バットはボールを打つごとに傷が増えていき、日々劣化していきます。それを防ぐためにバットスリーブを使ってバットの保護を行いましょう。バットスリーブの役割や活用方法、選び方を解説していきます。
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バットスリーブの正体を知ろう
バットスリーブとはどのような役割を持っているのかを知り、上手に活用していきましょう。
バットにかけるカバーである
バットスリーブはバットを入れておくカバーのことを指します。形状はさまざまで、バットの芯周辺のみに装着するタイプもあれば、バット全体を覆うタイプもあります。
バットを持ち運ぶケースである
バットスリーブの中にはフックやベルトがついていて、スリーブ単体でバットを持ち運べるケースになるものがあります。
この場合、素振りやバッティングセンターに持っていくときに大きなケースを持っていったり、むき出しのままバットを持っていったりする必要がなく、スマートにバットの運搬ができます。収納時に他のバットとぶつかって傷ができるのを避ける働きもあります。
素振りのときに使うウェイトを指すこともある
プロ野球中継を見ていると、ネクストバッターズサークルでバットの先端にウェイトを付けて素振りをしている選手がいますが、あのウェイトのことを指して「バットスリーブ」という商品もあります。
このウェイトにはつけたままボールを打つことができるものとできないものがあります。
バットスリーブはこうやって活用しよう
バットスリーブの活用法を見ていきましょう。主にバットを保護し耐久性を高める働きがあります。
どんなバットでも使うと傷がついていく
バットはボールを打つものですから、どんなバットであっても使っていけば必ず傷が付きます。常に芯を捉えて打つことができればよいですが、かすったり芯を外したりとさまざまな当たり方をします。そうするとバットのさまざまな部分に打痕が残ります。
この小さなダメージが積み重なって木製バットなら折れてしまいますし、金属バットでもボールの当たり方に影響が出てしまいます。
打撃練習時の打痕からバットを守る
バットの芯周辺にのみ装着するバットスリーブはグリップがむき出しになっているためそのまま握ることができ、装着したまま打撃練習に使うことができます。スリーブが打撃練習のときの打痕からバットを守ってくれるため、バットを長く使うことができます。
木製バットの場合は剥がれを防ぐこともできる
木製バットの場合、しっかりとボールがバットに当たらないとバット表面にダメージが加わって剥がれるということが起こります。バットスリーブを装着しておけばダメージを軽減できますので、剥がれを防ぐことができます。
消音効果もある
自宅でトレーニングをするときにバットスリーブを使うと、打撃音を小さくする消音効果があります。そのため、近隣への影響が少なくなり、自宅で思い切りティーバッティングなどを行うことができます。
ウェイトを兼ねているものは芯を捉える練習に
ウェイトを兼ねているバットスリーブは、バットの芯の部分にのみ装着する形になっているため、芯を捉えて打つ練習をすることができます。またゴム製のウェイトなので、衝撃や打撃音もしっかりと吸収してくれます。
ただしこのタイプのバットスリーブには、前述の通り実打可能なものとそうではないものがあります。実打できないタイプは打たないように注意してください。
ウェイトを兼ねているものはバッティングフォームの確認にもなる
重りを付けたバットで素振りをすると筋力がアップしてスイングスピードが上がる、と思っている人は多いですが、実は遅いスイングスピードでの素振りになるため、体が遅さに慣れてしまいスイングスピードは意外と上がりません。
ウェイトをつけて素振りをするときにはバッティングフォームをしっかりと確認するトレーニングと捉えた方がよいでしょう。
バットスリーブの選び方
バットスリーブを選ぶときには種類やスリーブの長さ、素材、実打の可否、メーカーや価格といったポイントをチェックするとよいでしょう。
長さと種類をチェック
バットスリーブは「芯の部分だけ装着できるもの」「バット全体を覆う袋状のもの」「ウェイトを兼ねているもの」の3種類があります。特に袋状のタイプはバットの長さに合っているかどうか必ず確認しておきましょう。
基本的にどのタイプも太さが合わないということはそれほど多くないと思いますが、念のためバットの太さも確認しておくと安心です。
素材をチェック
バットスリーブはゴム製、ナイロン製、ネオプレーン製などさまざまな素材のものがあります。布製のものは洗ったあとに乾くまでやや時間がかかりますが、ゴム製やナイロン製は拭くだけで汚れが取れます。