ソフトボールをするときに必ず必要なものはバット・グラブ・スパイクです。特にスパイクは走塁や守備を支え、打席に立ったときにも重要な役割を果たしてくれます。
ソフトボール用のスパイクやシューズの規定や種類、選び方などを解説していきます。おすすめのソフトボール用スパイクランキングもご紹介していますので、ぜひスパイク選びに役立ててください。
ソフトボール用のスパイクはない?
ソフトボール用のスパイクを買いに行くときにはスポーツ店などで「ソフトボール用のスパイクをください」といえばどれを買えばよいか教えてくれる、と思っている人は多いはずです。
しかし、実は「ソフトボール用のスパイクは無い」ともいわれています。どういうことなのか、そのからくりを読み解いていきましょう。
「ソフトボール用」というカテゴリのスパイクは存在しない
実は「ソフトボール用」というカテゴリのスパイクは販売されていません。通常であればどのような競技人口の少ないスポーツであっても、専用の用具は販売されているはずです。
またスパイク以外であればボールやバットなどはソフトボール用が販売されています。なぜソフトボール用スパイクだけが無いのでしょうか。
野球用を使えば大丈夫
実はソフトボールでは野球用のスパイクを使えばよいとされています。野球用のスパイクとソフトボール用のスパイクは同じものだと考えておけば大丈夫です。
ただし試合で使えるスパイクと使えないスパイクがありますので、スパイクの種類をしっかりとチェックしておきましょう。
野球用のスパイクは3種類ある
ソフトボールのスパイクは野球用を流用できるため、野球用のスパイクの種類を知っておきましょう。主に裏面の滑り止めの形状によって、3種類に分けられます。
野球で一般的なのは金属製のスパイクです。ただしスパイク部分を交換できるものと交換できない固定式のものがあります。少年野球などでは金属ではなく樹脂製のスパイクがあります。
ソフトボールの試合で使えるスパイクとは?
ソフトボールの試合で使用できるスパイクの規定や特徴をチェックしてみましょう。
すべり止めの部分に規定がある
ソフトボールの試合で使用できるシューズは、ソフトボールの用具規則で定められています。ポイントは以下の3点です。
- 靴の底は「なめらかな柔らかみがあるもの」「硬い滑り止めのあるもの」
- 金属製のスパイクか硬いすべり止めは9cm以内
- ゴルフシューズや陸上用のスパイクなどの針状の金属製スパイクは不可
野球用の金属のスパイクや樹脂製のスパイクであれば使用ができるという規定になっています。
金属製スパイクが使えない場合がある
ただし、金属製のスパイクが使えないという場合があります。
国際ソフトボール連盟(ISF)のルールでは「19歳以下は金属製スパイクの使用を禁止」しています。
小中学生・一般男子・壮年(40歳以上の男性)・実年(50歳以上の男性)・シニア(59歳以上の男性)・ハイシニア(66歳以上の男性)・レディース・エルダー(35歳以上の女性)・エルデスト(50歳以上の女性)も金属製スパイクは使えません。
つまり、金属製スパイクはほとんどの年代で使用ができません。ただし、大会によって許可されている場合もありますので、大会規定を確認しておくことをおすすめします。
スパイク部分が樹脂製の「ポイントスパイク」を買おう
金属のスパイクが使用できないため、樹脂でできた「ポイントスパイク」を購入しましょう。ポイントスパイクは少年野球ではよく使用されています。
チーム内で色を統一する必要がある?ってホント?
「ソフトボールのスパイクはチーム内で同じ色にしなければいけない」という噂を聞いたことがないでしょうか。
以前はスパイクの色をチーム内で統一する必要がありましたが、2016年のルール改正に伴い、この規定は撤廃されました。同じチームで異なる色のスパイクを履いていても問題はありません。
ソフトボール用のスパイクの選び方をチェック!
