1960年台にアメリカで生まれたと言われるスノーボード。オリンピック競技にもなっているスノーボードは、ウインタースポーツの中でも人気の高いスポーツと言えます。
スノーボードウェア購入する際に気にしてしまうポイントにウェアのデザインや流行りなど見た目を優先して考えることも多いでしょう。もちろんルックスも重要ですが、大切なことはやはりスノーボードウェアの機能性です。ウェア購入の前に、素材や特徴、機能性などを事前に知っておくことで、失敗することなく自分にベストなスノーボードウェアを見つけることができます。
型落ちでも機能性があるウェアはコスパも期待できるので、特に初心者にはおすすめです。今回はスノーボードウェアを選ぶポイントなどを抑えながら、人気のおすすめスノーボードウェア8選を紹介していきます。
スノーボードウェアを選ぶポイント
雪山で行うスノーボードは、その環境に適したウェアを着用しなければ安全で快適なスノーボードを楽しむことができません。ウェアのデザインはもちろん大切ですが、まず何より重要なのはスノーボードウェアの機能性です。
防水性に優れている
スノーボードウェアを選ぶ際にまず重要なポイントが防水性です。防水性の目安となるのが耐水圧。商品説明には耐水圧がmm表示で示してあるので、その数字をチェックすると良いです。
真冬の雪山へ行くのであれば、最低でも10000mm以上の耐水圧が必要になるでしょう。数値が高いほど防水性に優れています。逆にシーズン初めや春先は、耐水圧の低いものでも十分。行く雪山のコンディションを把握した上でウェアを選ぶことが大切です。
- 5000-10000mm … 小雨や粉雪など弱い耐水圧に対する防水
- 10000-20000mm … 比較的強い雨または雪に対する防水
- 20000mm以上 … 非常に強い雨または雪に対する防水
防寒と透湿性が考えられているか
雪の中で行うスポーツなので寒さは避けて通れません。やはり防寒に優れたスノーボードウェアを選ぶ必要があります。スノーボードを快適に楽しむためには、寒さから体を守ることが大切です。
また雪山と言っても、スノーボードをしているうちに汗をかきます。特にスノーボード初心者は慣れない動作も多く、汗をかきやすい状況におかれるでしょう。そのため防寒に優れ、さらに汗を外に出す透湿性の機能があるウェアを選ぶことが大事です。
通気性で体温を整える
スノーボードをしているうちに体温が上昇し、体が熱くなってきます。その時にベンチレーションを開けて外気をウェアの中へ送り込み、余分な熱を外に出します。ベンチレーションは通常脇下のあたりと太ももにあります。
ジップを開けるとメッシュの裏地が取り付けてあり、中に雪が入らないような工夫がされています。通気性のよいスノーボードウェアを着用することで、汗だくになることなく快適にスノーボードを楽しむことができるのです。
スノーボードウェアの種類
スノーボードウェアはいくつかのタイプに分かれています。雪山のコンディションや自分のニーズに合わせて、適したウェアを選びましょう。
2レイヤータイプ
ジャケット・パンツそれぞれが、表地と防水透湿素材の2レイヤーで構造されているスノーボードウェアです。一般的に最も多く売られているのがこのタイプのもので、雪の侵入を防いだり、防水透湿素材が肌に直接触れないようメッシュの裏地が付いています。
ダウンジャケット
通常のダウンジャケットとは違い、スノーボードに適した防水性・耐水圧などの機能性を兼ね備えたウェア。保温性も高いので、スノーボードをしていない時に防寒着としても着用できます。
つなぎタイプ
言葉通りジャケットとパンツが一体になったスノーボードウェア。ジャケットとパンツの間に隙間ができないので、雪が入りにくく保温性にも優れていると言えます。
3レイヤータイプ
2レイヤータイプのウェアに裏地を貼り合わせてある、3レイヤー構造。裏地があるため耐久性・耐水圧ともに強力になり、耐水圧は3レイヤータイプのほとんどが20000mm以上です。
優れた透湿性・防水性・防寒性を兼ね備えた3レイヤータイプは、厳しい冬の時期に適したスノーボードウェアです。
