最近ではトレーニングでは欠かせない道具として認知されているミニハードルですが、効果や正しいトレーニング法はまだ良く知らないという人も多いです。ミニハードルトレーニングの効果を知り、正しい練習法で行うことでトレーニングの効果を最大に活かしましょう。
ミニハードルの効果をチェック
まずはミニハードルトレーニングの効果をチェックしましょう。使用法は簡単ですが、効果は絶大です。
スピードアップ
細かいピッチで走るトレーニングをすることにより、走るときの足の回転が速くなります。そのためスピードアップにつなげることが出来ます。また加速力を上げるトレーニングもあるため、スピードアップしたいならおすすめの練習方法です。
俊敏性アップ
サッカーやテニス、バスケなどで「最初の一歩」「最後の一歩」が出なくて悔しい思いをしたことがある人も多いはず。ミニハードルは「アジリティトレーニング」の一種なので、俊敏性や機動性を上げるのに役立ちます。
跳躍力アップ
ミニハードルの高さを上げることで、跳躍力をアップさせるトレーニングも出来ます。ジャンプは全身の筋肉を使う必要があるため、バランス良く筋力アップが出来ます。
柔軟性アップ
ももを高く上げて行うトレーニングや足を高く上げてジャンプをすることで、股関節の柔軟性がアップします。股関節は足の動きの中心になりますから、柔軟性を維持することでスピードや俊敏性のアップにつながりますし、怪我の予防にもなります。
ミニハードルを使ったおすすめトレーニング法
ミニハードルを使ったおすすめのトレーニング法を紹介します。ここで紹介したものは基本的なトレーニングになるため、日々のトレーニングメニューに取り入れるには最適です。
1ステップドリル
ミニハードルを等間隔で並べ、普通に走るように通り抜けるのが「1ステップドリル」です。これは一定のストライドで走るトレーニングになります。ハードルの間隔を広く取れば「ストライドレンクスドリル」という長めのストライドで走る練習になりますし、狭く取ればもも上げトレーニングの効果があります。
2ステップドリル
等間隔に並べたミニハードルの間を走り抜けるというのは1ステップドリルと共通ですが、必ず2歩ずつで飛び越えるのが2ステップドリルです。1ステップドリルでは左右交互の足で飛び越えていきますが、2ステップは飛び越える足は常に一定になります。足の回転速度を上げるトレーニングです。
ハードルホップドリル
ミニハードルの間を助走なし・両足飛びだけで飛び越えていくトレーニング方法です。脚力と手の反動を利用してリズム良く飛び越えていきます。間隔を広くしすぎないことが大切です。ハードルの高さを高くすることで負荷が上がります。
サイドステップドリル
横向きに2ステップドリルを行っていくのがサイドステップドリルです。ハードルを飛び越えるのに1歩、体を整えるのに1歩という順番に足を出していきます。
ラテラルシャッフルドリル
3個のハードルのみを使い、サイドステップドリルで往復するのがラテラルシャッフルドリルです。リズミカルな足の運びが必要なトレーニングで、サイドステップが必要なスポーツでは必須のテクニックです。
ミニハードルの選び方
ミニハードルを選ぶときにはセットの個数と価格・サイズ、強度や重量などをチェックしましょう。
セット個数
購入するときにセット個数を確認しましょう。5個セットのものが多いですが、中には12個セットや30個セットというものもあります。逆に単品で売られているものもありますので、良く確認しましょう。
価格
1つあたりの価格は安いものでは500円を切りますが、高いものでは1,000円程度するものもあります。壊れにくさなどもチェックした上で納得できる価格で購入しましょう。踏んだり落としたりしない限りなかなか壊れないため、1個単価を計算しておくと良いです。
サイズ
高さが15cm程度のものから40cmくらいのものまで幅広く売られています。跳躍力を高めるトレーニングやもも上げを行う場合には少し高めのものがよいですが、そうでない場合はあまり高くなくても大丈夫です。
素材・強度・耐久性
金属製・プラスチック製・樹脂製などがあります。金属製のものや柔らかい樹脂製のものは踏んでも壊れにくいですが、最近では強化プラスチックなど壊れにくいものも多いです。
重さ・持ち運びやすさ
1つあたり1kgを超えるものもあれば500gを切るものもあります。軽いほうが持ち運びやすいですが、耐久性が低いものもあります。持ち運びやすいキャリーバッグが付いているものが便利です。