水泳の練習には欠かせないビート板ですが、泳げない子どもの練習用だけでなく、大人にとっても非常によい練習アイテムになります。ビート板の種類や選び方を知り、購入時の参考にしてください。
また、キックやストロークの上達につながる練習方法を動画でチェックしてみましょう。おすすめのビート板もランキング形式でご紹介します。
ビート板は子供どもだけのものじゃない!
ビート板はまだ泳げない子どもの水泳練習のために使われることが多いですが、実はビート板は子供のためのものではありません。大人やすでに泳げる人でも十分役に立つトレーニングアイテムです。
泳げない人のための練習用具に
ビート板は基本的には泳げない人が使うもの、と思われがちです。確かに泳げない人のバタ足練習によく使われています。ビート板で浮力を得ることで水に浮かぶ感覚を得ることができますし、バタ足のトレーニングを重点的に行うことが出来ます。
誰でも泳げるようになる時にビート板のお世話になったことでしょう。
ビート板は大人でも使える
ビート板は大人でももちろん使えます。泳げない人だけではなく、すでに泳げる人のフォーム矯正や上半身・下半身に分けてトレーニングをする際に非常に役立ちます。
水の抵抗を利用した筋トレの効果も得られる
水の抵抗を利用した筋トレを行うことも出来ます。水中でのトレーニングは水の浮力を利用できるため、ひざや腰などの関節に負担をかけずに行うことができ、全身の筋肉にまんべんなく負荷をかけられるので、バランス良く筋力アップするのには最適です。
特にビート板を使うと上半身のみ、下半身のみの筋力トレーニングはもちろん、足でビート板をはさむことで内転筋の筋力アップも可能です。
ビート板には初心者用と上級者用がある
ビート板には水泳初心者や子どもが使いやすいものと、水泳経験者が使う上級者用のものがあります。間違って選ぶと使いにくいことがありますので、特徴を把握しておくと良いでしょう。
ビート板の種類
ビート板には初心者用と上級者用があるほか、アウトドアで使用できるタイプや足にはさんでプルブイとして使いやすいタイプがあります。形状やサイズが異なりますので、自分のレベルやどのような目的で使用するかということを考えて選びましょう。
初心者用と上級者用の違いとは?
初心者用のビート板はつかみやすいフラットな形状になっているものが多いです。またしっかりとつかんで体を浮かせるため、浮力が得やすい大きめの形状です。子どもが使う場合には持ち運びやすく耐久性の高いものを選ぶようにしましょう。
上級者用は小さめなサイズのものが多いですが、中には非常に高い浮力を得られるものがあるため、筋力がないとうまく制御できないことがあります。また足ではさんで使えるように真ん中がくぼんでいるものも多いです。
足にはさんで使うビート板もある
手でつかんで使うだけでなく、足にはさんで使うための「プルブイ」と呼ばれるものもあります。ビート板と兼用できる場合もあれば、プルブイ専用の商品もあります。
ビート板を使ったトレーニングの方法を動画でチェック!
ビート板を使ったトレーニングを動画でチェックしましょう。
キック上達によい練習法
バタ足の練習をする際は「ひざを曲げすぎない」ことを意識しましょう。ひざを曲げすぎると下半身が沈んでしまい、効率よく進むことが出来ません。足はお尻から動かすようにし、足の甲で水を後ろに押すようなイメージが大切です。
バシャバシャと白い泡が出すぎてしまうと足が水から外に出て水面を叩いている証拠ですのであまり早く進めません。
ストローク上達によい練習法
アテネのオリンピック代表森隆弘さんのトレーニングレッスン動画です。動画の中で出てくるのはビート板ではなく専用のプルブイですが、プルブイとして使えるビート板を使っても同じようなトレーニングができます。
足でしっかりとプルブイ(ビート板)をはさんで閉じるという意識をつけて行いましょう。内転筋の筋力アップ、体幹トレーニング、ストロークのトレーニングと3つの効果が得られます。
ビート板の選び方をチェック
ビート板を選ぶときのポイントをチェックしましょう。初心者用・上級者用はもちろん、それ以外にも見るべきポイントがあります。
形状・大きさ
ビート板にはさまざまな形状や大きさのものがあります。長方形に近い形状のものでも縦長のものや縦が短いものがありますし、アルファベットのAのように先端がとがったロケット型になっているものもあります。