スノーボードウェアの主な機能
スノーボードウェアにはどのような機能が備えられているのでしょうか。スノーボードウェアにはさまざまな場面で使える機能が盛り込まれ、安全で快適にスノーボードが行えるよう作られています。
ジャケット
特にスノボードウェアのジャケットには、便利かつ安全面を考慮した機能があらゆる場所に備えられています。使い方を知っておくことで、便利な機能をフルに活用できます。
- リストゲーター … 袖口に付いている手袋のようなもので、袖周りを調整し雪が入り込むのを防ぎます。リストゲーターの上からグローブを着用することで、保温効果が高まります。
- パウダーガード … 裾の内側に二重に取り付けられているパウダーガード。パンツのベルト部にかぶせることができ、スノーボード中に起こる雪の侵入を防ぎます。このパウダーガードは、スノーボードウェアを購入する場合にチェックしたいポイントです。型落ちモデルの場合も、パウダーガードがあるものを選ぶと良いでしょう。
- 裾部のアジャスター … 裾をアジャスターで調整することで、保温効果を高めることができます。
- ポケット … スノーボードウェアには、必要な小物類や携帯電話などを入れておけるポケットが数か所付いています。必要に応じて、外側と内側のポケットを便利に使い分けましょう。
- パスケース … リフト券をいれておける便利なケースです。ポケットからいちいちリフト券を取り出す必要がないので、パスケースが付いているかはチェックしておきたいポイントです。
- ベンチレーション … ウェア内の熱気を外に出してくれる機能。ジャケットの場合はたいてい脇下にジップが付いています。ウェア内が暑くなってきたら、ベンチレーションを開けて外の冷たい空気を入れて調整しましょう。
パンツ
スノーボードウェアのパンツにも、雪山で必要になるさまざまな機能が付いています。地面に近い下半身は、スノーボード中の動きによって雪が容易に入ってきます。パンツに付いている機能を正しく使うことで、快適なスノーボードを楽しむことができます。
- ウエストの調整ベルト … パンツにベルトを通さなくてもウエストの調整が可能です。
- 裾口のジップ … ブーツに裾をかぶせる時にとても便利な機能。ジップを開けることで、スムーズに着用することできます。ジップを開けておくか閉めておくかは、自分のスタイルに合わせて決めましょう。
- パウダーガード … ブーツの上からかぶせて、足首から雪が中に入るのを防ぎます。パウダーガードはブーツの内側ではなく、外側にかぶせることでその機能を発揮します。
- ベンチレーション … ジャケットと同様、パンツにもベンチレーションが付いています。パンツのベンチレーションは、太ももの内側か外側に付いていることが多いです。ベンチレーションがないパンツもありますが、ウェア内の温度を調節してくれる便利な機能ですので、購入時にチェックしてみましょう。
その他の機能
ジャケット・パンツに付いている機能以外にも、スノーボード中に役立つ機能があります。
- フードアジャスター … フード部分を調整できるひもが付いています。このアジャスターを締めることで、強風でもフードがずれにくくなります。
- ジップのひも … ジップのひもは、手袋をしていてもつまみやすいようになっています。一回一回手袋を外さなくても、ジップの開閉が容易に行える便利な機能です。
おすすめの人気メンズスノーボードウェアランキング:8位〜4位
スノーボードウェアを選ぶポイントや機能性、種類が分かったら、早速自分にベストなスノーボードウェアを探してみましょう。人気のスノーボードウェアの中から特におすすめの8着をランキングでご紹介します。
8位:PONTAPES(ポンタペス) スノーボード ウェア 上下セット PC-SET
ジャケットとパンツの上下セット。防水透湿素材を使い、耐水圧も20000mmのスノーボードウェアです。 何種類もの便利な機能を施し、ディテールにこだわったスノーボードウェアになっています。ここまで考えられたウェアでこの価格はコスパも優秀。