられることから人気が高まってきています。
トランポリンダイエットの効果や、おすすめのトランポリンを20ほどご紹介しますので是非参考にしてみて下さい。
トランポリンダイエットの効果1
ダイエットはしたいけれども、ジョギングやウォーキングの時間を取るのが難しいという方や、以前していたけれども続かなかったという方も少なくありません。
ランニングの消費カロリーを簡単に求める方法は
体重(㎏)×距離(km) =カロリー消費量(kcal)
となっているため、例えば体重50kgの人が1kmをランニングした場合には50kcalが消費されるということになります。
1kmも走ってたった50kcalしか消費できないの!?と驚く方も多いと思いますが、しかしたかだか1kgとはいえど、毎日続けなくては意味が無い点から、なかなかジョギングが続く人は多くありません。
雨の日や雪の日、寒い日や暑い日にも続けなくては効果が出るものではありませんので、ジョギングをすることは決して簡単なダイエット方法ではありません。
しかしトランポリンであれば5分間跳んでいるだけで、ランニング1kgを走った時と同じカロリー数が消費されることになるため、時間も取りやすく、疲れ方も遙かに楽になります。
トランポリンダイエットの効果2
ダイエットをしているのに、なかなか足痩せが出来ないという悩みをお持ちの方や、足のむくみが気になるという方も多く聞きます。
足のむくみの原因にはいくつか理由があるのですが、そのうちの一つはリンパ液が滞ることによって起きる足のむくみなのです。
長時間のデスクワークや、立ち仕事などで同じ姿勢を取り続けていると、筋肉が動かないためにリンパ液の流れが悪くなってしまい、老廃物が貯まって足がむくんでしまいます。
そこでトランポリンを取り入れることによって、足の血流や老廃物を流すことに繋がるため、美脚を目指している方にもお勧めのエクササイズだといえます。
トランポリンダイエットの効果3
ダイエットに限らず運動をすることによって得られる健康効果はとても大切です。
とくに体の老廃物をきちんと排出させるためには、じっとしていては効果が無く、体を動かして体の血液などを循環させる必要があります。
とはいえ決して激しい運動を指して居るのではなく、歩いたり、体のストレッチをしたりすることだけでも体の中の血液などが動くことに繋がるので、更なる効果アップのためにトランポリンダイエットを取り入れることはとても効果的です。
リンパ液などが滞ってしまうと、体のむくみが出やすくなるだけではなく、老廃物が排出されないことによって体に色々な問題を引き起こす原因となります。
例えば老廃物の影響でニキビや肌荒れ、お肌のくすみが起こってしまったり、首から肩、背中などに老廃物が貯まってしまったりすると肩こりの原因となり、姿勢も悪くなって悪循環になってしまいます。
また近年アンチエイジングも流行していますが、老化というものは正常な細胞の数が少なくなっていくことで起こってくるものなので、細胞をいつまでも綺麗に若く保ちたいのであれば、血液やリンパ液の流れを良くして、細胞から老廃物を出し、栄養を送り込んであげることが必要になります。
トランポリンによる運動は体全体を使った運動になるため、体中の細胞に刺激を与え、細胞から毒素を出し、血流の改善によって主だった臓器の活性化を促し、筋肉や筋などを強化する効果もあるため、ダイエットや美容のためだけではなく健康のためにも手軽で大事な運動なのです。
トランポリンダイエットの効果4
気持ちが落ち込んでいるときや、腹が立って居る時には、人間は自ずと体に力が入ってしまい、それが長時間続くことで体が固着して老廃物が貯まりやすくなり、免疫力も落ちてしまいがちになります。
また、心と体のつながりは決して別物ではなく完全にと言っていいほど繋がっているものです。
だからこそ、ストレスが溜まった時には運動をして体を動かしてあげることで自ずと体がほぐれてリラックス状態になれますし、何よりトランポリンで跳ぶということは単純に楽しい気持ちにさせてくれるので、ストレスの解消に役立ちます。
人間の心と体は強く繋がっているからこそ、落ち込んだ時には下を向いて体を丸めて歩いてしまい、呼吸は上手く体内を循環できない状態になりますが、
ぴょんぴょんと跳ぶときには、背中を丸めることも無く、頭を上げて、しっかりと呼吸ができるため酸素も体に取り入れられて、スッキリとした気持ちにしてくれるものなので、それを手軽に家で行うエクササイズこそがトランポリンダイエットなのです。
トランポリンダイエットの効果5
トランポリンはぴょんぴょんと跳ねて運動をすることから、ひざなどへの負担が大きいのではと心配される方もおられます。
しかしトランポリンでの運動ではランニングなどのトレーニングと比較して関節への負担がおよそ60%軽減されるため、膝に負担を掛けずにカロリーが消費でき、さらに有酸素運動が出来るというおすすめのエクササイズなのです。
トランポリンダイエットの注意点
トランポリンダイエットはまだ日本ではあまり知られていませんが、アメリカにおいてはとてもメジャーなエクササイズの一つです。
アメリカの広いお庭に大きなトランポリンが置いてあるというイメージを持っていらっしゃる方も少なくはないのではないでしょうか。
そしてトランポリンを使ったエクササイズは体に負担を掛けずに体幹を鍛えるためにアメリカのNASAのトレーニングとしても採用されており、知名度も日本と比較すると格段に高くなっています。
しかし良いことばかりのようなトランポリンダイエットですが、関節への負担を忘れてはいけません。
おおよそ60%の関節への負荷が軽減されるとはいえ、全く負荷が掛からない訳ではありません。
もともと平均体重を上回っている方は、関節に常にダメージがかかっている状態ですし、関節は年齢と共に弱くなっていくものなので、年齢を重ねて居る方であれば関節が弱くなっているところにエクササイズをしてしまうとケガなどに繋がる可能性が高まってしまいます。
トランポリンはただ飛んでいるだけのように見えますが、予想以上に体力を使うもので、弾力のあるゴムの上で飛び跳ねている最中は、自然と体は自分の体重バランスをコントロールしようとしています。
そのことによってエクササイズになるのですが、関節に既にダメージを与えている状態の方や、関節が弱っている方が健康のためにと無制限に飛び跳ねるのは決して健康的なことではなく、むしろ悪い影響を与えてしまいます。
そのため、楽しいからと無制限に飛び跳ねるのではなく、目安としては一日に10分程度が理想だとされています。
たった10分!?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、本気で飛び跳ねるとかなりの体力を使いますし、体のバランスを維持するための体幹トレーニングやぽっこりお腹をへこませる効果も期待できます。
せっかく健康・美容のためにトランポリンエクササイズを行うのであれば、健康に被害が出ないように安全に楽しく続けていきましょう。