アームブラスターとはどんなトレーニング器具か?
アームブラスターとは、ダンベルやバーベルを使ったトレーニングのときにフォームの補助をしてくれる器具です。
特にアームカールなど、上腕二頭筋への負荷を効率良くかけるために使用されます。
上腕二頭筋を鍛えるメニューに最適
上腕二頭筋を鍛えるバーベルカール、ダンベルカールを始め、プリーチャーズベンチカールやハンマーカールにも使えます。
これらのメニューはカール台を使う場合が多いですが、カール台よりも場所を取らず、収納などもコンパクトに可能なのがアームブラスターのメリットです。
シュワルツェネッガーも愛用
元カリフォルニア州知事で、「ターミネーター」「トータル・リコール」などに出演し日本でも人気のある映画俳優、アーノルド・シュワルツェネッガー氏も愛用していたと話題になっています。
シュワルツェネッガー氏はもともとボディビルダーとして活躍し、現在でもボディビルの大会には顔を出すほどです。
世界的なボディビルダーが使用した器具というのは信頼して使えます。
アームブラスターの効果をチェック
アームブラスターの働きと効果についてチェックしておきましょう。
肘を固定することで負荷が効率良くかかる
アームブラスターは金属製のプレートに肘を置いて固定することで、上腕二頭筋に効率よく負荷がかかります。
アームブラスターを使用した場合、使用しない場合の約1.2〜1.5倍程度の負荷が上腕二頭筋にかかると言われています。
上腕二頭筋以外の筋肉には負荷がかからないようなフォームでアームカールが行えるため、一点集中で負荷をかけられるという利点があります。
アームブラスターを使用しないと運動強度が低くなる
アームブラスターを使わないで行うと、肘ではなく肩から腕を上げる形になったりひねってしまったりして力が上腕二頭筋以外にもかかってしまうため、トレーニング効率が悪くなることがあります。
また、勢いや反動をつけてウェイトを持ち上げるというクセが付く場合があり、上腕二頭筋以外の肩や背筋などに負荷が逃げてしまいます。
アームブラスターの正しい使い方をチェック
アームブラスターの正しい使い方をチェックしましょう。
サイズをしっかりと調整する
ベルトの長さを調節し、正しいフォームが取れるようにしましょう。ポイントは「首が正しい位置にあり、背筋が伸びているかどうか」ということです。猫背になってしまうと重いウェイトによる負荷が全て首に集中し、怪我のもとになります。
また、肘がしっかり固定できるポイントに来るようにしましょう。
ウェイトを置くラックがあると良い
肘が固定されてしまっているため、ダンベルやバーベルを地面に置きにくいというのがアームブラスターの難点です。そのため、バーベルやダンベルを置くためのラックを用意しておくと安全にトレーニングすることが出来ます。
ダンベルであれば両手が独立して動かせるのでプレートから腕を外せば良いですが、特にバーベルの場合は両手が固定されているため、下におろしにくくなります。
アームブラスターの使用法を動画でチェックしよう!
アームブラスターの使用法はYouTubeなどの動画サイトでチェック出来ます。実際に使っているところを見てみるととても参考になりますし、正しい使い方をマスターできます。
アームブラスターを選ぶポイントはここだ!
アームブラスターを選ぶときには、高負荷にも耐えられる強度や耐久性、価格、肘や首などのクッション性を見ておくと良いでしょう。
プレートの素材
アームブラスターは重いバーベルやダンベルを持っているときに肘を固定するための器具です。効率よく安全にトレーニングを行うために、強度や耐久性の高いものを選ぶ必要があります。
プレート部分の素材には鉄やアルミが使われていることが多いです。アルミは鉄に比べて計量で使いやすいですが、同じ厚みであれば、鉄の方がアルミよりも3倍程度の強度があります。
100kg程度までであればどちらの素材でもかまわないと思いますが、それ以上の強度のトレーニングをするのであれば鉄のプレートの方が望ましいでしょう。
ベルトの作りもチェック
多くのアームブラスターはベルトの長さを調整できるようになっています。高重量がかかるため、首の部分にクッションパッドがあるものを選びましょう。
ベルトが短かかったりクッションがなく痛みがあったりして悪い姿勢でトレーニングを行うと、首の部分に重さが集中してしまい、怪我のもとになります。
接続部もチェック
ベルトとプレートの接続部分もチェックしましょう。接続部分はリベットで留められていますが、1本留めと2本留めのものがあります。
1本留めではリベットを中心にして回るように動いてしまい、破損の原因になってしまいますので、リベット2本留めでしっかりと固定されているものを選びましょう。
価格
アームブラスターの価格は非常に多岐にわたり、3,000円台から1万円を超えるものまでさまざまです。海外発送のものは価格が高いという場合がありますし、安すぎるものも安全性に疑問が出るかもしれません。
ネットの口コミなどをチェックしておくと使用者の生の声が聞けるので良いでしょう。
クッション性
前述の首のクッションパッドはもちろんですが、肘の部分にもクッション材が入っているものが多いです。運動時の支点となる肘部分には負担がかかりやすいので、しっかりとクッション材が入っているものを選びましょう。
メーカー・ブランドもチェック
メーカーやブランドもチェックしておくとよいでしょう。有名なメーカーのものは多くの人が使っているため、口コミ・レビューも多く、情報を集めやすいという利点があります。
逆に無名のメーカーでも十分に使用できるものもありますし、価格も抑えめで購入しやすいという利点があります。