自分にあった懸垂バーを選ぶための3つのポイント
筋力トレを日常的に継続するためには、エクササイズを気軽に行える環境を手に入れることが重要です。また、筋トレが習慣化されるころには「他のトレーニングを取り入れたい」という好奇心が高まるものです。
自宅を気軽にトレーニングできる環境にしてくれながら、好奇心を満たしてくれるような懸垂バーこそが満足できる一品といえます。
ポイント1 多くのエクササイズに対応しているか?
懸垂バーと聞くと鉄棒のようなぶら下がるだけの機械をイメージする方も少なくなくないと思いますが、最近の懸垂バーは一味違います。シンプルにぶら下がることだけに特化したアイテムもありますが、プッシュアップやディップスなど幅広い機能を備えている懸垂バーも販売されています。自分の筋トレに対する熱意にあったアイテムを選択しましょう。
ポイント2 どのくらいのスペースが必要か?
多少極端な表現ですが、「懸垂バーで部屋のほとんどをが占領されてしまった」という失敗談も存在しています。「筋トレをしたい!」とモチベーションも大切ですが、部屋のスペースに配慮したアイテムを選択するようにしましょう。
一般的に懸垂バーは幅1m×奥行約0.750m×高さ2mほどのサイズ感で販売されていますので、自分の部屋においた場合を冷静にイメージしてみましょう。
ポイント3 コストパフォーマンは高い?
残念ながら人間は無意識に継続できる生き物ではありません。もし、「筋トレをできない日が続いた場合にどうなるか?」もあらかじめシュミレーションしておきましょう。
そんな状態になっても笑って済ませるくらいの価格にすることもポイントです。さらに、全体重を預けるため安全性などのしっかりとチェックし、投資したお金が無駄にならないような注意も必要です。
懸垂バーを使ってできる3つのおすすめトレーニング
懸垂バーという名前で販売されていますが、個々の筋肉量に合わせた懸垂以外のトレーニングにも活用できるアイテムでもあります。ぜひ体にあったトレーニングを実践し、無理なく理想のボディを手に入れて下さい。
トレーニング1 広背筋から二の腕までを鍛えられるチンニング
体を鍛えている方々は懸垂のことをチンニングと言い、鍛えたい部分によってトレーニング方法を応用しています。懸垂と聞くと逆手で行うイメージがありますが、このチンニングは主に二の腕を鍛えられます。
さらにチンニングを順手にしただけで、大胸筋や広背筋を鍛えるトレーニングに早変わりします。たくましい二の腕を手に入れたい男性にも、背中を美しく引き締めたい女性にも使えるアイテムです。
トレーニング2 体幹を鍛えるディップス
アイテムにもよりますが、懸垂バーの多くはお腹の高さくらいの位置に体を預けられるバーがついています。このバーはディップスバーと呼ばれ、体幹を効果的に鍛えるために活用されます。
ディップスバーをつかみ、宙に浮いた状態となるため両腕を鍛えるためのトレーニングと考えられがちですが、ディップスは下腹部に力を入れなければうまく行なえません。
そのため、腕周りはもちろんウエストのシェイプアップやヒップアップにも効果のある筋トレとして知られています。
トレーニング3 体のバランスを整える
実は懸垂バーを購入している方の中には、筋トレではなく体の調子を整える健康器具として活用している方もいます。筋トレに自信がない方でも毎日ぶら下がっているだけで、体のさまざまな不調を克服できます。
特に肩こりや腰痛は座りっぱなしの生活で歪んでしまった、骨盤が原因となっていることが少なくありませんので、懸垂バーを使って改善を目指すこともできてしまいます。