首回りのコリを解消したい
首回りがこると頭が重くなったり、目が疲れたり、何事にも集中出来なくなりますよね。
たくさんの神経が通っている首には、目の疲れや精神的なストレスがのしかかり、それに加えて5~6kgもある頭の重さを支えなければいけません。これでは疲れて当然です。
首回りのコリと関係が深い筋肉が、胸鎖乳突筋です。
ここでは強張りやすい胸鎖乳突筋のストレッチやマッサージをご紹介します。簡単に取り組めるものばかりですので、是非実生活に活かしてください。
胸鎖乳突筋とは?
胸鎖乳突筋とは、胸骨・鎖骨から頭蓋骨の乳様突起にかけて走っている筋肉です。
いわゆる首筋と呼ばれる部位で、顔を左右に傾けたり、回したりすると浮き出てくる筋の部分です。
先述の通り、重い頭を支える筋肉で、多くの神経が通っているため強張りやすい部位と言えます。
胸鎖乳突筋とリンパの流れ
胸鎖乳突筋は太く大きな筋肉です。
胸鎖乳突筋の周りには太い血管やリンパ節・リンパ管が張り巡らされています。
首回りがこるということは、脳と身体を繋いでいる多くの神経や血管が圧迫されてしまうということです。
リンパ管は老廃物を流す役割がありますが、胸鎖乳突筋を含む首回りの筋肉が強張るとリンパの流れも悪くなってしまい、健康面に悪影響を及ぼします。
胸鎖乳突筋の緊張が及ぼす悪影響
胸鎖乳突筋が緊張し、リンパの流れが悪くなると次のような不調に見舞われる可能性があります。
- 倦怠感・ストレス
- めまい・頭痛
- 不眠
- 胃の不調
- 自律神経失調症
リンパの流れと関係の深い胸鎖乳突筋だからこそ、その強張りを和らげることがこれらの不調を改善する手立てとなります。
では早速、具体的な方法について確認していきましょう。
胸鎖乳突筋のマッサージとストレッチ
胸鎖乳突筋の場所を把握する
胸鎖乳突筋をマッサージをするにあたって、まずは胸鎖乳突筋に触れてみましょう。