ウィンタースポーツとして幅広い年代で親しまれるスキーですが、みなさんは自分に適したスキー板を使っていますか?今回は、スキー板をもっている人もいない人も、おすすめ人気商品をあげながらこれからスキー板を選ぶときに失敗しない選び方と長く愛用するための正しいメンテナンス方法をご紹介します。
- 1 スキー板の種類
- 2 スキー板の選び方
- 3 スキー板を選ぶときの注意点
- 4 正しいメンテナンスの方法
- 5 スキー板おすすめランキング・9位〜4位
- 5.1 9位:SALOMON 2015-2016 X-PRO Ti + L 10 377867
- 5.2 8位:ROSSIGNOL スキー4点セット 16-17 UNIQUE
- 5.3 7位:ATOMIC REDSTER S8I +X 12 TL BLACK/WHITE 165cm
- 5.4 6位:ATOMIC メンズ スキー板(ビンディング付き) ロッカー REDSTER FX 16-17 163cm
- 5.5 5位:SALOMON L35449500 スキー板 大人 単品 Vシェイプ BBR9.0(13-14)
- 5.6 4位:2018 ELAN「EXPLORE 6 ORANGE エクスプローラ6オレンジ」+金具EL9.0
- 6 スキー板おすすめランキング・ベスト3
- 7 まとめ
スキー板の種類
スキー板には、レジャーやフリースタイルなどの用途別にスムーズなパフォーマンスを可能にできるような様々な設計が施されています。そのため、用途や嗜好に合わせてスキー板を選ぶことが重要です。
また、スキーヤーのレベルや体型、体重、雪の状態によってもスキー板の選び方は異なります。こちらでは、まずスキー板の種類とその特徴について詳しくご紹介しましょう。
オールラウンドスキー
こちらは、多くのレジャースキーヤーに選ばれる種類。特徴は、圧雪されたゲレンデを楽めるようにターンの切り替え時の操作性が重視されている点です。スキーセンターの幅は約70~90mmとなっています。
オールマウンテン
こちらは、圧雪されていない深雪パウダー(ゲレンデ外)の滑走に適した種類。特徴は、ソフトなフレックスに仕上がっている点です。雪が深くてもスキー板が沈みにくいようにスキーセンターの幅が90~130mmとなっています。
フリーライドスキー
こちらは、トリックやエアーを楽しむ人が使用する種類。特徴としては、パフォーマンスのためにトップとテールの両側が反りあがっている点(ツインチップ)です。
レーシングスキー
スピードを競う競技に用いられる種類。特徴としては、素早いターンの切り替え動作に対応するためにスキーセンターの幅が約65~70mmと狭いつくりになっている点です。また、ネジレ強度も高く、雪面からエッジが外れない構造も特徴の1つになります。
スキー板の選び方
スキー板は、前章で詳しくご紹介しましたように用途別の滑走に耐えられるようなさまざまな種類やサイズがあります。こちらでは、自分に適したスキー板を選ぶポイントについてご説明しましょう。
用途
用途別にスキー板のデザインが異なりますので、快適かつ安全にスキーを楽しむためにも「どのようにスキーを楽しみたいか」「どんなときに使用するスキー板が欲しいのか」などについてもう一度考えてみましょう。
レジャー用のスキー板にも関わらずに「トリックに挑戦しよう」と考えることは、けがや事故の原因になりかねませんので絶対にやめてください。
サイズ
もしかすると「スキー板は身長に応じて選ぶもの」と考えている人も多いかもしれません。しかし、実はスキー板はスキーの技術(レベル)や体重も考慮して選ぶことが大切です。
- 身長を考慮する場合、初心者では身長より-10cm~-5cmほどの長さの板を目安に選ぶことがおすすめです。
- 体重が重い場合は、滑走中に雪に沈みこみが大きくなるために浮力が大きくなるように長めのスキー板を選びます。
- 体重が軽い場合は、滑走中の雪への沈み込みが小さくなるために浮力が小さい短めのスキー板を選びましょう。
- 初心者では、滑走速度が低いためにスキー板のネジレ剛性が低く、低速でも操作が容易な下位モデルを選ぶことをおすすめします。
- 上級者では、滑走速度が高くなるためにスキー板のスキー板の剛性が高く、強い遠心力にも耐えられる上位モデルを選んでください。
スキー板のスリーサイズとラディウス(R>)
スキー板のスペックに「スリーサイズ」「ラディウス(radius)(R>)」などの表記を目にしたことがある人もいることでしょう。これは、簡単に説明すると「スキー板のくびれ」の状態を示す値です。
スリーサイズは、トップの最大幅、スキーのセンター幅の最小値(もっとも細い部分の値)、テールの最大幅になります。
ラディウス(R>)は、スキー板側面の円弧カーブの回転半径のことです。例えば、オールラウンドスキーではR(ラディウス):15m前後が目安といわれています。この値が大きいと大回りの滑走に適しており、小さいと小回りの滑走に適しているという意味です。
選ぶときには、スキー板のスペックの内容を確認することも忘れないようにしましょう。
スキー板を選ぶときの注意点
スキー板を選ぶ時には、雪の状態も考慮する必要があります。例えば圧雪のゲレンデと新雪・パウダーではコンディションは大きく異なるためです。スキーをよく楽しみに行く場所では、よく雪が降るという場合はスキーのセンター幅が太いものを選ぶとよいでしょう。
このように雪から受ける浮力や滑走速度を考慮した上でスキー板を選ぶことも大切です。
正しいメンテナンスの方法
スキー板は適切なメンテナンスをしなければ、付着した汚れなどからサビを生じることでスムーズな滑走ができず、スキルアップの妨げにもなります。メンテナンス方法としては、ホットワキシング、簡易ワックスが一般的です。
