運動不足解消や体力作り、ストレス解消にいたるまで、様々な目的でトレーニングをする人が増えています。目的によって使用するシューズも変わりますが、どのようなトレーニングシューズを買えばよいのでしょうか?またランニングシューズとの違いはどこにあるのでしょうか?
トレーニングシューズの正体と用途、選び方に加え、おすすめのトレーニングシューズ・ベスト12をご紹介します。
トレーニングシューズとは
さまざまなトレーニングをするときにランニングシューズで代用している人も多いですが、トレーニングシューズとランニングシューズはどのように違うのかをチェックしておきましょう。
トレーニングシューズの定義
トレーニングシューズとは「トレーニングを行うときに使用するシューズ」となります。これだけではランニングシューズとの違いがわかりません。ランニングもトレーニングの一貫ですので、ランニングシューズも大きく分ければトレーニングシューズの一種であるといえます。
ただしランニングシューズと分けているため「ランニング以外のトレーニングを行うためのシューズ」となります。特に「屋内でのジムトレーニングを行うためのシューズ」がトレーニングシューズの主な定義になります。
ランニングシューズとの違いは?
ランニングシューズは主に屋外の舗装された道を走るために作られています。基本的に真っ直ぐ走ることを目的としているため、縦方向(前後)のブレが起こりにくいように出来ています。
またソールのかかと部分が高く厚みがあるように作られていたり、クッション性や反発力があるソールを採用しているのもランニングシューズの特徴です。
トレーニングシューズは地面に対してしっかりと踏ん張れるように、ランニングシューズよりも全体的にソールが薄めに出来ており、前後だけでなく左右のブレに強いものも多いです。
ランニングマシンなどで使用することも出来ますが、20分以上の長時間走る場合にはランニングシューズに履き替えた方が良いでしょう。
スポーツによって「トレーニングシューズ」の意味が変わる
野球やサッカーといったスポーツでは「トレーニングシューズ」の意味合いが変わってきます。例えばサッカーの場合、「トレーニングシューズ」というとスパイクの代わりにゴムの細かい凹凸があるシューズのことを指します。
サッカーのトレーニングシューズはスパイクとほぼ同じ形状・材質をしており、ソールがスパイクではないというものです。通常の練習用としてグラウンドでボールを蹴ることも走ることも出来ますが、試合に出ることは出来ません。
また雨のあとのぬかるんだグラウンドで使うのもおすすめできません。
トレーニングの種類に合わせたトレーニングシューズ
トレーニングシューズには種類があり、トレーニングの内容によって適するシューズが異なります。トレーニングに合わせてどのようなシューズを選べば良いのか見ていきましょう。
自重を使った筋力トレーニング
スクワットや腕立て伏せを始めとした器具を使用せずに自分の体重を使った筋力トレーニングのことを「自重筋力トレーニング」あるいは「ストレングストレーニング」と呼びます。
このような筋力トレーニングをする際はより体重をかけることが多い足の前の部分(前足部)に余裕を持たせたシューズを履くと良いでしょう。
ウェイトトレーニング
ダンベルやバーベルなどを使用するトレーニングの場合、重いウェイトを持ってもふらつきにくいグリップ力や安定性のあるシューズを選びましょう。フィット感が良く、ソールが滑りにくくなっているものがベストです。
ヨガやピラティスなど
ヨガやピラティスのようなスタジオで行うトレーニングの場合は、軽く柔らかいものがおすすめです。クッション性がありフィット感の良いものが動きやすいので良いでしょう。
ヨガはあまり動かないというイメージがありますが、ストレッチ性が高いので曲がりやすい柔らかいものを、ピラティスは体幹トレーニングの一種なのでしっかりグリップ出来るものを選びましょう。
アジリティトレーニング
「俊敏性」を意味するアジリティを高めるトレーニングでは、ラダーやミニハードルといった器具を使います。前後左右などあらゆる方向に体重をかけたり細かいターンやステップを踏むため、反発力とクッション性があり、グリップ力の高いシューズを選ぶのが良いでしょう。