姿勢矯正ベルトとは
運動不足やパソコンを使用したデスクワーク、スマホの利用などによって、猫背の人が非常に多いです。猫背は健康に悪影響なのはもちろん、見た目もよくありません。
そんな姿勢の悪さを矯正してくれるのが「姿勢矯正ベルト」です。装着するだけで背筋がぴんと伸びる効果があり、手軽に使えるのが特徴です。
姿勢が悪いとこんな悪影響がある
姿勢が悪いと、以下のような悪影響があります。
肩こり・腰痛
通常の状態では、背骨は緩やかなS字カーブを描いており、この形状が重い頭をクッションのように支えてくれます。
ですが、猫背になると頭が前方に突き出すような形になり、重さが背骨よりも前側にかかってしまいます。そうすると背骨で頭の重さを支えることが出来ず、肩の筋肉に負担がかかり、筋肉がこわばってしまいます。
筋肉がこわばることで血行も悪くなり、肩こりがひどくなります。
この状態では骨盤にも歪みが出たり、無理な体勢で体を支えるため腰に負担が増したりして腰痛にもなってしまいます。
頭痛
血行が悪くなり肩こりや腰痛がひどくなると、頭痛が起こることがあります。これを「筋緊張性頭痛」と呼び、肩こりの人の多くが経験したことのある頭痛です。
内臓への負担
猫背になると肩甲骨が前側に出るような状態になると胸郭も縮こまってしまうため、内臓が圧迫されて大きな負担がかかります。
呼吸のしづらさ
胸郭が狭まることで肺がふくらみにくくなるため、深い呼吸をしにくくなります。呼吸がしづらくなることで体内でのガス交換がうまく行かなくなり、疲れやすくなったり睡眠が浅くなったりします。
呼吸が浅くなるとエネルギー消費量も少なくなるため、痩せにくくなります。
冷え性・むくみ・基礎代謝量の減少
筋肉が緊張すると血管が圧迫され、血行が悪くなります。血行不良によって冷え性になったり、不要な水分や老廃物の排出がうまくいかなくなってむくみの原因になったりします。
冷え性やむくみはダイエットの大敵ですし、血行が悪くなることで基礎代謝量も減少してしまい、さらに痩せにくい体になります。
姿勢矯正ベルトによってダイエット効果も!
姿勢矯正ベルトをつけて姿勢が良くなると、ダイエットにも大きな効果が出るようになります。
血行促進によって痩せやすい体になる
姿勢を矯正することで血行が促進されたり、肩こりが改善したりします。血行が良くなると基礎代謝量が増えたり、むくみや冷え性が改善され、痩せやすい体になっていきます。
正しい姿勢を維持する筋肉がつく
背筋をまっすぐに伸ばしているうちに背筋の強化にもつながり、筋肉量が増えることでさらに痩せやすい体にもつながっていきます。
正しい姿勢が維持できれば内臓の働きも活発になりますから、エネルギーも燃焼されやすくなりますし、ダイエットの大敵である便秘の解消にもつながります。
運動効率もアップ
運動をするときにも正しい姿勢で行えるため、運動効率が良くなり、より脂肪燃焼効果が高まっていきます。また、姿勢が悪いまま運動すると怪我に繋がる可能性もあるため、必ず正しい姿勢で行いましょう。
姿勢矯正ベルトの選び方
姿勢矯正ベルトを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
肌触りをチェック
肌触りの良さ、通気性の良さ、フィット感など、しっかりと素材をチェックしましょう。Tシャツなどの上からつけることがほとんどですが、硬い素材では動いたときにすれてしまい、不快な思いをすることが多いです。
サイズをチェック
サイズ調整をできるものが多いですが、フリーサイズのものやサイズの分類がされているものがあります。特に自分の身長・ウェスト・胸囲は測っておくと良いでしょう。
価格をチェック
中には1,000円を切る価格で良質な商品もありますが、安すぎるものは避けておいた方が無難です。価格が高ければ良いというわけではありませんが、高めの商品の方が高品質であることが多いですから、悩んだときには少し高めの価格帯のものを購入しましょう。
装着したときに目立ちにくいものを選ぶ
装着したまま外出するという場合に備え、上から衣服を着ても目立ちにくいものを選びましょう。厚みのあるものは服を着たときにも目立つ場合があります。
姿勢矯正ベルトに加えてやっておきたいこと
姿勢矯正ベルトだけでなく、固まった筋肉をほぐすためにしっかりお風呂で温まったりストレッチをしたりということが大切です。
矯正ベルトをつけていないときでも、立っているときは胸を張るようにしたり、座っているときには骨盤が立つような座り方を心がけましょう。