ウィンタースポーツの代名詞と言ってもいいほど幅広い年代に親しまれているのが「スキー」です。デザインも機能もさまざま種類のあるスキーウェアの中から選ぶのは、至難の業という人も多いはずです。
今回は「自分に最適の1着」を選ぶために、スキーウェアに求められる機能やレディース向けのゲレンデに映えるデザイン、スキーウェアを選ぶときの注意点についておすすめ人気ランキングの製品をあげながら詳しくご紹介しましょう。
スキーウェアとは
近年、日本でもスノーボードの愛好家も増えていますが根強い人気を誇るのはやはり「スキー」です。同じウィンタースポーツでも使用する道具や滑走時の身体の動きが異なるため、快適かつ安全な滑走のためには専用のスキーウェアを準備する必要があります。
特にスキーウェアの特徴としては、滑走速度が速いために風の影響を受けないようにタイトなデザインの仕上がりになっているだけでなく、裾にはスキー板でウェアが破損することを防ぐエッジガードが施されています。
他にもあらゆるコンディションにおいてもスキー滑走を可能にするための、耐水性、透湿性、ストレッチなどさまざまな機能を採用した防寒着がスキーウェアです。次章では、詳しくこれらの機能についてご紹介しましょう。
スキーウェアの機能
スキーウェアについても快適な滑走やパフォーマンスを実現するため、年々さまざまな技術が開発・改良されて機能もデザインも進化しています。こちらでは、それらの機能についてご説明しましょう。
防水性・耐水性
雪や雨がウェア内に侵入することを防ぐ機能です。小雨や小雪をしのぐ程度は耐水圧5,000mm以上と言われています。スキーウェアでは最低「耐水圧10,000mm以上」あると安心して使用できます。
透湿
スキーウェア内で発生する汗や不感蒸泄などの湿度をウェアの外に排出する機能です。要するにウェア内のムレを防ぐための機能のことです。耐水性が高くても、この透湿の機能が無ければウェア内はムレによって水分が発生して(身体や衣類が濡れる)体温を奪う原因を生じることになるので注意が必要です。
保温機能・発熱機能
最新技術で開発された新素材を使用することで、体温を一定に保つ機能とウェア自体が熱をつくりだす機能のことをさします。例えば「ダイジェストサーモ」では、身体の熱をすばやく蓄熱保温する効果が優れていることに加え、電波や光を吸収して発熱する二重の効果をもちます。
ストレッチ
伸縮性の高いストレッチ素材を使用している場合に表示されます。滑走時のあらゆる動きにフレキシブルに対応し、生地のひきつれなどのストレスを軽減します。
ゴアテックス(GORE-TEX)
アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が開発し、製造販売するテフロン樹脂製の防水透湿性素材のことです。この素材の特性による快適な使用感から、アウトドアギアやスポーツ用品、衣料品など幅広い分野で採用されています。
サイズの選び方
スキーウェアのサイズは、普段着の衣服のサイズで選ぶことおすすめします。重ね着をしてスキーウェアを着ると着ぶくれだけでなく、動きも妨げる原因になることも。寒がりの人は保温性も高くて着心地も軽い、撥水機能をもつ撥水ダウンなどの素材を選び、重ね着のしすぎを極力控るようにしましょう。
スキーウェアは、サイズが大きすぎるともたついた印象を与え、逆に小さすぎると滑走時の動きを制限する原因や生地のひきつれなどの不快感を生じる原因になります。自分の体形に応じたサイズを選ぶようにしてください。
体型に応じたサイズの目安を以下にまとめます。
- ジャケット 腕や肩まわりのインナーを整えてから、腕を自然に体の両脇に下した際に袖口が手首を覆う長さのものを選びましょう。少々袖が長く感じてもスキーグローブを着用するために不都合を生じることはありません。逆に袖が短い場合は、腕の動きを妨げる原因になりますので注意が必要です。
- パンツ インナーを整えてからパンツを履き、靴を脱いだ状態で裾が床につくかつかないかくらいの長さのものを選びましょう。大きすぎるサイズは、もたついた印象を与えます。逆に小さいサイズは、滑走時の動きを制限する原因になりますので注意が必要です。
選ぶときのポイント
スキーウェアを初めて選ぶ人も買い替える人も失敗しないためのチェックポイントがあります。ポイントをおさえて、長く愛用できる自分に最適の1着を見つけましょう。
