更に内臓は筋肉によって支えられています。しっかりした筋肉が内臓を正しい位置へ押し上げ機能も改善していきます。骨盤の位置が正常に戻ることで腰痛や股関節の痛みなども改善されるのではないでしょうか。
長友佑都愛用のFLOWINとはどんなもの?
長友選手がムーブ体幹トレーニングとして愛用しているFLOWINとはどういったものなのでしょう。男女ともに人気があり、手軽さやその効果に称賛の声が集まっています。
FLOWINに注目が集まるのには幾つかの理由があります。次世代のトレーニングアイテムと言っても過言ではないFLOWINの特徴を見ていきましょう。
POINT.1 床に引くシートで何種類のも体幹トレーニングが可能
これまでのトレーニング機具と言えば、それなりの重さがあるものやある程度の大きさもありました。その点FLOWINは床に敷くマットや小さなパッドのみ。持ち運びも楽に出来ます。
更にたった1枚で様々な筋トレが可能です。これはかなりの高ポイントではないでしょうか!これまでは1つの目的のために1つの器具が必要でしたが、1枚のマットだけで複数の器具の役割をカバーするのです。
POINT.2 計算された摩擦係数
特殊なマット素材を使用することでマットとパッドの間に絶妙な摩擦が生まれます。その係数は0.25~0.35、ただの摩擦と思いきやそこには意図的な摩擦係数が隠れています。
この数値は滑り過ぎずかつある程度の負荷を感じる摩擦係数です。トレーニングに必要な負荷(摩擦)を与えつつもムーブメントは邪魔をしない。理想的な筋トレ器具です。マットにありがちな滑りを抑えているので怪我防止にも役に立っています。
POINT.3 筋肉の連動性を重視したトレーニングができる
FLOWINの大きな特徴は、数ある体幹トレーニングの中でも特に筋肉相互の連動性を重視している点ではないでしょうか。まさにムーブ体幹トレーニング!
私達が筋肉を使用する際、単一の筋肉だけを使うという事はありません。幾つかの筋肉が連動し1つの動作を生んでいます。この連動性に注目し人間の動きを利用したトレーニング法がFLOWINなのです。
POINT.4 FLOWINはマットピラティスとは違う
マットを使用した体幹トレーニングと言えばピラティスが有名です。ピラティスは傷ついた兵士のリハビリのためにつくられた筋トレ方法でどちらかというと部分的にピンポイントで鍛えていくものです。
FLOWINとピラティスは一見似ているようで別物です。FLOWINはピラティスのいい点を取り入れ更にムーブメントにこだわって作り出されました。
POINT.6 怪我をした後のリハビリとしても使用可能
ピラティスとは別物であると言いましたが、共通点もあります。それは怪我をしたときのリハビリに使用できる事。摩擦によって滑らない構造になっているので、リハビリ中にも予期せぬ力がかからず、適切な負荷で必要な場所を確実にトレーニングできるので怪我をしている時や怪我後のリハビリトレーニングとして大いに役立ってくれます。
FLOWINトレーニング法!まずは基礎を固めよう
バックワード・ランチ
- 手は腰へ当てて片足はマット前のパットに、もう片方の足はマット上のパッドに乗せる
- 前になっている足に重心をかけ、後ろの足を後方へ押し出す
- 後ろの足がパッドから離れないように注意しながら、元の位置に戻す
- 12回繰り返し、足を前後入れ替えて12回行う
シングルレッグ・スクワット
- マットの中央に水平に並べて置いたパッドの上に立ち、顎を引いて胸を張る
- 片方の足を軸にして、反対の足を横にスライドさせる
- 足が横に出るのと同じタイミングで、前に手を組み肘を伸ばしながら両手を肩の高さまであげる
- スライドした足を引き寄せながら、腕をもとの位置に戻す
- 12回繰り返し、足を前後入れ替えて12回行う
プローン・パイク
- 腕立て伏せの形をとり、両手はマットの外へおく
- 両ひざを曲げて、マット上に平行に置いたパッドの上に置く
