何年も前から熱が冷めることがない自転車ブーム。ロードバイクで通勤する人もいれば、休日に遠方までサイクリングに行く人も少なくありません。
さらに最近では、散歩感覚で自転車に乗る「ポタリング」も人気を集めています。
そんな楽しいことづくめの自転車だからこそ、安全にもしっかり配慮したいもの。
そこで今回は、デザインも機能性も優れていると評判の自転車用ヘルメットをピックアップ。おすすめをランキング形式で紹介します。
そもそも自転車用ヘルメットの着用は義務なの?
13歳未満の子供の場合、全国で自転車用ヘルメットの着用が法律で義務づけられています。
一方で大人の場合は、走行する場所によって条例でヘルメット着用が義務づけられることがあります。
東京都の場合、2017年2月から施行された「改正自転車安全利用条例」の「自転車利用者等の責務」で自転車用ヘルメットの着用が義務づけられました。
埼玉県は「埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例第9条の2」で高齢者が自転車に乗るときはヘルメット着用を勧めることが義務づけられています。
このように自転車ヘルメットの着用義務が全国に広がっている理由は、自転車事故の5割以上が頭部の負傷よるものだということにあります。
ヘルメットを着用するかどうかは、自分の命を守ることに大きくかかわるのです。
自転車用ヘルメットの選び方 4つのポイント
自分に合った自転車用ヘルメットを選ぶには、どういった点に気をつければいいのでしょうか?ここでは4つのポイントを解説します。
ジャパンフィット・アジアンフィットである
アジア人と欧米人では頭の形が少し違うことをご存知でしょうか?
アジア人の頭は丸みを帯びて横にも幅があるのに対し、欧米人の頭は縦長で横幅が狭いです。
そのため、欧米人向けのヘルメットだと、形が合わない可能性があります。
できるだけジャパンフィット、アジアンフィットと書かれている商品を選ぶようにしましょう。
頭のサイズに合っている
ヘルメットのサイズが合っていなければ、頭をきちんと守れません。サイズが合っているかどうかは、以下の点をチェックすると分かりやすいですよ。
- 頭を振ってもヘルメットがぐらつかない
- 小さすぎて窮屈と感じない
- 頭頂部が完全にカバーできている
自分に合ったサイズを見るけるためには、試着してから買うのが理想的です。
軽量で長時間かぶっても不快感がない
いくらサイズが合っていて機能性が優れていても、不快感があっては長時間着用することはできません。
帽子をかぶっているときのように、ヘルメットをかぶっていても頭に違和感がないものを選びましょう。
特に軽量タイプは違和感が少ないので、長時間の着用におすすめです。
目立つカラーリングである
色でヘルメット選びに迷ったら、できるだけ目立つカラーリングのものを選ぶようにしましょう。
暗い道を走っていても車からも見えやすくなるので、事故の防止につながります。
日本人の頭におすすめ!自転車用ヘルメットのメーカー
自転車用ヘルメットを販売するメーカーは、国内外を問わずたくさんあります。
その中でも日本人の頭に合うヘルメットを多く販売しているメーカーを3つ紹介します。
OGK KABUTO(オージーケー カブト)
オージーケー カブトは、日本の自転車用ヘルメットを作るメーカーです。当然ながら形はジャパンフィット。
自転車初心者から上級者まで愛されるメーカーなので、迷ったらまずはこのメーカーの商品を選ぶというのもひとつの手です。
KARMOR(カーマー)
カーマーは韓国にあるメーカーです。韓国のメーカーということもあり、こちらはアジア人の頭にフィットするヘルメットを設計しているのが特徴。
ヘルメットを開発する際に集めた頭のサンプルのうち、約半数は日本人のものだったので、日本人の頭にもしっかりフィットすることが期待できます。
GIRO(ジロ)
ジロはアメリカにあるメーカーです。ファッション性に優れており、多くの自転車ファンに支持されています。
最近では日本人の頭にもフィットするモデルも作っているので、欧米ブランドの中では特におすすめです。