- 機能性について 耐水性・防水性はもちろんですが、ムレを逃がす透湿性やベンチレーションの有無についても確認しましょう。ムレを防ぐ機能があることは嫌な臭いの発生も予防することにつながります。
- 快適な着心地 保温性・発熱素材などの採用の有無を確認しましょう。女性は特に寒がりだったり冷え性の人も多いので、重ね着で着ぶくれしてしまうことのないように、高機能・高品質の素材を採用している製品を選ぶと軽くて暖かく快適にスキーを楽しむことができます。
- サイズ調整の有無 フード口やウエストなどがドローコードやアジャスターなどで調整できるものを選ぶとインナーなどの厚さに応じて自分の体形にフィットさせてスキーウェアを着用できるのでおすすめです。サイズ調整機能でスッキリした印象を与えられるものを選びましょう。
- 使い勝手が良い 女性は特に男性よりも小物の持参物が増えてしまう傾向があります。必要なものがすぐに取り出せたり、十分に収納できるポケットのかずや位置も確認しておくとよいでしょう。
- デザイン お気に入りのスキーウェアを長く愛用したい人は、流行に左右されにくいシンプルなデザインを選ぶのがおすすめ。何着かのスキーウェアを使い分けする人は、異なったタイプのデザインをそろえると天候やコンディションに応じて上手に使い分けすることができます。
- カラー ゲレンデに映える色では、暖色系の黄色・オレンジ・赤などがおすすめです。手持ちのアイテムとのコーディネートしやすいものを選んだり、自分の肌のうつりがよいものを選ぶのもよいでしょう。
スキーウェアおすすめ人気ランキング・12位~4位
こちらでは、レディースのスキーウェアおすすめ人気製品をランキング方式で製品の特徴をあげながらご紹介します。自分にぴったりの製品を探してみましょう!
12位:VAXPOT スキーウェア レディース 上下セット VA-2019 DT-MUL/PNK
こちらは、耐水圧5,000mm、透湿3000g/m2/24の機能を備え、暖かな中綿入りのスキーウェア上下セットです。デザインも定番シルエットのため、流行に左右されずに長く愛用することができます。ファーやフードも簡単に取り外しできるので、コンディションにすばやく対応可能です。
特徴はリーズナブルな価格にも関わらず、着心地や使い勝手を追求した仕上がりになっている点です。耐水性が高い一方でムレや嫌な臭いを防ぐ透湿性やベンチレーション、サイズの微調整ができるアジャスターまで各所に備えられています。はじめてのスキーウェアを選ぶ人に文句なしの製品です。
11位:PERSONS レディース スキーウェア 上下セット PSL-6741
こちらは、耐水圧2,000mm、吸湿発熱保温性素材のWARM WRAP(ウォームラップ)を採用したスキーウェア。このWARM WRAP(ウォームラップ)は発熱性・調湿性・保温性を兼ね備え、あたたかく快適な着心地を実現する素材です。
他にもウエストは幅調節機能が採用されており、最大12cmまで広げることが可能。スキー滑走時には体にフィットさせて使用し、子どもたちとの雪遊びにはゆったりと着用するというような使い分けもできます。初心者やママさんスキーヤーにおすすめの製品です。
10位:VAXPOT スキーウェア レディース 上下セット VA-2019
こちらは、耐水圧5,000mm、透湿3000g/m2/24の機能をもち、中綿入りのスキーウェアです。多様なポケット、サスペンダー、スノーガードなど着心地だけでなく使い勝手を追求した仕上がりも魅力的。初心者や使い分けに備えたい人に特におすすめの製品です。
9位:phenix Clear Snow Two-Piece PS7822P60
こちらは、高機能・高品質が売りのジャパンブランドPhenixのスキーウェアです。特徴は、やはりダイジェナイトサーモ(DigeniteThermo)が採用されているため快適なコンディションが持続するという点。天候に関わらずにスキーを楽しむスキーヤーのマストアイテムです。
8位:Rush Air レディース スキーウェア オンヨネ RUS85NT2
こちらは、耐水圧3,000mmのONYONEの発色の良いデザインが魅力のスキーウェアです。
特徴は、ウェアのフィット感を向上させるためのサイズ調整機能が充実している点。特にウエストは、 SIZIP(サイジップ)幅調節機能を採用しているため、ファスナーによって最大10cmまで調節可能です。厚みのあるインナーや体型の変化にも安心して使用できます。