ゴルフでは最終的にボールをカップに入れるスポーツです。そのためにグリーン上で必須のクラブがパターですが、さまざまな形や種類のものがあるため、どれを買えばよいか悩んでしまいます。
パターの種類を知り、初心者でも失敗しないパター選びのポイントを掴みましょう。また、パッティングの練習法やおすすめパター20選もご紹介します。
パターのヘッドの種類を知ろう
パターのヘッドには様々な形があります。代表的なのは「ピンタイプ」「マレットタイプ」「ネオマレットタイプ」の3種類です。それぞれの違いや特徴を見ていきましょう。
ピンタイプ
ピンタイプは最もオーソドックスなタイプです。ヘッドが小型で棒状になっているのが特徴です。「これぞパター」というイメージにピッタリのパターで、操作性に優れ、スイートエリアが広いためミスに強いのが特徴です。
構えたときにボールと直角になるため構えやすく、自分のタッチ感を出しやすいというメリットがあります。悩んだときにはピンタイプを選べば問題ないでしょう。
マレットタイプ
かまぼこの断面のような形をしているのがマレットタイプです。後方に広がっている形が特徴です。ピンタイプを見慣れている人からすると不思議な形に見えるかもしれませんが、クセがなくて打ちやすいと評判の良い形です。
深重心・低重心なのでまっすぐ打ち出す場合には非常に有利です。ピンタイプよりもヘッドが重いため、ヘッドの重さを利用して距離を出せます。力加減で距離を測るのではなく、パターの重さと振り幅で距離をコントロールしたい人にはおすすめです。
まっすぐ引いてまっすぐ出す打ち方をする人に特に向いているパターです。
ネオマレットタイプ
ネオマレットタイプはマレット型の後方がくぼんでいるような形をしています。特徴はマレットタイプに近く、まっすぐ打ち出すのに向いているということと、ヘッドの重さを利用して距離をコントロール出来るという点です。
さらにネオマレットタイプは構えやすく方向も安定し、ミスにも強いのがメリットです。最近ではネオマレットタイプを使用している人が増えており、宮里藍選手が使っていることでも知られています。
パターのネックの種類を知ろう
パターのネックにも種類があります。ネックの種類が変わるとボールをセットする場所も変わりますので、種類と特徴を知ることで最適なアドレスを取ることが出来ます。
ベントネック
ベントネックはぐにゃりと折れ曲がったシャフトが特徴のネックです。マレットタイプとの相性が良いと言われ、ボールを中央よりやや前よりにセットすると打ちやすくなります。
シャフトがヘッドよりもやや前に出ている「ハーフオフセット」のものが多いです。
クランクネック
クランクネックはシャフトとヘッドの接合部分が鉤型になっておりシャフトがヘッドのフェース面よりも前に来る「フルオフセット」のものがほとんどです。この場合、ボールは前足側にセットする方が良いでしょう。
センターシャフト
最近人気が高まっているのがセンターシャフトです。文字通りヘッドの真ん中あたりにシャフトが付いているものを指します。シャフトの延長上にスイートエリアがあるため、視覚的にしっかりミートしやすいという特徴があります。