このメカニズムとしては、音楽のリズムと身体行動、呼吸などの生理活動のリズムが同期されることが関係していることに加えて、活動性を高める心理生理学的な要因が関連しているためです。

効率的にワークアウトの成果を得たいときには、メニュー別に音楽に合わせて自然と体を動かすことができるようなテンポの曲を選ぶのがおすすめです。

運動の種類や身体の動きの特徴を考慮せずに、好みのみでテンポの速い曲を聴くことは控えるようにしましょう。

目的別に選曲する

ヨガをする女性たち

ワークアウトの種類と特徴は実にさまざま。ゆっくりとした動作の中に筋肉の動きを意識するもの、筋肉の瞬発力を必要とするもの、反復動作を継続するもの、長時間かけて実践するものなどワークアウトの種目によって身体の動きの速度や実践時間が異なります。

そのため、ワークアウトで効率的な成果を得たい人やパフォーマンスを向上させたい人は、ワークアウトのメニューに応じて選曲するのがおすすめです。

また、Gbrielsson&Lindstromは、速いテンポは覚醒度の高い心理状態を、遅いテンポは覚醒度の低い心理状態をつくりだすことを示唆しています。音楽は心理的にも影響を与えることを覚えておくとよいでしょう。

長時間のワークアウト

例えば、一定の距離や時間をランニングする場合には、自分の足の動きに合うような軽やかなテンポの曲がおすすめです。

負荷の高いワークアウト

筋肉に負荷をかけるメニューのときには、ワークアウトの厳しさを乗り越えられるような自分のモチベーションを高められる曲がおすすめです。特にセルフエスティームを高められようなメッセージ性の強い歌詞をもつ曲もよいでしょう。

ゆっくりとした動作かつ集中力が必要なワークアウト

ヨガやピラティスをはじめとするワークアウトやウォームアップ、クールダウンといったワークアウト前後の段階においては、音量も控えめに比較的落ち着いたテンポの曲がおすすめです。

編成方法も重要

もしかするとワークアウトの曲は「自分好みのテンションの上がるお気に入りの曲を集めたもので十分」と考える人がいるかもしれませんが、編成方法にも配慮すべきポイントがあります。

テンポについて

まず意識すべきことは「テンポの遅い曲から徐々にテンポの速い曲を聴くことができるように編成すること」です。

このメカニズムの裏付けとして、自転車エルゴメーターを用いた研究が有名です。この研究では、音楽のテンポの変化と運動負荷の状況について関連性が示されています。

具体的には、音楽のテンポが速い曲から遅い曲に変化した場合よりも、テンポが遅い曲から早い曲に変化した場合の方がより長い間、運動負荷に耐えられることが明らかとなっています。

そのため、効率的にワークアウトの効果を得たい人やステップアップしていきたい人は「遅いテンポから徐々に速いテンポへと移っていくことができる」ように曲を編成することが大切です。

ワークアウト開始には「テンションをあげられる曲」がおすすめ

曲の好みは人それぞれです。そのため、ワークアウト開始のときには、アスリートのようにやる気を高めて意識をワークアウトモードに「スイッチ・オン」できる曲を開始時に聴くのがおすすめ。

ウォームアップからゆったりとリラックスした気持ちなれる曲を選ぶのもよし、ワークアウト開始の段階で一気にやる気を高められる勢いある曲を選ぶのもよいでしょう。

今年最新人気曲5選

こちらでは、ワークアウトの際に聴くとパフォーマンスを向上できると今年に人気の曲5選をご紹介します。こちらを参考に自分のワークアウトにピッタリの曲の選んで最高のパフォーマンスにつなげましょう!

Maroon 5 – Moves Like Jagger ft. Christina Aguilera

Moves Like Jagger [feat. Christina Aguilera] [Explicit]
マルーン5
Universal Music LLC
販売価格 ¥250

こちらは、誰もが聴いたことのあるはずの軽快でテンポとポップなMaroon5のMoves Like Jagger。開放感のある軽やかなサビに合わせて、ワークアウトをすすめましょう。時間をかけて行うランニングや自転車などのワークアウトにおすすめです。

Taylor Swift – Shake It Off

Shake It Off
テイラー・スウィフト
Universal Music LLC
販売価格 ¥250

こちらは、澄んだボイスとポップなメロディーが印象的なTaylor Swiftの1曲。サビにある「Shake It Off」通りの気分で軽やかにワークアウトに取り組める作品です。ポップでキュートな動きのある作品に仕上がっているミュージックビデオも人気。

曲や動画を楽しみながら、軽快にワークアウトに取り組みたい人におすすめです。

Jennifer Lopez – On The Floor ft. Pitbull

On The Floor [Explicit]
Jennifer Lopez feat. Pitbull
Epic

こちらは、一度聴くと耳から離れないメロディーが印象的なJennifer Lopezの1曲。体操選手である内村航平選手もワークアウトなどの際に聴いているといわれています。

一気に「ワークアウト・モード」にテンションをあげたいときにおすすめです。

Bon Jovi – It’s My Life

イッツ・マイ・ライフ
ボン・ジョヴィ
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
販売価格 ¥2,500

こちらは、さまざまなシーンで耳にする非常にポピュラーなBon Joviの1曲。サビに込められた「It’s My Life」「now or never」などの強いメッセージ性も厳しいワークアウトを乗り越えることをサポートするはずです。

負荷の高いワークアウトや限界に近づいてきたときに聴くのがおすすめです。

Eminem – Lose Yourself [HD]

Lose Yourself [Explicit]
You Better Lose Yourself
Fire Storm Ent.
販売価格 ¥200

こちらは、ヒップホップの独特なテンポとリズムが印象的なEminemの1曲。反復を繰り返すワークアウトなどにおすすめです。ちょっと気分を変えたいときに取り入れるのもよいでしょう。

お気に入りの音楽でワークアウトの効率性を高めよう!

ランニングを楽しむ女性たち
今回は、ワークアウトと音楽の関係と音楽のもたらす効果について詳しくご紹介しましたがいかがでしたか?

さまざまある音楽の中から、テンションやモチベーションを高める自分好みの曲を選ぶことも大切ですが、ワークアウトの効果を意図した選曲も重要であることをご理解いただけたことでしょう。

自分好みのアーティストの曲を聴き続けるのも良いですが、ワークアウトの種類や目的に応じてポップからヒップホップのジャンルやアーティストも変えながらワークアウトの効果を最大限に引き出すことのできるオリジナルのプレイリストを作成するのもおすすめ。

また、音楽鑑賞に欠かせないヘッドセットやイヤホンも音質だけでなく耐水性や装着感にも注目して揃えるのもワークアウトのモチベーションを維持することに役立つはず。

こちらの記事をぜひ参考に自分のパフォーマンスを向上させられる音楽を楽しみながら選んでみましょう!

  

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