チンニングスタンドとは
チンニングスタンドとは懸垂マシンのことで、ぶら下がり健康器としてもよく知られています。 最近のチンニングスタンドは懸垂以外のトレーニングができるものも多くあり、自宅での上半身のトレーニングには欠かせないものとも言えます。
しかし、違いがわからず、どういったものを選べばいいかわからないという人も多いと思います。そこで今回は、選び方やトレーニング方法を解説したうえで、おすすめのチンニングスタンドをランキング形式で紹介していきます。
チンニングスタンドを選ぶポイント
チンニングスタンドはしっかりポイントを押さえて選ばなければ、思ったようなトレーニングができないだけでなく、最悪の場合は怪我をしてしまうようなこともあります。 まずは選び方のポイントを押さえておきましょう。
耐荷重量
チンニングスタンドを選ぶ際にまず押さえておくべきポイントは耐荷重量です。耐荷重量とはその器具がどの程度の重さに耐えられるかという目安であり、それを超える重量での使用は破損する恐れがあります。
耐荷重量を見る際に気をつけるポイントは、自分の体重だけでなくトレーニング中の反動による負荷を考慮する必要があるということです。 また、ウェイトを使って加重をする人はその分の重量も考慮する必要があります。
以上のことに気をつけて購入するチンニングスタンドの耐荷重量を決めてください。
安定性
次にチンニングスタンドを選ぶ際に押さえておくべきポイントは安定性です。 チンニングスタンドを使用したトレーニングは自分の体重を器材に預けて行うことが多くなります。
その際に安定性が悪いとぐらつきがありしっかりとしたトレーニングができなくなります。 また、安定性が低いと懸垂中に落下や転倒の恐れがありトレーニング中の怪我に繋がってしまいます。
メインフレームの太さやサブフレームの数などを見て、安定性があるものを購入するようにしてください。
設置スペース
チンニングスタンドを選ぶ際に意外に盲点となるのが設置スペースです。 設置面積はもちろんのこと高さも考慮して選びましょう。特に、多いのが天井の高さは大丈夫だったけど照明が邪魔になるというケースです。
照明器具との兼ね合いもしっかりと考慮するようにしましょう。 また、周りに物が多い場所では周りの物に当たって怪我をする恐れもあります。チンニングスタンドは一度買うとなかなか買い換えられる物ではありません。
自宅に置く場合のシミュレーションはしっかり行うようにしましょう。
チンニングスタンドを使用したトレーニング
それでは次に、チンニングスタンドを使用した主なトレーニングを紹介していきます。
チンニング(順手)
- バーを正面から握る形で肩幅より広めに持ちます。
- 広背筋を意識しながら上体を引き上げていきます。腕の力ではなく、広背筋で引き上げましょう。
- 引き上げたら力を抜かず、ゆっくりと体を下ろし最初の姿勢に戻します。
- 2~3の動作を繰り返しましょう。主に広背筋を鍛えることができます。
チンニング(逆手)
- バーを後ろ側から握る(手のひらが見える)形で肩幅くらいに持ちます。
- 上腕二頭筋の力で上体をゆっくりと引き上げていきます。背中の筋肉はなるべく使わず腕を意識して行いましょう。
- 肩がバーの上まで来るほど引き上げたら、ゆっくりと最初の姿勢に戻します。
- 2~3の動作を繰り返しましょう。主に上腕二頭筋を鍛えることができます。
レッグレイズ
- チンニングスタンドをぶら下がっても足のつかない高さに調整します。
- バーにぶら下がったら、腹筋を意識しながら両足を地面と平行になるまで上げていきます。
- 平行になったらゆっくり足をおろします。 勢いをつけて上げ下げをしないようにゆっくり行いましょう。
- 2~3の動作を繰り返しましょう。このトレーニングで腹筋を鍛えることができます。
ニーレイズ
- チンニングスタンドをぶら下がっても足のつかない高さに調整します。
- バーにぶら下がったら、腹筋を意識しながら膝を胸の位置まで持っていきます。
- 膝を上げきったらゆっくり足をおろします。 勢いをつけて上げ下げをしないようにゆっくり行いましょう。
- 2~3の動作を繰り返しましょう。レッグレイズが難しい人はニーレイズから始めるのがおすすめです。
保護マットは買っておくと〇
チンニングスタンドは約20~30kgほどの重量があり、自分の体重と合わせれば男性なら100kgくらいにはなるでしょう。 その重量を受けることで床にキズやヘコミができてしまうこともあります。
保護マットがあればそういったキズやヘコミから床を守ることができるので、特に賃貸住宅にお住みの方には必需品です。また、集合住宅にお住みの方は、下の階に住んでいる人の迷惑にならないためにも防音機能として保護マットの購入をおすすめします。