ソフトボール用のスパイクを選ぶ際のポイントをチェックしておきましょう。
ポイントの形状や位置
スパイクのポイントの形状や位置によって走りやすさやバットの振りやすさなどが変わります。強打者の場合はしっかり地面をグリップできるもの、走塁重視の人は一歩目のダッシュがしやすいものなどがポイントになります。
靴の形状(幅・高さ)
靴の幅や甲の高さなど、形状はメーカーによって大きく異なります。一般的に日本人の足は幅広・甲高の人が多いと言われますが、人によって足の形は変わります。
国産メーカーの場合、日本人の足型に合わせて幅広甲高に作られていることが多いです。海外メーカーでも足幅を広く作っているものがありますので、幅表記を確認しておきましょう。口コミをチェックするのも重要です。
重さ
自分のポジションや打順などによって重さを変える人も多いです。スパイクは軽ければ軽いほど良い、というわけではありません。軽いと走りやすいため、走塁や守備の際にすばやく動くことができます。ただし軽すぎると強度や安定感に欠けることがあります。
強打者であれば多少重くてもどっしりと構えてグリップ力の高いもの、横にぶれないようなものがよいでしょう。
メーカー
ZETTやSSKなど野球専門メーカーはもちろん、MIZUNOやasicsなどの総合スポーツメーカーの商品も人気です。スパイクでノーブランド品は見かけませんが、メーカーのネームバリューや好みで選ぶという人も多いです。
色・デザイン
一般的には黒いスパイクが多いですが、中には白や赤、銀などのスパイクも増えています。デザインもさまざまなものがありますので、気に入ったものを選びましょう。
価格
ソフトボール用スパイクは5,000円〜10,000円前後ぐらいのものが多いです。10,000円をラインとして、それより高くてもよいか、安い方がよいかなどを考えて決めましょう。
通販サイトを利用すると通常よりもかなり安く買えますし、口コミもチェックできるのでおすすめです。
ソフトボール用スパイク・シューズおすすめランキング・10位〜4位
口コミ評価の高いスパイク・シューズの中から、メーカーやデザイン、価格、機能性などを重視して10点の商品を厳選しました。独自の基準によるランキングでご紹介します。
10位:UNDER ARMOUR (アンダーアーマー) ヤードLow TPUワイド
機能性インナーで人気のアンダーアーマーの商品です。クッション性が高く、日本人の足型に合わせた作りになっているので甲高幅広の人でも安心して使えます。
黒白・赤白・黒銀の3種類のカラーバリエーションとハイセンスなデザインが魅力です。
9位:NEW BALANCE (ニューバランス) PL4040
ランニングシューズに定評のあるNEW BALANCEは野球用のスパイクでも評価が高いです。やや細めの足型ですが、スピード感と安定感のある走りを提供してくれます。
ホールド感とクッション性が特徴です。素早い体重移動に有利なスタッドの配置で、疲れにくくなっています。
8位:asics (アシックス) FIVERUSH SFP300
ベルクロで止めるタイプのジュニア用スパイクです。軽量性とクッション性はもちろん、安定感があり屈曲性も高いため、動きやすいと評判です。特に成長期にはなるべく軽くクッションの効く靴を選んであげたいものです。
7位:MIZUNO (ミズノ) ブレイズクイック
異次元の軽量さが特徴の商品です。使用しているパーツを最小限にしていることが軽量さを生んでいます。走るときの反発力を生み出すアーク構造を採用しているため、力をロスすることなく地面に伝達できます。ブラックとグレーのカラーリングも引き締まった印象で人気です。
6位:SSK (エスエスケイ) スターランナーV
ベルクロタイプのスパイクで、互い違いの向きで締めるように出来ているため、フィット感が高く調節もしやすいのが特徴です。シックなブラック×ブラックの他、ホワイト×レッド、ホワイト×ネイビー、ホワイト×ダークブルーの4色展開です。価格も手頃で購入しやすい商品です。
5位:ZETT (ゼット) グランドヒーロー
軽量で走りやすいスタッド配置になっているため、今までよりもワンランク上のダッシュができるモデルです。前足部は幅広なのでしっかりと踏ん張りやすく、高硬度のブリッジの生む反発性と蹴る力がしっかり地面に伝達できる構造を採用しています。
包み込むようなフィット感と安定感が魅力です。
4位:asics (アシックス) SPEEDSHINE SFP100
「ライバルより一歩先へ」をキャッチコピーとしている商品で、軽量でダッシュしやすいモデルです。口コミでも「軽いので走りやすい」「フィット感がよく履いた初日からスムーズに走れた」と評価の高い商品です。
日本人の足に合わせた足型を使って作られています。
ソフトボール用スパイク・シューズおすすめランキング・ベスト3
ベスト3には軽量性や機動力の高い商品が3点ランクインしました。全て別のメーカーの商品ですが、どれもおすすめできるものばかりです。
3位:SSK (エスエスケイ) スターランナーBPL453
フィット感を生むかかと部分はしっかりとホールドし、力を入れてしっかり踏ん張りたい前足部はゆとりのある作りになっています。安定感や衝撃吸収性も高く、エナメル加工を施してあるため汚れても簡単に落とせます。リーズナブルな価格も人気のポイントです。
2位:MIZUNO (ミズノ) FRANCHISE F
プロ選手へのヒヤリングで得られたデータをもとに作られた本格的なシューズです。高い反発力を得られる「アーク構造」を採用し、足の曲がり方に合わせた構造になっています。スタッドもダッシュのときに力強く地面を蹴れる「Fスタッド」を採用しています。
1位:UNDER ARMOUR (アンダーアーマー) UA IGNITELITE LOW TPU
軽さと通気性を生む「クラッチフィットパネル」を搭載しているので、暑い時期や長時間の練習・試合でも快適に過ごすことができるスパイクです。日本人向けに甲高幅広にできているため、海外メーカーの靴が合わなかったという人も安心です。
UNDER ARMOURのスニーカーなどを履いている人は、ほぼ同じサイズ感で選べます。
まとめ
ソフトボール用スパイクは野球用のポイントスパイクを購入すればよいということがわかりました。ポイントスパイクでもスタッドの形状や位置、アッパーの素材などさまざまな種類の商品があります。
上記のランキングでご紹介した商品は口コミ人気が高いものから厳選していますので、ぜひ購入する際の参考にしてみてください。