水泳時にゴーグルがくもってしまうと視界が狭くなりとても不快な思いをするものです。更に水泳用ゴーグルのくもりは、簡単に拭いただけではなかなか解消されません。
そんな悩みの種であるゴーグルのくもりを抑えるアイテムが「ゴーグル用くもり止め」です。
最近では機能美を追求しているスイミングメーカーVIEW(ビュー)や様々なスポーツシーンで活躍するゴーグルを手掛けるSWANS(スワンズ)なども、より快適に使用できるくもり止めを販売しています。
ゴーグル用くもり止めにはジェルタイプやスプレータイプがありますが、購入前にそれぞれの特徴や選び方をしっかり確認していきましょう。
水泳ゴーグル用くもり止めジェルとスプレータイプの選び方
水泳ゴーグル用のくもり止めは一般的にジェルタイプとスプレータイプに分かれます。それぞれの特徴を比較しながら選び方のコツを確認していきましょう。
ジェルタイプは高い効果が期待できる
ジェルタイプのくもり止めはレンズへの張り付きが良く、くもりをしっかりと防いでくれます。その為くもり止めの長い持続力を望んでいる人におすすめです。
しかしジェルタイプを使うには少々コツが必要で、ムラが出ないようにしっかりと伸ばす必要があります。また塗った後はしっかりと水ですすぎましょう。
ジェルタイプのくもり止めは手につきやすいので、スイミング中のレンズの取り外し時もレンズ表面に触れないように注意が必要です。
使いやすいのはスプレータイプ
一般的に使用しやすいのはスプレータイプのくもり止めです。ボトル自体にスポンジなどが付いている場合もあり、指を使用しないでくもり止めを塗ることが出来るので爪でレンズを傷つける心配がありません。
水泳ゴーグルはレンズが小さいので、スプレータイプの方がムラなく塗りやすいといえます。
扱いやすさを考慮すると、初心者におすすめなのはスプレータイプのくもり止めです。
人体に有害な成分を使用していないものを選ぶ
水泳ゴーグルは目に近い位置で装着します。その為くもり止めに使用されている成分も体に無害なものを選ぶようにしましょう。
くもり止めの場合、その効果の高さに目がいきがちですが、繰り返し使用するものなので使用されている成分などにも注意をしたいものです。
中には使用中に目がしみるものもあります。目に異変を感じた場合はすぐに使用を控えるようにしましょう。
水泳ゴーグル用くもり止めの使用方法
スイマーの中には水泳ゴーグル用くもり止めを使用してもいまいち効果が現れないという悩みを持つ人もいるようです。
くもり止め効果を上げようと厚く塗り過ぎていたり、すすぎ過ぎていたりしていないでしょうか?くもり止めの効果を実感出来ない人は一度くもり止めの使用方法を確認してみましょう。
くもり止めは簡単に使用できるからこそ、使用上の注意を見落としているかもしれません。
くもり止め使用前にレンズを洗う
まずは水泳ゴーグル用くもり止めを塗る前に、水道水で軽くすすぐようにレンズの汚れを落とします。
くもり止めを塗る際に水泳ゴーグルのレンズ部分が汚れていると、均一にくもり止めを塗ることが出来ず、クリアな視界が邪魔されてしまいます。
また汚れなどを手で擦って取り除こうとすると、レンズに傷がつきくもりの原因になるので注意しましょう。
水道水ですすぐ際も爪が当たらないように気を付けます。爪が当たりやすい人はコットンなどを使用してレンズを洗い流すといいでしょう。
くもり止めを塗る
レンズが乾いたらくもり止めを塗っていきます。スプレータイプの場合は、レンズにスプレーしただけではまだらに付着してしまうので、スプレー後にコットンや綿棒で広げていきましょう。
使用量は各メーカーが指定した量を使用します。
くもり止め効果を上げようとついつい厚く塗ってしまいがちですが、くもり止めは薄い膜をレンズに張るようなものなので厚く塗る必要はありません。
また中には内側にだけくもり止めを塗るのではなく、レンズの内側と外側の両方に塗ったほうがいいという意見もあります。
軽く乾かす
スプレータイプでもジェルタイプでも、くもり止めを塗った後は軽く乾かします。
この作業を入れることでくもり止めがレンズに膜を張りやすくなります。
軽くすすぐ
軽く乾いたら水で軽くすすぎます。少しくもり止めが残っているかなという程度にすすぎましょう。
ここで必要以上に洗い過ぎると、くもり止めの効果が薄れてしまうので注意が必要です。また指で擦って洗い流すのはNGです。レンズに傷がつきやすく、クリアな視界の妨げになってしまします。
水泳ゴーグル用くもり止めを効果的に使用する注意点
水泳ゴーグル用くもり止めの使用方法を確認してきましたが、使用の際によくありがちな失敗点や注意点を再確認しておきます。
撥水コート加工のレンズはくもり止めをしっかり塗る
最近の水泳ゴーグルには撥水コートが強いものがあります。