ウインタースポーツの王道であるスキーですが、一時人気は下降したものの現在再びブームが訪れ国内のスキーヤーは年々増加しています。
ウェアやスキー板などもデザイン性が高く、ゲレンデを滑り降りる爽快感にはまる人も多いですね。
そんな人気のスキーを楽しむにあたり、気持よくゲレンデを滑走するにはスキーストック・ポールを上手く使いこなすことが大切です。
ROSSIGNOL(ロシニョール)やLEKI(レキ)、KIZAKI(キザキ)など人気ブランドもこだわりのスキーストック・ポールを多数販売しています。
数多くの商品の中から自分にあったスキーストック・ポールの選び方をマスターして、ゲレンデでリズム良くターンを決めていきましょう。
スキーストック・ポールの選び方
早速スキーストック・ポールの選び方を確認していきます。まず何よりも重要視すべきは「ストック・ポールの長さ」ではないでしょうか。
基本的な長さの選び方は身長の70%程
スキーストック・ポールの長さを選ぶ時に、基準となるのは自分の身長の70%前後です。
目安とされているのは下記のような長さになります。
身長(cm) | 150 | 160 | 170 | 180 |
長さ(cm) | 105 | 112 | 119 | 126 |
初心者の場合は上記の目安に沿って長さを選ぶことをおすすめします。
しかしあくまでも上記の長さは基準となり、スキーに慣れてきた人は自分のスキースタイルにあったスキーストック・ポールの長さを選択することになります。
スキースタイルで選ぶべき長さが異なる
選ぶスキーストック・ポールの長さは、コンフォートタイプのスキーをするのか、ターンやジャンプなどを入れたテクニックタイプのスキーをするのかで変わります。
コンフォートタイプでのんびりとスキーを楽しみたい人は、上記の目安サイズかもしくはプラス1cm から2cmの長さがおすすめです。
テクニックタイプのスキーヤーは、目安の長さよりも5cmから7cm程短い長さが適しています。
板のサイドカーブによっても選ぶべき長さが異なる
スキー板にはサイドカーブ(トップからテールまでのカーブ)があります。
このサイドカーブの数値が小さい程小回りが利きやすく、サイドカーブの数値が大きい程、ゆったりしたターンになります。
サイドカーブがきつい(R-15~19)場合は、目安の長さより短めのスキーストック・ポールを選びましょう。
素材を選択する
スキー用のストック・ポールの素材には、軽さが魅力のカーボン素材と強度に優れたアルミ素材があります。
軽いカーボン素材は人気がありますが、強度を求めていくとかなり高額になっていきます。
レーシングモデルの場合は軽さと強度を追求した高額のものになりますが、通常のゲレンデで使用するのなら、そこまでの強度は必要ないでしょう。
一般モデルなら軽いカーボン製でもお手頃な価格で購入可能です。
スキーストック・ポールの必要性
初心者からは「スキーストック・ポールはなぜ必要なのか」という質問が多いです。
確かに初心者用のスキー教室では、スキーストック・ポールを使用せずに滑る練習をするインストラクターもいます。
しかし、ある程度滑れるようになってくるとスキーストック・ポールが必要だなと感じてくるでしょう。
ターンのタイミングをとる
初心者の行うプルークボーゲンではあまり必要とされませんが、パラレルターンが出来るようになると、ターンの際にスキーストック・ポールを使用してタイミングをとります。
スキーストック・ポールをターンの際に内側に軽くつくことで、バランスがとりやすくなりターンが楽になるのです。
コブ斜面でのバランスをとる
ゲレンデで中級者から上級者向けのコースに出ると、コースにはコブ斜面が現れます。
コブ斜面ではバランスを崩しやすく、スキーストック・ポールを上手く利用することで体のバランスをとっていきます。
また一度バランスを崩してもスキーストック・ポールを使用すれば体制を整える事も可能です。
スキーストック・ポールの使い方
スキーストック・ポールはつく位置が大切です。
今回はスキー上達のカギとなる小回りの方法とコブ斜面の攻略方法を伝授します。
小回りを綺麗に行なうためのストック・ポールワーク
ゲレンデを気持ちよく滑走するには、小回りの利いたターンが必要です。