ボルダリングジムを飛び出し、初めて外岩でのボルダリングを行うときに必要なのがボルダリングマットです。マットがなければ安全にボルダリングを行うことはできません。ボルダリングマットの特徴や選び方などを解説します。
またおすすめのボルダリングマットランキングもご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
外岩のボルダリングでは必ずマットを使おう
ボルダリングジムでは下に備え付けのマットが敷かれていますが、外岩でのボルダリングでは当然マットは敷かれていません。そのため、ボルダリングマットを持参する必要があります。特徴や必要性についてチェックしましょう。
ボルダリングマットの必要性
外岩でのボルダリングはジムのようにしっかりと足や手をかけられるホールドがあるわけではありません。そのため、安全かつ確実に手や足をかけながら下まで降りられるという保証がなく、場合によっては落下したり飛び降りたりする可能性もあります。
ボルダリングマットの特徴
ボルダリングマットはジムのマットのように上から飛び降りて完全に衝撃を吸収できるというものではありません。地面の凹凸などによってはマットを敷いていても痛い、ということがあります。
ですが敷いておかないと大怪我につながりかねないため、必ず持っていきたいアイテムです。サイズや厚さ、構造などが商品によってさまざまなので、持ち寄る人数や設置できるスペースなどによって選びましょう。
ボルダリングマットの選び方
ボルダリングマットを選ぶときにはサイズや厚さの他、以下のようなポイントに注目すると良いでしょう。
サイズ
最も一般的な大きさは120cm×90cm程度のサイズですが、これよりも大きなものもあれば小さなものもあります。折りたたんだときのサイズや厚みも含めて選ぶようにしましょう。
大きめであればカバーできる範囲が広くなりますので便利ですが、場所によっては大きなマットを置くスペースがないということもありますので注意しましょう。
また持ち運んで移動する際に邪魔になることがあるので、しっかりとシミュレーションしておくよいでしょう。
厚さ
最も一般的な厚さは10cm程度です。もちろんこれ以上厚いものの方が安心感が増しますが、暑くなるほど重くなるため、10cmを目安にしておくと良いでしょう。厚すぎるマットや大きすぎるマットは地面に凹凸があるときにややぐらつきやすい場合があります。
薄いマットは衝撃吸収性が低いため、着地するときに注意が必要です。
構造
1層構造のマットから3層構造のマットまでバリエーションがあります。1層構造のものはサブマット的な使い方をすることが多く、単独で使用するなら2層〜3層構造のものがよいでしょう。当然3層構造の方が衝撃吸収性は高くなります。
ただし3層がどのような構造になっているのかは各社で違いがあります。一般的には「外側が高反発・内側が低反発素材」という構造が多いです。
携帯性
リュックのように背負えるショルダーハーネスがついているものが多いですが、折りたたんだときの運びやすさも重要です。あまりに大きいと歩いているときに人にぶつかったり駅の自動改札でつっかえたりします。
折り方
ボルダリングマットは大きいため、片付けるときや持ち運ぶときには折りたたみます。
複数のマットをつないで作られている「ヒンジタイプ」はパタンと折りたたむことができるのでフラットになって便利です。2つ折りが主流ですが、3つ折りのものもあります。ただしマットの継ぎ目は衝撃吸収性が低いので注意が必要です。
ヒンジタイプのように折り目がないマットもあり、曲げて二つ折りにする「タコスタイル」や三つ折りにする「ブリトータイプ」があります。フラットにはなりませんが、マットのどの位置に着地しても衝撃吸収性が変わらないというのがメリットです。
素材
内側は基本的にウレタン素材を使用していますが、メーカーによって素材の持つ性能が異なります。高反発・低反発素材を使っている場合もありますし、通常のウレタンフォームを使う場合もあります。