柔道着は多様化し、様々な機能性を持ったものが販売されています。しかし自分にあった柔道着を選ぶのは意外と難しく、購入後に後悔を感じる人も少なくありません。
MIZUNO(ミズノ)や BODYMAKER (ボディメーカー)、そして九櫻(くさくら)など人気のブランドも柔道着を販売しています。
多数ある柔道着の中から自分が気持よく着用出来る1枚を厳選出来るように、選び方から人気ランキングまでを詳しく伝授します。
自分に最適な柔道着を着用し効率よく上達していきましょう。
柔道着の選び方
柔道着を選ぶ際に注意したいのはどんなことでしょうか。自分に最適な柔道着を選ぶためにおさえておきたいポイントを確認していきましょう。
柔道着は耐久性のあるもの
柔道着は強い力で引っ張られることが度々あります。そのため生地は厚く丈夫なものが良いでしょう。
背継タイプは柔道着上衣の背中の部分に生地を足し、更に耐久性を上げています。着用感がピシッとし見た目も格好が良いと人気です。
また耐久性を重視するならば、分厚く重さもある二重織がおすすめです。道場などで本格的に柔道を行う人は、耐久性のある道着を着用しましょう。
体育使用のモデルもある
男子高などを始め、体育で柔道をするという学校も増えています。体育使用の柔道着ならば、帯と柔道着の上下セットのものがおすすめです。
体育用モデル(愛校正課用柔道着)などもあり、価格が抑えられ生地は薄くて軽い一重織を使用したものが多いですね。
体育用モデルは、白帯のセットとなっています。また学校によって道着の色が指定されている場合もあるので購入前にはしっかり確認しておきましょう。
大会に出場するなら IJF規格の柔道着
柔道大会用の柔道着を購入の際は、IJF(国際柔道連盟)規格に沿ったものを購入しましょう。柔道の大会用で着用出来る道着には細かく下記のような規定が設けられています。
- 袖は手首まで覆われているもの
- 1番上の胸骨から衿が重なる部分までは10cm未満
- 上衣の併せ目で下衿は水平で長さは20cm
- 襟幅は最大4cm,、4筋縫いである など
これらの細かい規定をクリアしているものが IJF(国際柔道連盟)規格 をクリアした柔道着というわけです。
IJF(国際柔道連盟)規格 をクリアしていない柔道着で大会に参加すると失格となるので注意が必要です。大会を目指す人は練習時から IJF(国際柔道連盟)規格 をクリアした柔道着を着用していると、着用感や動きに慣れることが出来きますね。
着心地・肌触りを重視する
柔道着はかつてごわつきが強く着づらいものが多くありました。近年は肌触りの良いものが増えましたが、特に敏感肌の人は綿100%の柔道着がおすすめです。着心地が良いものは練習にも集中することが出来上達への近道になります。
綿100%の素材は肌触りが良く、吸汗性に優れていますが速乾性は少ないので、大量に汗をかき道着が重く感じるという人は替えの道着を持っていってもいいでしょう。
価格帯も考慮する
柔道着の価格を比較してみると使用されている生地などによって、4,000円台から10,000円を超えるものまで幅広く設定されています。
価格は耐久性につながる場合が多いです。毎日のように練習をするという人は、耐久性のある高級な生地を選んだ方が、長く愛用出来るのではないでしょうか。
逆に体育での使用など、着用頻度の低い人はそれほど耐久性のない低価格の柔道着でもいいでしょう。
サイズ選びには伸縮率も考慮する
サイズ選びは柔道着を選ぶ際にとても大切なポイントです。大き過ぎる柔道着は相手に掴まれやすく、だからといって小さ過ぎる柔道着は自分の動きを制限してしまいます。
サイズは各ブランドによっても多少変わってくるので、購入時はブランドの表記サイズをしっかり確認しましょう。
柔道着のサイズ表記は「号」で表記され、太めの人はL体やB体、痩せ型の人はY体など細かく分けられています。ちょうどいいサイズを選択するのが基本です。
また使用されている素材によって、洗濯時に縮んでしまうこともあります。特に綿素材は縮みやすく注意が必要で、中には縮みを抑える加工がされたものもあります。
空手着との違いに着目して選ぶ
初心者からの質問の中で多いものが、空手着と柔道着を併用できるか否かという質問です。
確かに見た目は同じように見えますが、実際は大きく違います。
空手着は薄く軽量
基本的に空手は掴みあいなどがなく、道着も薄手に作られています。俊敏性が重要なので、空手着は軽量さを重視していますね。
また柔道着に比べ袖は短めに作られています。空手着を柔道着として使用するとすぐに破けてしまうでしょう。
柔道着は掴みあいに堪えらるように、丈夫な作りとなっており袖も長く分厚い生地を使用しています。
カラー道着の着用には注意が必要
TVなどを見ていると柔道の国際試合がよく流れ、その中ではカラー道着を着用している選手が多くいます。
カラー道着は白やオフホワイト以外の色の道着を指します。もともとは白やオフホワイトが一般的で、カラー道着は1988年のヨーロッパ柔道選手権が始まりのようです。
近年は国内の大会でもカラー道着の着用が認められ始めましたが、日本の伝統と異なるという反対意見が多いのも事実です。
稽古用にカラー道着を購入する際には、自分の通う道場がカラー道の着用を認めているか確認したほうがいいですね。
柔道着おすすめ人気ランキング10位~4位