- 両ひざを揃えたまま、腕を軸に膝を乗せたパッドを後ろへスライドする
- 後ろへスライドした両膝をもとの位置へ引き戻す
- 8回繰り返す
スーパイン・ハムストリングス
- マットの外へ肩や腰が出るように仰向けになる
- 膝を曲げて、両方の踵をマット上のパッドの上に乗せる
- 膝を曲げたまま腰を浮かせる
- 足裏、背中上部から頭の部分で支えて、腰を浮かせたまま両足を前にスライドさせる
- 膝が伸びきったら腰を下ろして、膝を曲げ元の位置へ引き戻す
- 8回繰り返す
フロー・アウト
- 四つん這いの姿勢を取り、両膝はマット外のパッドの上に置く
- マット上のパッドにハの字になるように前腕部を乗せる
- 膝を軸にして、両腕を前方にスライドさせる
- 体が伸びきらない位置で反動を使わず元の位置に引き戻す
- 8回繰り返す
リーチ&プル・リシプロカル
- 腰から下がマットから出るようにうつ伏せになる
- 肘を曲げ、両手を胸の横に置いたパッドの上に置く
- 手を置いたパッドに圧をかけながら、片手ずつ前に出し戻す
- 交互に8回ずつ繰り返す
始めてFLOWINを使用する際は上記記載の基礎からトレーニングをしてみましょう。体が曲がったり頭が動いたりしないように注意をしながら行います。パッドを動かす際はパッドに均等に圧がかかるように動かしていきます。
さらに、もう少しハードなトレーニングを希望の方は下記トレーニングをお試しください。
FLOWINトレーニング法!筋トレ上級者におすすめ
ボディソウ・シングルレッグスライド
- 腕立て伏せの姿勢を取り、マット外のパッドに両肘を乗せる
- 片足をマット状のパッドにのせ、もう片方の足は伸ばしたまま浮かせる
- 肘を軸に腕で体と足を後ろへスライドさせ、元に引き戻す
- 自分のペースで5回~10回ほど繰り返し、足を入れ替えて同回数行う
ハッピー&プッシュアップⅡ
- マット上に置いたパットの上に両方の足を乗せ立つ
- しゃがみながら、マットの外に両手を置きそのまま両足を後ろへスライドさせる
- 後ろ足が伸びきったら、元の位置へ引き戻し上体を起こして立つ
- 10回~20回自分のペースで回数を決める
サイドブリッジ・アームスライド
- 膝を曲げた状態で、マット外のパッドの上に片方の足のひざ下をつける
- 体は横をむき、下になった方の腕をマット上のパッドにのせる
- もう片方の手で、パッド上の手首をしっかり握る
- ひざ下を軸に腕を前方へスライドさせる
- 上体が崩れない場所で引き戻す
- 10回~20回自分のペースで回数を決める
上級編の回数はあくまでも目安です。ご自分の体力や筋力に合わせて調節していきましょう。フォームを崩してまで回数を増やすのではなく、少ない回数でも正しいフォームで行なうことが重要です。
FLOWINトレーニング法!ストレッチにも使用できる
- 片方の膝をマット外のパッドの上に置く
- もう片方の足は膝を伸ばし踵をマット状のパッドの上に置く
- 息を吐きながら前の足を前方へ伸ばしていき、ゆっくりと戻す
- 足を入れ替えて行う
FLOWINを使用したストレッチは、無駄な負荷がかからず効率のいいストレッチができます。ストレッチは筋肉を伸ばすという筋肉トレーニングなのです。
FLOWINを使用したムーブ体幹トレーニングの注意点
- 病気や怪我をしている方は医師の判断を聞く
- 15歳未満の使用は大人同伴でおこなう
- 65歳以上はトレーニング補助を受ける
またトレーニング前はアクセサリーなどは外します。マットを傷つけるだけでなく自身の身体にも傷をつける可能があるので要注意です。
長友佑都選手の行っているムーブ体幹トレーニングは効く!
長友佑都選手が愛用しているFLOWINのトレーニング方法や効果を見てきましたが、かなり高水準のトレーニング器具と言えますね。年齢や体力問わずに使用でき、自分のレベルに合わせて体のムーブメント次第で負荷を強くも軽くも出来る。本格的に体幹を鍛えたい方には見逃せない器具となりそうです。