カヤックを保存するときにカバーをつけないという人がいますが、愛するカヤックを長持ちさせたいのであれば、カバーはしっかりつけた方がよいです。
ビニールシートなどを巻き付けている人もいますが、しっかり保護したいのであれば既成品を購入することをおすすめします。専用カバーのほうが優れている点や選び方、おすすめカバーランキングをご紹介していきます。
カヤックカバーをつける理由をチェック
使用していない期間の保存用としてカバーをつけるのはもちろん、運搬時にもできればカバーを取り付けておきたいものです。カバーをつける理由やカバーのメリットをチェックしましょう。
紫外線からカヤックを守る
カヤックにダメージを与えるのは日光の中の紫外線です。ガレージがある家ならよいですが、そうでなければ多くの人が屋根のない屋外でカヤックを保管することになります。屋外で陽の光を浴び続けると、カヤックが劣化してしまいます。
プラスチック素材のカヤックの場合には長期間日光を浴びるともろく割れやすくなってしまいます。割れやすいカヤックは命にかかわる事故につながることがあるため、大変危険です。
風雨とホコリからカヤックを守る
カヤックを屋外で保管しておくと雨や風にさらされることになります。これらもやはりカヤックを劣化させる原因となりますので、できるだけ避けておきたいところです。
また屋外ではホコリがつきやすく、1シーズン外に置いたままにしておくとかなり汚れてしまいます。掃除しにくい内側の方まで汚れてしまうこともあるので注意が必要です。また雨がカヤックに溜まってしまうとカビの原因になることもあります。
カバーがないと傷が付きやすい
カバーをかけずに保管しておくと、意外と傷がつきやすいことに気がつくでしょう。屋外で道に面した場所だと車の跳ね上げる小石や風で飛んでくる砂粒など、長時間に渡ってカヤックに傷をつけてしまいます。
カヤックカバーは自作より既成品のほうがよい！
カヤックのカバーを自作する人も多いですが、できれば既成品を選びましょう。既成品の方が機能性が高く、脱着も簡単にできます。
自作はサイズと素材が難点
自作のカバーは素材やサイズが合うかどうかというのが難点です。ビニールシートなどを巻きつけるのが一般的ですが、カヤックのサイズに合うビニールシートを探さなくてはいけません。
さらにカヤックは前後がすぼんだ形をしていますので、ただビニールシートで巻くだけでは不十分で、巻いたシートを固定するためにヒモやゴムベルトなどを購入しなければならず、非常に手間が多くなります。
またビニールシートの中には強度が低いものや紫外線から守れないものもあります。
既成品はぴったりサイズ
カヤック用のカバーとして売られている商品はカヤックのサイズに合わせて作られています。サイズ展開が多い商品もあり、大きめのカヤックを使っている人でもピッタリのサイズのカバーを見つけることができます。
またゴムのコードが入っており、ベッドのボックスシーツのようにかぶせれば装着完了というものがほとんどです。カバーを掛けたまま水辺まで持っていき、その場でカバーの脱着ということも簡単にできます。
既成品は機能性の高さも特徴
既成品のカバーは機能面でも非常に役に立ちます。既成品はUVカット加工が施されているものが多く、かぶせるだけで紫外線からカヤックを守れます。もちろん雨やホコリからカヤックを守り、カビや傷を防ぐこともできます。
カヤックカバーの選び方はここをチェック
カヤックカバーを選ぶときには、サイズ・素材・価格を特にチェックしましょう。またネットの口コミを確認するのも大切なポイントです。
サイズ
カヤックはさまざまなサイズのものがあります。長さと幅・深さをしっかり計っておきましょう。サイズに合ったカバーを購入しないとぶかぶかになってしまい、カヤックを十分に保護することができません。
1サイズのみというカバーはほとんどなく、長さに合わせたサイズ展開がされていることがほとんどです。
素材
カヤックカバーの中には裏側に表面に使われているものと違う素材のライナーが貼られているものがあります。ライナーがシルバーコーティングされていたりすると耐紫外線性が高く、雨水などが漏れてくる心配もなくなります。
防水性や防塵性の高いものがほとんどですが、念のため確認しておくとよいでしょう。
取り付けやすさ
カバーの取り付けやすさも確認しておきましょう。中にはドローコードを引いて締まり具合を調節できるものもあり、とても便利です。
価格
カヤック用カバーはそれほど高いものではありません。2,000円から4,000円の範囲内で購入できるものばかりです。より安く購入したい場合にはAmazonなどのネット通販サイトを活用するのがおすすめです。
ネットの口コミをチェックしておこう
カバーを購入するときには口コミもチェックしておきましょう。似たような見た目のカバーでも、口コミを見ると大きくスペックが異なる場合があります。着脱のしやすさや保護性能、生地の厚みなどの有効な情報が得られる場合があります。