ここ数年の間に急加速で人気を集めているボルダリングですが、自宅にクライミングウォールを設置する人も増えています。
自分好みのクライミングウォールを作れば、親子で楽しんだりトレーニング用に使用したり楽しみ方も広がります。
クライミングウォールの必需品といえばクライミングホールドです。様々な形の石でどれも同じように見えますが、実はクライミングホールドには種類があります。
そこで初心者が選ぶべきクライミングホールドを詳しく解説します!人気のボルダリングブランドMetolius(メトリウス)やMorpho(モルフォ)、360HOLDZなども魅力的なクライミングホールドを発売しています。
クライミングホールドを正しく選び怪我のないボルダリングを楽しみましょう。
クライミングホールドの種類
クライミングホールドの選び方を確認する前に、クライミングホールドにはどのような種類があるのかを紹介します。まずは基本的な種類を見ていきましょう。
①JUG(ジャグ)
別名はガバと呼ばれる初心者用の安定したホールドです。サイズが大きくつかみやすいのが特徴で、つかみやすいL字型になっています。
ボルダリング教室などに行くと初心者用に用意されています。ガバっとつかめるということからガバと呼ばれることが多いですね。
②INCUT(インカット)
サイズの小さいジャグのことで、多少つかみにくさを出しています。指はしっかりかかる構造となっています。
③CRIMP(クリンプ)
別名カチと呼ばれるホールドで、指先のみでつかむことが出来るホールドです。指先でつかむことをカチということから、クリンプよりもカチと呼ばれることが多いホールドです。
クリンプにはしっかり指がかかるものと浅くかかるものがあり、ある程度の指の力が必要になってきます。
④POCKET(ポケット)
指を入れる穴が開いたホールドです。指が3本ほど入るものと1本しか入らない上級者向けのものがあります。
指の力を必要とする為、主に中級者以上が使用するホールドです。
⑤SLOPER(スローパー)
楕円形のホールドで、つかみにくく初心者にはかなり難易度が高くなります。手の平で包むように圧を加え登っていきます。
⑥PIGGYBADK(ビギ―バック)
足場用に設置される大きなホールドになります。初心者にはおすすめのホールドですね。
このほかにも、親指を穴に入れて他の4本で包み込むようにつかむPINCHE(ピンチ)や、凹凸の付いたCRATER(クレーター)などがあります。
クライミングホールドの選び方
クライミングホールドの種類を確認したところで、選び方を見ていきましょう。自宅などに設置する場合はどのような点に注意すべきなのでしょうか。
初心者はつかみやすいものを選ぶ
初心者がクライミングホールドを使いこなすのは想像以上に難しいものです。
まずはジャグなどのつかみやすいものやビギ―バックなどを使用して、簡単に登れるようにしましょう。
サイズや形が様々なセットは長く愛用できる
クライミングホールドの多くが大小様々な形のセット売りになっています。全くの初心者には難しく感じるかもしれませんが、徐々にレベルが上がっていくと目標として楽しめるのではないでしょうか。
慣れるまでは大きめのホールドを足して設置するのがおすすめです。中級以上になれば、難易度の高いホールドを足していってもいいですね。
摩擦が強いホールドを選ぶ
クライミングホールドは通常、表面がザラついています。ザラつきのないホールドは摩擦力が少なく滑りやすいのでなるべく避けた方がいいですね。
初心者に限らず上級者にとってもクライミングホールドの摩擦力は大切なものです。
デザイン性もこだわりたい
クライミングホールドを設置するなら、見た目のデザイン性にもこだわりたいですね。
設置する場所にあったカラーやデザインを選びましょう。子供と一緒に楽しむ場合はキャラクターなどのホールドを選ぶと楽しめそうですね。
安全性を第一に考える
クライミングホールドを選ぶ際に最も重要な事は安全性です。人気が高まりボルダリングに詳しくないという業者もクライミングホールドを生産しているのが現状です。
安全性の高いホールドはどんな特徴を持っているのかチェックしましょう。
材質をしっかり見極める
近年のクライミングホールドは耐久性が高く、耐衝撃性の高いポリウレタンが使用されています。