スイミングキャップには重要な役割がある!
日本でジムや競技用のプールで泳ぐ時に必要なのが、水着・ゴーグル・スイミングキャップです。水着やゴーグルの着用は用途がよくわかりますが、スイミングキャップの用途がよくわからないという人もいます。
実はスイミングキャップには重要な役割があるのです。
塩素から髪や頭皮を守る
一つに、水を消毒している塩素から髪や頭皮を守るという働きがあります。ただし、どれだけ頭皮や髪を保護できるかというのはキャップの素材によって異なります。
髪が抜けるのを防ぐ
人間の毛髪は1日にかなりの分量が抜ける事が分かっており、その本数は50本から多い人で150本と言われています。
水の中で泳ぐことで、水の抵抗でより抜けやすくなるため、不特定多数の人が使うプールでは1日あたり何千本、何万本という髪の毛が抜けて水中に漂うことになります。非常に不衛生ですし、泳いでいていい気分はしません。
また排水口が詰まってしまうという危険もありますので、抜け毛を予防するためにキャップを被ります。
スイミングキャップの種類や素材を知ろう
スイミングキャップと一口に言っても、素材によって様々な種類があります。
シリコンキャップ
大会やレースに出る人達にとって最も一般的なのがシリコンで出来たキャップです。シリコンキャップは水を通さないため、防御力が一番高いと言えます。
また、水の抵抗が他のスイミングキャップよりも少ないため、スピードを重視する人には必須のアイテムです。ただし慣れるまでは着脱しにくいというデメリットがあります。
シリコンキャップの中には、人の頭の形に合わせた「ドーム型」のシリコンキャップもあります
メッシュキャップ
長時間泳ぐ人や、小中学生から人気があるのがメッシュキャップです。シリコンキャップに比べて着脱しやすいという特徴がありますので、初心者でメッシュキャップを選ぶ人は多いです。
ただし髪や頭皮を水や塩素から守るという働きはあまりありません。
テキスタイルキャップ(2wayトリコットキャップ)
水着と同じ素材で作られているのがテキスタイルキャップです。メッシュよりも締めつけ感がなく、シリコンよりも蒸れにくいというメリットがあります。ただし髪が水に濡れるというデメリットもあります。
2wayシリコンキャップ
外側はシリコン、内側は伸縮性の高い生地で作られているため、シリコンキャップとテキスタイルキャップのいいとこ取りをしているキャップです。髪や頭皮が濡れず、シリコンキャップよりもかぶりやすいというメリットがあります。
価格がやや高めというのがデメリットです。
スイミングキャップの選び方をチェック!
スイミングキャップを選ぶときには、自分の用途に合わせた素材、デザイン、価格、メーカーをチェックするのがポイントです。
用途に合わせた素材
用途に合わせてキャップの素材を考えましょう。競泳のレース・大会などに参加する人はシリコンキャップやドーム型シリコンキャップをかぶって水の抵抗を減らした方が有利です。
また、髪を濡らしたくない人は塩素から髪や頭皮を守りたい人もシリコンキャップが良いですし、2wayシリコンキャップもおすすめです。
フィットネス目的であればメッシュやテキスタイルでも良いでしょう。特に長時間の練習の場合にはシリコンよりもメッシュ・テキスタイルの方が締めつけ感や蒸れが少ないのでおすすめです。
デザイン
スイミングキャップのデザイン性は主に色とロゴの大きさ、ラインの有無などです。自分の好みの色や、大きめのロゴが入っているものなど、好みに合わせて選びましょう。
水中ウォーキングなどに使えるものは柄が入っていたりギャザー入りでファッショナブルなものがあります。
価格
スイミングキャップは全体的に1,000円前後のものが多いです。中には3,000円程度するものもありますが、全体的にそこまで高額ではありません。自分の納得できる商品を選ぶのがベストです。
メーカー
メーカーもこだわっておきたいポイントです。小学生の水泳の授業用であればメーカーはそこまで気にしなくてもよさそうですが、快適さや機能性を求めるならば必須です。
水着と同じメーカーにする人もいますし、水泳の専門メーカーの商品を選ぶという人も多いです。