肝臓の働きをよくするトレオニン
肝臓には大きく分けて3つの働きがあります。
1)毒素や老廃物を分解して無毒化して排出する働き
2)胆汁を作り、脂肪の消化吸収を促す働き
3)栄養素を代謝し、別の形に変えて体内で利用する働き
脂肪肝になることでこれらの働きが鈍り、重大な病に陥る可能性が高まるのです。
トレオニンは肝臓における脂肪の分解を助ける働きがあるとされており、不摂生な食生活をおくる人は、意識して摂取したほうがよいでしょう。
もちろん、食生活を根本的に変えるのが必要であることは、言うまでもありません。
トレオニンの副作用
食事によって摂取する程度の量であれば、深刻な状況になることはありません。
副作用はそれほど強くありませんが、下痢や頭痛などの症状を引き起こす例も報告されています。
体調に異変を感じたときには、ただちに摂取を中断し、医師の診察を受けるようにしましょう。
それ以外では、ALS患者において肺活量が低下したとの報告があります。
トレオニンの摂取方法
トレオニンは、単独のサプリメントとして販売されているケースは少ないようです。
アミノ酸をマルチに配合しているサプリメントに含まれていますので、含有量を確認の上摂取するようにしましょう。
研究において、1日2g~4gを12ヶ月続けた場合でも、安全に摂取できることが確認されています。
なお、購入する場合は「スレオニン」で販売されているケースもありますので、そちらでも確認しましょう。
トレオニンは成長に関わる大切なアミノ酸です。
お子さんがいらっしゃる家庭では、大豆や青魚などほかのアミノ酸も多い食品を積極的に摂取することをおすすめします。
そして、大人でも代謝を高めたり、肝機能を向上させたりする役割を果たしてくれます。
毎日の健康を維持するために、しっかり摂取したいアミノ酸ですね。