マラソン選手でも走っているときにサングラスをかけている人が多く見られますが、ランニング時にサングラスをかける人も多くなってきました。OAKLEYやEllesseなどのメーカーはもちろん、adidasなどの総合スポーツメーカーでも販売しているアイウェアの種類が増えてきています。
ランニング時のサングラスの効果や機能、選び方をチェックしましょう。人気のランニング用サングラスを20点厳選してご紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
ランニング用サングラスの種類と効果
ランニングサングラスには日差しから目を守って見えやすくする効果や、風や異物から目を守る効果があります。サングラスはレンズの種類によって適する天候や効果が異なります。
レンズの数は1枚か2枚か
ランニング用のサングラスは、通常の眼鏡のように2枚レンズのものと左右のレンズがつながって1枚になっているものがあります。2枚レンズのものはスポーツサングラス初心者の人でも使いやすく、普段使いもしやすいです。
1枚レンズのものは中央のフレームが無いため視界が邪魔されず視野が広く保てるという利点があります。
レンズは色ごとに効果が違う
レンズには様々な色のレンズがあり、色ごとに適する天候や時間帯が異なります。
ブラウン・スモーク・グリーン・ブルーはまぶしさを抑える効果があるため、特に晴天時に向いています。オレンジ・イエロー・ピンクなどはコントラストを上げたり視認性を高めたりする働きがあり、見えにくさがあまりないため雨天時や夜間でも使用できます。
クリアレンズやグレーレンズは万能に使え、全天候・全時間帯で使用可能です。ただしまぶしさを抑える働き自体は他と比べると劣ります。色で悩んでいる人や初心者はグレーレンズを選ぶのが無難です。
偏光レンズ・調光レンズとは?
サングラスの中には「偏光レンズ」や「調光レンズ」を搭載しているものもあります。
偏光レンズは直射日光や反射光のギラツキを抑えてまぶしさを軽減してくれる働きがあります。いわゆる「鷹の目」と言われるレンズで、ロードバイクやマラソン、車の運転などのスピード走行時や晴天時のゴルフなどで活躍します。
調光レンズは光の量によってレンズの色の濃さが変化するものです。晴天時は濃く、雨天や夜は薄くなり、どんなときでも使用できるため非常に便利です。
ランニング用サングラスの機能性をチェック!
ランニング用サングラスの機能性をチェックしていきましょう。選ぶときにもこれらのポイントを抑えておくのが大切です。
フィット感
通常の眼鏡が顔の正面に対して垂直にまっすぐなのに対し、ランニング用サングラスは顔の曲面にフィットするような形状になっています。耳に引っ掛けるというよりは顔の側面を抑えるような形状になっているため、長時間かけても耳が痛くないのも特徴です。
汗をかいたときにもずれることがないように調節できるノーズパッドや汗を抑えてズレを防止するラバーパーツも使われています。サングラスの中には日本人の顔の形状に合わせた「アジアンフィット」というタイプのサングラスもあり、フィット感が高いです。
UVカット性能
ほとんどのランニング用サングラスには紫外線をカットする加工がしてあります。安価なものではUVカット加工をしていない場合もありますので、必ず表記を確認しておきましょう。
可視光線透過率
まぶしさをどれほど抑えるのかを表す数値が「可視光線透過率」です。この数値が低いほどまぶしさが抑えられますが、同時に見えにくさも低くなります。
ブラウン系など濃いめのレンズでは可視光線透過率が10%前後ですが、クリアレンズでは40%程度が一般的です。
サングラスを購入するときにチェックするポイント
サングラスを購入するときには、価格はもちろん、気に入ったデザイン、レンズの種類、重さなどをチェックすると良いでしょう。
価格
OAKLEYなど有名ブランドのサングラスは2〜3万円近くしますが、フィット感などのクオリティは抜群です。逆に2〜3,000円のものでも偏光レンズを採用していたりレンズ交換ができるタイプもあります。
価格が高すぎるものはなかなか手が出しにくいかもしれませんが、安すぎるものは軽量さやフィット感が悪い場合もありますので、ネットのレビューなどを確認するとよいでしょう。
デザイン
気に入ったデザインやカラーリングのものを選ぶと使用するときのモチベーションアップに繋がります。1枚レンズか2枚レンズかという違いでも見た目が大きく変わります。
レンズ
レンズカラーや偏光レンズ・調光レンズなどの種類を選ぶことも大切です。使用する時間帯や天候に合わせたレンズを選ぶとよいでしょう。まぶしさよりも紫外線や異物から目を守りたいという場合はグレーレンズやクリアレンズもおすすめです。
重さ
スポーツサングラスの多くは数十グラムという軽量なものばかりです。中には30gを切る超軽量タイプもあります。軽ければ軽いほど長時間の利用でも疲れづらいのでおすすめです。