テニスをするときに必ず必要になるのがテニスネットです。ラケットやシューズと違い、個人で所有することはあまり多くありませんが、部活やサークル、テニススクールなど集団で購入する必要があります。硬式テニスネットの特徴や選び方を解説していきます。
またおすすめのテニスネットをランキング形式でご紹介します。
硬式テニスネットはソフトテニスやバレーボールネットでの代用ができるのか?
硬式テニスと同じくネットを使う競技でも、バレーボールやソフトテニスのネットを代用品として使うことはできるのでしょうか?ネット自体の違いをチェックしていきましょう。
硬式テニスとソフトテニスはネットの張り方が違う!
硬式テニスとソフトテニスでは、ネットの張り方が異なります。ソフトテニスは全て同じ高さ(1.07m)になるようにピンと張りますが、硬式テニスは真ん中を低くする必要があります。
硬式テニスの場合、両サイドは1.07m、真ん中は0.914mです。これは昔はネットコードがヒモだったためにまっすぐピンと張れずに真ん中だけ下がってしまったということへの名残です。
硬式とソフトテニスではネットの強度が違う
硬式テニス用とソフトテニス用では異なったネットを使います。
基本的に硬式テニスの方が打球が速くボールが固いため強度の高いネットを使いますが、ソフトテニスはボールが柔らかく当たっても硬式テニスほどの衝撃がないため、ネットも細めの意図の物を使うことが多いです。
硬式テニス用ネットをソフトテニスで使うことはできますが、逆にソフトテニス用を硬式で使うのは避けた方がよいでしょう。
硬式テニスネットとバレーボールネットは大きく違う!
硬式テニスネットとバレーボールのネットは「ネット」という共通点はありますが、全く違うものですので注意してください。
硬式テニスのネットは3.5cm〜4cmほどの網目ですが、バレーボールのネットは10cm程度と大きな網目です。テニスボールの直径は6.54cm~6.86cmなので、バレーボールのネットではすり抜けてしまいます。
テニスネットの素材と加工に注目した選び方
テニスネットの素材やネットの加工方法に注目して選ぶという方法があります。特にネットコードの素材には注目しましょう。
ネットコードの素材はワイヤーがおすすめ
ネットを張るためのネットコード(ネット上部を吊るためのコード)の素材には線維製のものと金属製のワイヤーがあります。金属製のワイヤーの方が当然強度が強いですし、耐久性も高いです。
ただし長期間に渡って使っているとワイヤーがささくれ立ってくるため注意が必要です。ササクレを防ぐためにワイヤーにコーティングが施されているものを選ぶと怪我の予防になりますし、耐久性も高くなります。
ネットの編み方と太さをチェック
ネットの編み方と糸の太さもチェックしましょう。糸の太さは3.5mm〜4mmくらいのものが一般的です。ソフトテニス用と違って糸が太くより合わせて編んであるため、強度が高いです。
「440T」などの表示が太さを表しますが、数字が小さくなるほど糸が細くなります。また、縦糸と横糸が結んである「有結節」は見た目が凸凹としていますが強度は高いです。逆に結び目の無い「無結節」のネットは見た目がきれいだというメリットがあります。
上部が二重になっているダブルネットのものがおすすめ
硬式テニスのネットでは下の方よりベルトに近い上の方にボールが当たることが多いです。そのため、上の方だけ二重になっているダブルネットタイプのものがおすすめです。
センターストラップ付きが便利!
前述の通り硬式テニスのネットは真ん中だけやや下げる必要があります。コードをゆるくすることで調節することはできるのですが、センターストラップがついてくるものを購入すると簡単に高さを調節することができて便利です。