ピラティスボールを使うとこんな効果がある
プロゴルファーのタイガー・ウッズを始めとしたスポーツ選手やセレブが指導を受けていることで一躍有名になった「ピラティス」ですが、ピラティスボールを使うとより高い効果を得ることが出来ます。どのような効果があるのか知っておきましょう。
より効率よく体幹を鍛えられる
ピラティスは提唱者のジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティスが作り出した「エクササイズ」です。
ヨガと混同してしまう人がいますが、ヨガはリラックスと精神的な修養が主であるのに対し、ピラティスは体にあまり負担をかけずに効率よく行えるエクササイズとして開発されています。その際にピラティスボールを使うことで、体幹筋を効率良く鍛えることが出来ます。
初心者は座るのも難しい!
ピラティスボールは座る、乗る、脚ではさむ、足で乗るなどさまざまなバリエーションのエクササイズを行うことが出来ます。ですが、初心者は座ることもむずかしいでしょう。
自分のレベルに合わせて少しずつ取り入れていくとよいですが、慣れてくると効果は非常に高いです。
ピラティスボールを使った主な効果
ピラティスボールを使うと、主に以下のような効果があります。
- 体幹筋の強化
- 全身の筋力の強化
- 姿勢が良くなる
- 骨格の歪みが改善される
- 関節のコリなどが改善される
ピラティスボールとバランスボールの違いは?
「ピラティスボール」と検索するとバランスボールがヒットすることがよくあります。ピラティスボールとバランスボールの違いは何なのでしょうか?
ピラティスボールの方がバランスボールより小さい
ピラティスボールは直径が20〜26cm程度で、直径45〜75cmのバランスボールよりもかなり小さいことがわかります。直径で半分以下ですから、使い方もずいぶん変わってきます。
ピラティスボールは足ではさむときに「足の部分(くるぶしから下)ではさむ」「すね・ひざ・太ももではさむ」ということができますが、バランスボールは足ではさむというのは難しいです。また、足の裏で踏んだ状態でエクササイズするのも難しくなります。
初心者はバランスボールから始めても良いかも
ピラティスボールの初心者はバランスボールを使ったトレーニングから初めてみるのも良いかもしれません。
特にピラティスボールは小さいのでバランスを取って座るのが難しいですが、バランスボールで少し空気を抜いた状態であれば座れるという人は多いです。その分運動負荷は軽くなりますが、ボールを使ったトレーニングはやりやすいのでおすすめです。
ピラティスボールの使い方
ピラティスボールは「座る」「乗る」「はさむ」という3つの使い方が基本になります。
座る
ピラティスボールの上にお尻を乗せて座ります。ただ座るだけでも足だけでなく腹筋や背筋など、全身の筋肉を使っていることがわかります。
普通に座れたら片足ずつ上げてバランスを取ってみましょう。右手と左足を同時に上げて30秒キープし、逆の手足にチェンジ、というだけでもかなりの運動になります。
乗る
足をボールに乗せた状態でのフロントプランク、仰向けに寝転がって足の裏でボールを踏んだ状態でひざを立ててお尻を上げる「ヒップリフト」、四つん這いになって右手をボールの上について左手・右足を地面と水平になるように持ち上げてキープする「アームレッグクロスレイズ」といった体幹トレーニングをすると効果倍増です。
はさむ
足でボールをはさんでサイドプランク、ひざあたりでボールをはさんでヒップリフト、ひざでボールをはさんだまま腹筋、ひざではさんだボールを支点にして腕立て伏せなど、はさむ動きはバリエーションが多いです。
立ったまま太ももでボールをはさんで落とさないように部屋の端から端まで歩くと骨盤矯正に効果があります。
猫背解消に
ピラティスボールの上に座ると、背筋が真っすぐ伸びていないと上手くバランスが取れません。座ったときに骨盤がまっすぐ立つように意識して座るとバランスが取りやすく、背筋がピンと伸びます。
また、ボールが背中の中心あたりに来るように仰向けに寝転がり、前後左右に転がすようにすると背筋がほぐれて猫背解消に役立ちます。