ヨガは裸足が基本……それなのに「ヨガシューズ」って必要なの?
ヨガシューズは、ヨガブランドよりもスポーツメーカーの「ナイキ」やシューズメーカーの「ビブラム」などの方が力を入れています。
ヨガをフィトネスと捉えるか否かで必要性が変わってくるようですね。奥深いヨガのシューズについて、必要性と選ぶポイントも確認していきましょう。
ヨガシューズを利用して、もっと身近にヨガを楽しんでいきましょう!
ヨガシューズの選び方
ヨガを行う際に通常はシューズを履きません。しかし近年はヨガ用のシューズが販売され、その需要が増え続けているのです。
まずは話題急上昇中のヨガシューズの外せない選び方のポイントを3つ伝授します!
その1.通気性・速乾性がいいものを選ぶ
ヨガはバランス力を必要とし足裏を大切にします。その為汗をかいた状態では足が滑ってしまいポーズが上手くとれません。
何より足が蒸れた状態でヨガをするのは不快感が大きいですね。
メッシュ生地が一般的ですが、その他にも各メーカーは通気性や速乾性にこだわりヨガシューズを作っています。
またサップヨガやアクアヨガなど水に入る事のあるヨガスタイルでは排水性の高さも大切になります。
ヨガで使用するシューズは一般的なフィットネスシューズよりも通気性や速乾性がいいものを選ぶようにしましょう。
その2.シューズの底から地面を感じるシューズを選ぶ
足裏の感覚を最も大切にするのはヨガの特徴といえるでしょう。
足裏の内側に重心を入れ、母趾球(ぼしきゅう)で大地を押す。指は軽く開き大地を押し、足の外側はバランスサイドと呼ばれバランスを感じる場所……。
このように基本の立ち方で足裏の感覚を重要視します。足が通常のシューズのようにBOXの中に入っている状態ではヨガは出来ません。
その為、足裏でしっかり大地を感じる事が出来るシューズ、自分のバランスをしっかりと感じる事が出来るシューズを選びましょう。
メーカーによっては5本指になり、素足のように動かせる構成になっていたり、ソール部分が薄く作られているものなどがあります。
特に上級者には、5本指や足指のないタイプなど足指が自由に使えるデザインがおすすめです。
その3.グリップ力のあるシューズを選ぶ
ヨガ用具で外せない条件に「グリップ力」があります。
ヨガマット、ヨガハンドタオル、ヨガソックスなど、グリップ力はヨガの繊細で力強いポーズをホールドする為の必須条件といえます。
当然の事ながらヨガシューズにもポーズをホールドする為のグリップ力が求められます。しかしヨガシューズの場合滑らないというだけではなく、大地をつかめるものという条件もプラスされます。
これは上記したように足裏の感覚を重要視する為で、裸足でヨガを行う時と同様に足裏で大地をとらえグリップする事が出来るシューズが必要です。
具体的には、ソール部分に柔軟性があり足裏のストッパーが効く構造のシューズです。
ヨガは裸足?ヨガシューズを使用するシチュエーションとは
ヨガは通常裸足で行います。ヨガシューズに求められる条件もいかに裸足に近い状態に出来るかというものでした。
であるなら、ヨガシューズを履くメリット・シチュエーションって一体何なのでしょう?
寒い季節の冷え防止
本来ヨガは暑いインドの修行僧の中で生まれました。その為裸足が基本となっています。しかし日本には冬があり寒い季節が存在します。
寒い季節のヨガは手足が冷えますね。特に女性には末端冷え性の人も多く、中には靴下を着用している人も見受けられます。
ヨガ用ソックスも販売されていますが、指先の保温力はヨガシューズがずば抜けていいです。
日本ではまだあまり浸透していませんが、フィットネスとしてのヨガ認識が高い欧米では寒い季節にヨガシューズを着用する人が増えています。
またマタニティヨガなどは夏でも足先を冷やさないようにすることが大切です。冷え防止の為にヨガシューズを着用してもいいのではないでしょうか。
足裏がいつも滑ってしまう人・足裏の保護
どんなに滑りにくいヨガマットを使用しても、足が滑って上手くポーズを取れないという人にヨガシューズはおすすめです。
滑る原因は、汗や体重のかけ方などです。グリップ力をサポートするヨガシューズを使用すれば余分な力をかけずにしっかりホールド出来ますね。
また足をつくと母趾球が痛い、かかとが痛いなど痛みを感じる人もクッション性の高いヨガシューズはおすすめです。