アーチェリーを始めてみたい!という人にとって、まず必要になるのが弓です。どのような弓を選べば良いのか、いくらぐらいするのかなど気になるポイントをしっかりチェックしてみましょう。
弓の種類と相場、選び方を解説していきます。またおすすめの弓ランキングもご紹介していますので、ぜひ弓選びに役立ててください。
アーチェリー用弓の種類を知ろう
アーチェリーで使う弓には「リカーブボウ」「コンパウンドボウ」「ベアボウ」の3種類があります。どれを選べば良いのか、まずはそれぞれの特徴を解説していきます。
リカーブボウ
リカーブボウが日本で最もよく使われている弓で、的中率を上げるために弓を安定させ振動を抑える「スタビライザー」という棒がついており、照準を定めるための「サイト」という照準器が取り付けられています。
持ち手である「ハンドル」と本体のハンドル以外の部分「リム」が一体化している「ワンピースボウ」と別の部品になっている「テイクダウンボウ」があり、テイクダウンボウの方がよく使われます。
リカーブボウはオリンピック用
リカーブボウはオリンピックなどの競技で使われるため、「オリンピックスタイル」と呼ばれることがあります。最長90mの的を射ることができるほど強い弓で、初心者がいきなり打つことは難しいでしょう。
ベアボウ
ベアボウはリカーブボウに比べてスタビライザーやサイトなどがなく、ハンドルとリムだけでできているボウです。最も基本的な作りのボウで、初心者はこのボウから始めると始めやすいでしょう。
リカーブボウに比べて短い距離を打つのに優れ、5m〜50mくらいの距離が一般的です。「ベアボウ+スタビライザー+サイト=リカーブボウ」と考えるとイメージしやすくなります。
コンパウンドボウ
コンパウンドボウは3種類の中でも最も作りが複雑です。リムの先端に滑車が取り付けられているのが特徴で、この滑車のおかげでリカーブボウよりもずっと弱い力で弓をひくことができます。
他の2つのボウと違うのは、弓をひくときに手に持った「リリーサー」という部品を使って引くことで、ライフルなどのようにトリガーを切ることで発射します。命中の精度は高く、世界で最も使用者が多い弓です。
コンパウンドボウは慣れるまでは扱いが難しい
コンパウンドボウにはサイトではなく照準を合わせるためのスコープが付いています。また初速もリカーブボウよりも速いのが特徴で、リカーブボウの1.5倍程度の威力があります。ただし慣れるまでは取り扱いが難しく、苦労する人が多いです。
アーチェリー用の弓の価格はどれくらい?
アーチェリー用の弓の価格・相場を知っておくと良いでしょう。弓の種類などによっても価格は変わります。
弓本体単品では3万円程度が目安
アーチェリーの弓は単品では2万円未満で購入できる初心者用もありますが、性能を考えると3万円以上を目安とした方がよいでしょう。ただし備品を購入する必要があるため、他にも費用がかかると考えておくとよいでしょう。
試合に出場したいという場合には少なくとも4〜5万円、さらにクオリティの高い弓がほしいという場合には10万円前後以上のものも多いです。また、ハンドルのみ・リムのみで組み合わせて購入する人も多いです。
必要なアイテムは?
弓本体だけでなく、他にも必要になるアイテムがあります。矢はもちろん、スタビライザーやサイト、スタンドやケース、ハンドルカバーやリムカバーなどを購入する必要があるので、こだわりがある人以外はセットで揃えた方が手軽です。
セットでは非常に幅がある
必要なものが揃ったセットを購入するというのも良い方法です。初心者用セットは3万円前後から、競技で使用するものなら10万円以上、クオリティの高いものを揃えたいという場合は30万円くらいのセットがあります。
アーチェリー用の弓の選び方をチェック
アーチェリー用の弓を選ぶときには弓の大きさや重さ、強さのほか、全体的な予算を決めて選ぶようにするとよいでしょう。
強さ
体の大きさや力の強さによって、弓を引くのに必要な力は人それぞれ違います。
アーチェリーを始めるときに弓を購入してから始めるという人はいないと思いますが、始めてからしばらくはレンタルの弓を使ってテンションの強さを確かめてから購入すると良いでしょう。
重さ
重すぎる弓を使うとフォームが安定しなかったり、下がってしまったりするため上達しません。軽すぎるものでも安定感に欠ける場合があります。弓の重さは本体だけでなくスタビライザーやサイトなどをとりつけた状態で考えましょう。
体に合わせた弓を選ぶ
体の大きさに合わせた弓を選ぶのがベストです。背が低い人が長い弓を使うと十分に引ききれずに勢いが出なくなりますし、背が高い人が短い弓を使うと力を十分に使い切れずに不完全燃焼になるでしょう。
最初はレンタルの弓をしっかり引けるようにする
自分に合った長さ・重さや引き尺(弦を引ける距離)を知るためには、まずはレンタルの弓をしっかりと引けるようにすることが大切です。