こちらでは、比較的短時間で手軽にメンテナンスできる簡易ワックスをご紹介します。
メンテナンスの頻度
簡易ワックスは、ホットワキシングよりも早くワックスがとれてしまう傾向があるため、使用を終えるごとに簡易ワックスを塗り直すことをおすすめします。
メンテナンスに必要なアイテム
簡易ワックスによるメンテナンス時に必要なアイテムとしては、簡易ワックス、リムーバー、ブロンズブラシ、ナイロンブラシ、コルク(固形ワックスの場合のみ必要)、柔らかい布、ティッシュ、スキーバンドや輪ゴムなどです。
簡易ワックスのによるメンテナンス方法
- スキー板やビンティングに付着した水分や汚れを拭き取ります。
- 作業台に固定し、ブレーキは輪ゴムやスキーバンドとめておきましょう。作業台やテーブルが無い場合は、部屋の隅に立てかけて作業してください。
- 滑走面に付着した汚れをブラシまたはリムーバーで丁寧に取り除きます。リムーバーの場合は、使用後にティッシュなどで拭き取ってください。ブロンズブラシの場合は、トップからテールの方向に向けてブラッシングして濡れた布巾などで拭き取ります。
- 滑走面に簡易ワックスをつけましょう。液体の場合は、付属のスポンジを使用してのばします。固形の場合は、コルクでのばしてください。
- 滑走面に残った余分なワックスをナイロンブラシで取り除きます。こうすることで、残ったワックスに汚れが付着することを防ぐことができるためです。ブラッシングはトップからテールに向けて行いましょう。
スキー板おすすめランキング・9位〜4位
9位:SALOMON 2015-2016 X-PRO Ti + L 10 377867
こちらの製品は、専用ビンティングもセットの製品です。特徴は、パワーラインマグネシウムが採用されているため、あらゆる斜面においてスムーズなターンが可能な点。ラミネートされたチタニウムを使用することで安定性も向上されています。スキーを楽しむだけでなく、カービング技術の向上を目指す人に特におすすめの製品です。
8位:ROSSIGNOL スキー4点セット 16-17 UNIQUE
こちらは、初心者におすすめのスキー板、ビンティン具、ストック、スキーグローブの4点セット製品です。特徴は、軽量されているため操作性が高く初心者でも簡単に扱うことができる点。スキー板もやわらかいため、初心者でも安心して使用することができます。
7位:ATOMIC REDSTER S8I +X 12 TL BLACK/WHITE 165cm
こちらは、2017年-2018年モデルのオールラウンドテクニカルスキー。特徴は、操作性が高く小回りの滑走もスムーズに可能な点。アイスバーンも問題なく対応できる点が人気です。
6位:ATOMIC メンズ スキー板(ビンディング付き) ロッカー REDSTER FX 16-17 163cm
こちらは、LITHIUM10(DIN.3.5-10)のビンディング付き軽量オールラウンドモデル。軽量された構造のため、ステップアップを目指したい人や脚力に自信のない人におすすめの製品です。
5位:SALOMON L35449500 スキー板 大人 単品 Vシェイプ BBR9.0(13-14)
こちらは、中級から上級者におすすめのレーシングスキー。特徴としては「1モデルで理想的な5通りのターンが可能」なテクノロジーが採用されている点です。ウィンタースポーツブランド世界No.1を誇るSALOMONだけに、クオリティの高さに信頼がおけます。
4位:2018 ELAN「EXPLORE 6 ORANGE エクスプローラ6オレンジ」+金具EL9.0
こちらは、ELAN独自のパラボリックロッカー形状が施された初級者から中級者向けのコンフォートモデル。特徴は、安定感と操作性に優れており、思い通りのターンコントロールが可能な点です。
スキー板おすすめランキング・ベスト3
3位:ATOMIC REDSTER MX + X12TLビンディングセット
こちらは、上級者用向けの基礎小〜中回りオールラウンドモデル。サンドウィッチ構造が取り入れられたレーシング系の特徴を取り入れたデモモデルです。なんといっても大きな魅力は自在な動きが可能な高い操作性。上級者はぜひ一度チェックしておきたい製品です。
2位:ATOMICメンズ スキー板(ビンディング付き)REDSTER FX 16-17 156cm
こちらは、軽量が魅力のオールラウンドモデル。スキー板が一般的な製品よりも軽量化されているため、脚力の弱いスキーヤーやスキルアップを目指すスキーヤーにおすすめの製品です。
1位:フォルクル(Volkl) 5点セット カービングスキー RTM73
こちらは、初心者におすすめのカービングスキー板、ビンティング、ブーツ、ストック、スキーグローブの5点がセットの製品。ワックスの施工も完了しているので、すぐに使用可能であるのも魅力です。
まとめ
今回は、スキー板の選び方とメンテナンス方法について詳しくご紹介しました。スキーをレジャーとして楽しむ人もスポーツとして楽しむ人も、こちらでご紹介した内容を参考に各ブランドやスキー板の特徴を理解した上で自分に最適のものを選びましょう。
初心者で自分に適したスキーの種類もサイズも分からないという場合は、安全にスキーを楽しむためにもまずはスキー教室に参加することをおすすめします。スキー教室を申し込む際に講師から助言を受けるとスキー板選びの失敗を防ぐことができるでしょう。
また、せっかく購入したスキー板もメンテナンス不足で使用することは、破損や故障、さらには滑走時の事故やけがの原因になりかねません。大切なスキー板を長く愛用するためにも適切なメンテナンスを心がけましょう。