夜間走行時にホイールが輝く自転車を見かけますが、暗い中で輝くホイールは非常に目立ちます。おしゃれで実用的なホイールライトの働きや種類、選び方を解説していきます。
おすすめのホイールライトランキングもご紹介していますので、購入前にぜひチェックしてみてください。
ホイールライトの持つ役割をチェック
暗い前方を照らしてくれるヘッドライト、後方からくる車などに存在を知らせるテールライトと比べ、ホイールライトにはどのような役割があるのでしょうか。ホイールライトにしかない働きもあります。
周りに自転車の存在を知らせる
前方、後方のみ照らすヘッドライトやテールライトと違い、ホイールライトは左右からでも自転車の存在を確認しやすくなります。またホイールライトは地面に近いところで光るため、周囲に自転車の存在を知らせるときに大きな役割を果たしてくれます。
ヘッドライト、テールライトに加えてホイールライトをつけることで事故防止にさらに役立ちます。
法的な装着義務はない
ヘッドライトやホイールライト・リフレクターは道路交通法で装着が義務付けられており、色も指定されていますが、ホイールライトには法的な装着義務はありません。そのためつけるかどうかを含め、ライトの個数や色などは完全に自由です。
まさに乗り手側の個性が出やすいライトだと言えます。
デザイン性やファッション的な意味合いがある
他のライトに比べてホイールライトだけが持つ特色として、デザイン性を上げたりファッションとしての意味合いがあります。色のチョイスや取り付け場所、取り付ける個数、自転車の車種とライトとの相性に至るまで、組み合わせは多種多様です。
乗り手のセンスの良さが出しやすい反面、取り付け方によってはセンスが悪いと思われてしまうこともあります。
目立ちすぎに注意
ライトだらけになってしまったり、色の数が多すぎたりすると目立ち過ぎてしまいます。場合によっては周囲の人に威圧感を与えてしまうことにもなりかねません。つけすぎには注意が必要です。節度を守って楽しみましょう。
ホイールライトの種類による選び方と注意点
ホイールライトは取り付け位置によって種類分けがあります。種類による選び方や注意点をまとめておきましょう。
エアバルブに取り付けるタイプ
空気を入れるエアバルブに取り付けるタイプが最も簡単に装着ができるのでおすすめです。派手になりすぎずにしっかりと光ってくれるという点も大きなメリットです。エアバルブには英式、仏式、米式の3種類があり、英式バルブが最も普及しています。
エアバルブのタイプによって取り付けられないものがありますので、仏式や米式のバルブを使っている人は欲しい商品が取り付けられるかどうか確認する必要があります。
スポークに取り付けるタイプ
スポークに取り付けるタイプも簡単に装着できるので便利です。また取り付けるライトの個数も自由に調節できるため、たくさん取り付けたいという人にも、少ない個数で十分と考える人にも対応できます。
ハブに取り付けるタイプ
ハブに取り付けるタイプはエアバルブやスポークと違ってタイヤの中心部分に光があるため、他のタイプとは異なる光り方をしてくれるのが魅力です。中にはスマホのアプリと連動してホイールに絵が浮かび上がるようになっている商品もあります。
リムに貼り付けるタイプ
リムに貼り付けるタイプは蓄光素材のテープのものが多く、厳密にはライトではありません。またリムにライトを貼り付けるものもありますが、リムブレーキを使っている場合には取り付けられないことがありますので注意が必要です。
ホイールライトは耐久性や重量に注意が必要
ホイールライトはタイヤに付けるため、地面の凹凸から受ける衝撃を直接受けてしまいます。そのため、ある程度耐久性が高くないと使っているうちに壊れてしまうこともあります。定期的に点検するようにしましょう。
また、ホイールライトをつけることでタイヤ自体の重量が上がるため、スピードが落ちたり漕いだときに重くなったりすることがあります。
ホイールライトの選び方はここに注目
ホイールライトを選ぶときには装着位置や個数、色や点灯パターン、価格などをチェックしておきましょう。
どこに取り付けるか
エアバルブ、スポーク、ハブ、リムのどこに取り付けるかを考えて選びましょう。
個数
取り付けるライトの個数も考えておきましょう。タイヤは回転するため、1つ取り付けるだけでもかなりきれいに見えます。多く取り付けるとそれだけ明るくなり、周りからの視認性も高まりますが、重くなるというデメリットもあります。
色や点灯パターン
単色にするのか色を組み合わせるのかというのも大切なポイントです。また点滅や点灯のパターンがプログラムされていたり、絵が浮かぶようになっていたりするものもあります。