柔道着は各ブランドによって様々な特徴を持っており、自分に合ったものを着用すれば動きやすさも格段に変わってきます。
上達したいのであれば、柔道着にこだわりを持って選びたいですね。
10位: 柔道3点セット 柔道着上下+帯セット
こちらは 男女兼用の愛校正課用柔道着です。上衣とズボンそして帯の3点がセットになっており、価格も低価格に抑えられています。
綿100%の素材なので、肌触りが良く敏感肌の人でも着用出来ますが、洗濯時の縮み率は大きく2%程縮みます。
その為サイズを選ぶ際は縮み率を考慮して選びましょう。サイズは110cmから180cmまで揃っています。
9位: 九桜 JSL 女子用 一重織柔道衣
創業100年を迎える九桜の女子用柔道着です。一重織で軽い着用感が人気です。背中部分は背継仕上げとなっており、丈夫に作られています。
サイズは158cm~167cmです。愛校正課用柔道着ですが、初心者の道着用としても使用可能です。
素材が綿100%なので肌触りがよく敏感肌でも着用可能です。洗濯時の縮みに気を付けてサイズを選びましょう。
8位: 九桜 JZ 先鋒 特製二重織柔道衣 上下セット
こちらも伝統ある九桜の柔道着です。JZシリーズは柔らかい生地が人気で、背継ぎや当て布が丁寧に施された特性二重織の柔道着です。
パンツの腰部分には紐が使用されており、裾の部分も当て布でしっかりと補強されています。
綿100%の肌に優しい生地です。洗濯時の縮みに気を付けてサイズを選択しましょう。基本サイズの他に細身のY体、幅広のL体が用意されています。
7位:MIZUNO 授業用 柔道着 柔道衣
人気スポーツブランドMZUNOの愛校正課用柔道着です。始めはかなり大きめのサイズで届きますが、洗濯を繰り返すと自分の身長に合ったサイズになります。
部活での使用には不向きですが、一重織で軽く作られているので授業程の使用回数に向いています。
一重織りは洗濯後に乾きやすいというメリットも持っています。サイズは1号135cm~5号の180cmまで揃っています。
6位: BODYMAKER 柔道着 3号 TA0133
格闘技ブランドとして人気のボディメーカーの柔道着で、 上衣と下衣、そして白帯のセットになっています。
上衣は耐久力が強く、下衣は薄く柔らかさを追求したデザインです。動きやすく軽い足さばきが出来ると好評です。
綿100%の作りで肌触りが良く吸汗性にも優れています。サイズは身長120cmからの00号、そして185cmまでの5号と幅広く対応しています。
5位: 九桜 柔道 IJF・全日本柔道連盟認定柔道衣
こちらはIJF(全日本柔道連盟)認定の柔道着で、二重織刺子生地を使用しています。
素材は綿70%、耐久性の高いポリエステル30%です。ズボンは綿100%で作られています。
愛用者からは質がよく長く愛用出来ると高い支持を得ています。帯は別売りとなっています。身長と体重から自分に合うサイズを選んでいきましょう。
4位: 柔道着 上下 白帯付 セット ホワイト
愛校正課用柔道着で初心者の道着としても人気が高いです。カラーはホワイトでサイズは身長140cm~150cm対応の1号から180cmまで対応の5号まで揃っています。
ズボンは膝当て部分が広く取れており、丈夫で安全性が高い作りとなっています。
綿100%の作りなので、洗濯時はぬるま湯で手洗いをするのがおすすめです。
柔道着おすすめ人気ランキング3位~1位
柔道着の人気ランキングを見てみると、上下セットの商品が人気のようです。
また、多くの人が自分の需要に合った耐久度のものを選んでいます。3位~1位にはどのような柔道着が選ばれているのでしょう。
3位: 柔道3点セット 柔道着上下+帯セット
男女兼用の愛校正課用柔道着です。サイズは100cmから190cmまで対応し、上衣とズボンそして帯の3点セットになっています。
綿100%の素材で、肌触りが良く吸汗性に優れています。洗濯時の縮みは1%~2%です。
愛用者からは薄く乾きやすいので洗濯が楽である、生地に高級感があると好評です。
2位:LION 授業に使う柔道着
人気ランキング2位はホワイトカラーの愛校正課用柔道着 です。上衣とズボン、そして帯がセットになっています。初心者の柔道着としても使用出来ます。
素材は綿100%で肌触りがよく、洗濯による縮みを考慮して作られています。サイズは110cmから125cmの00号から200cmまで対応の6号です。対応サイズが広いのも嬉しいですね。
愛用者からはごわつきもなく着用しやすいと好評です。
1位: 九桜 JSY 標準サイズ用大和錦柔道衣
九桜の大和錦の特徴は肌触りが良く、コシのある生地で型崩れをしにくいこと。そして上衣の前合わせが良いことが挙げられます。
上衣、ズボン共に綿100%の素材を使用し敏感肌でも心配なく着用出来ます。100%の天然素材なので洗濯時の縮みに注意が必要です。
購入時はサイズが大きく感じますが、洗濯を繰り返すことでちょうどいいサイズになるはずです。長く愛用している人が多く、肌触りの良さが人気のようです。
最適な柔道着を着て強くなろう
自分に合った柔道着とは、サイズが適切で着心地が良いものです。授業用として使用するのであれば一重織で乾きやすい柔道着がおすすめです。
また本格的に道場へ通うなら耐久性を重視すべきですね。
着心地が良い柔道着は稽古時の集中力が上がり、上達も進むはずです。柔道着選びにこだわってクールな柔道上級者を目指していきましょう。