予算を決めて選ぶ
弓単体ではなく、他のパーツやケースなどのアイテムまで含めた全体的な予算を決めて選びましょう。通販サイトを使うと店頭よりも安く買えるため便利です。また通販サイトでは使用者の口コミなども知ることができます。
アーチェリー用弓おすすめランキング・10位〜4位
人気の高いアーチェリー用の弓の中から特に口コミ評価が高いものを集めて10点厳選しました。価格はもちろん、種類や大きさなどもさまざまなバリエーションのものを取り揃えています。どの商品もおすすめできる商品ばかりです。
10位:SHARROW リカーブボウ
重量1.5kg、長さ60インチのリカーブボウです。引き尺は7.5インチで、張力は35〜45ポンドあります。サイトやスタビライザーは別売りで取り付ける必要がありますが、単品では非常にリーズナブルな価格が魅力です。
9位:knockerball Combat bow
弦長54インチの弓で、張力は25ポンドから32ポンドと引きやすい弓です。重さは0.8kgとかなり軽いのが特徴です。ノッカーボールというスポーツ用に作られた弓で、右利きでも左利きでも使うことができます。
8位:ATROPOS リカーブボウ ATROPOS-177
右利き用のリカーブボウで、弦長は60インチ張力は30から60ポンドの弓です。アルミ合金を使ったシンプルな弓なので、スタビライザーやサイトを後から付ける必要があります。耐久性とパンチ力の強さが特徴の弓です。
7位:PerfectLine コンパウンドボウ
一般的なコンパウンドボウに比べるとかなりリカーブボウやベアボウに近いシルエットの弓です。カムがついているのでホールドしているときの力はリカーブボウよりもかなり小さい力で済みますが、55ポンドの力が必要なので、引き始めはかなり力が必要です。
グラスファイバーとアルミニウムを使用しており、重量は1.8kgあります。スコープやスタビライザーなど取付可能な部品の種類も豊富です。
6位:ATROPOS コンパウンドボウ ATROPOS-127
人気の高いコンパウンドボウです。張力は35から65ポンドの間で調節することができます。ATROPOS社製の商品の中では最も人気が高く、アメリカAmazonでの高い評価を受けている商品です。
5位:Tongtu Outdoor リカーブボウ
全長129cm、重さ1.17kg、張力30から40ポンドの右利き用のリカーブボウです。10,000円を大きく切る安さが魅力の商品で、フィールドでの狩猟用として使う人も多い商品です。組み立ても簡単なので初心者でも気軽に購入できます。
4位:Tongtu Outdoor リカーブボウ
全長146cmと長いリカーブボウで、30ポンドから60ポンドの張力から選んで購入することができます。高品質で厳選された材料を使っているため耐摩耗性が高く、耐久性の高さが魅力です。
重量は1.25kgと5位の商品よりもやや重めです。5位の商品と同じメーカー製ですが、こちらも10,000円を大きく切る価格が魅力です。
アーチェリー用弓おすすめランキング・ベスト3
ベスト3にはお手頃な価格の商品が3点ランクインしました。どの商品もサイトやスタビライザーはついていないので、競技で使う場合には自分で揃える必要があります。
3位:MILAEM リカーブボウ
何と3,000円未満で購入できるリカーブボウです。全長131.5cm、張力は30ポンドと40ポンドのものから選べます。右利き用と左利き用があるため、自分に合ったものを選んでください。
初心者がおためしで購入する弓としては非常にコストパフォーマンスの高い商品です。
2位:Toparchery リカーブボウ
1万円未満で買えるリーズナブルなリカーブボウです。狩猟目的で購入する人も多く、張力は30ポンドのものから50ポンドのものまで選ぶことができます。あまり硬すぎるものでは引けない場合がありますので注意してください。
「初心者にはお買い得」「新しい趣味として買った」など、口コミでの評価も高いです。
1位:ATROPOS ロングボウ ATROPOS-251
8位・6位の商品と同じメーカーのロングボウです。長さ51インチ、張力45ポンドなのでかなり力が必要です。ライザーはアルミ合金、アームはガラス繊維でできています。
ブラックとグリーンカモフラージュの2色展開で、リーズナブルな価格も人気のポイントです。
まとめ
アーチェリー用の弓には種類があり、それぞれに特徴があります。体の大きさや力の強さに合わせた弓を選ぶことも大切ですし、予算に合わせて選ぶことも大切です。
上記のランキングでご紹介している商品は使いやすく口コミ評価も高い商品の中から厳選していますので、胸を張っておすすめできる商品ばかりです。ぜひ購入する際に参考にしていただければと思います。