タイヤサイズは20インチのものが主流で幅は5cm程度とやや太めでクッション性が高いのが特徴です。変速機(ギア)は搭載していないものがほとんどです。ハンドルバーも独特の形をしており、クロスバーという補強用のバーが取り付けられています。
サドルは通常の自転車に比べてやや小さめで、低い位置にセッティングされています。
フラットランド用BMX
フラットランド用のBMXは他のモデルとは大きく異なります。ホイールのハブ部分にはすべり止め加工のしてあるペグが前後で合計4本セットされています。またハンドルを回転させやすいようにジャイロシステムが採用されており、トリックをしやすいように出来ています。
なおホイールベースは短めです。
トライアルバイク
トライアルバイクはBMXと同じく20インチのタイヤが主流ですが、24インチや26インチのタイヤもあります。乗りやすさはタイヤが大きい方が優れているので、初心者は24インチや26インチのものを選ぶと良いでしょう。
20インチは軽量なので取り回しやすく、足場がせまい場所でも扱えるのがメリットです。BMXとの最も大きな違いは「サドルがない」ということです。基本的にトライアルは足をついてはいけないという競技ですから、当然サドルも必要ありません。
BMXとトライアルバイクは共用できない!
BMXもトライアルバイクもそれぞれの専門としている動きが異なります。確かにBMXのストリートはトライアルにやや似ているといえますが、トライアルでダートやバーチカル、パークなどでのジャンプやエアーを行ったら、間違いなく着地の衝撃に耐えきれずに破損し大怪我をするでしょう。
悩んでいる初心者はストリートで普段使いできるBMXに!
トライアルをやろう!という方以外は、迷っているのであればBMXにしておいた方が無難です。BMXでもトライアルに近いことはできなくないですし、ストリートで普段使いできるという汎用性があります。
BMX・トライアルバイクの選び方をチェックしよう
BMXやトライアルバイクの選び方をチェックしましょう。違った種類の自転車なので、それぞれの特徴も考えつつ、以下のポイントに注意して選びましょう。
サイズ
トライアルなら初心者はタイヤサイズが大きめな26インチか24インチがおすすめです。BMXの場合、ストリートであれば車体はコンパクトなサイズで良いですが、パークやダートで使うならややサイズが大きめのものの方が向いています。
デザイン
どちらの自転車もカスタマイズ性は高いため、ボディの色やデザインをみて気に入ったものを選びましょう。タイヤやサドル、ハンドルなどは交換可能なので使っていて気に入らない場合は交換してしまえば大丈夫です。
完成品の自転車の中にはパーツ交換ができないものもありますので、購入前にカスタマイズ可能かどうかを念のためチェックしておきましょう。
価格
安すぎる価格のものは強度などの不安があります。少なくとも3万円前後以上のものを購入しておいた方がよいでしょう。ロードバイクに比べるとかなり安価なので購入しやすいですが、買い替えを考えていない人は5万円以上のものであれば満足できるでしょう。
安く購入したい場合には通販サイトを利用すると割引された価格設定になっているのでお得です。口コミをチェックすることもできますので、うまく活用することをおすすめします。
BMX・トライアルバイクおすすめランキング・10位〜4位
多くのBMXやトライアルバイクの中から特に口コミ評価の高い10点の商品を厳選しました。価格や性能などを考慮したランキング形式でご紹介します。
10位:Because マリバイクトライアル
ブラックとゴールドのカラーリングが美しいトライアルバイクです。定価の50%オフで購入できるという驚きの価格が魅力で、コストパフォーマンスは抜群です。トライアルバイクの入門用としてもおすすめの商品です。
9位:Fly bikes (フライバイクス) Electron
1999年にスペインで誕生したBMXブランド「Fly Bikes」の最新モデルです。細部に至るまで洗練されたデザインで同社製のベーシックな商品ラインの中では最も小型のフォルムなので取り回しやすく、女性や小柄な男性にも最適です。
8位:FACTORY CUSTOM/ATRO STYLE WETHEPEOPLE 2018 ENVY
ドイツのBMXメーカー「WE THE PEOPLE」の2018年モデル「ENVY」のファクトリーカスタムです。マットブラックとあざやかなレッドの取り合わせは目立つこと間違いなしです。人気のあるメーカーの商品なのでクオリティの高さは折り紙付きです。
7位:ARESBIKES (アーレスバイクス) APLUS-EX
人気の高いBMX「ARESBIKES」の人気モデルです。フロント・リアにプロ使用のハブを採用し、サドルも最新の形状のものを取り入れた本格仕様のバイクです。初心者にも乗りやすく、上級者でも満足できる一台です。街乗りもトリックもどちらもこなしたい人におすすめです。
6位:STOLEN (ストーレン) STEREO MATTE SILVER
2003年に設立されてあっという間に世界中に広まり、現在では40カ国で販売されているBMXブランド「STOLEN」の「STEREO」という車種です。マットシルバーのカラーリングは渋さ抜群で、軽量なボディは取り回しやすく、安定感も強度も高い人気モデルです。
5位:GT SLAMMER 20 M
人気の高いブランド「GT Bicycles」のフリースタイル向けBMX「SLAMMER」の2019年最新モデルでジャイロシステムを採用しています。堅牢な作りになっているためどんなトリックにも耐え、レスポンスの良さも評価が高い一台です。またメンテナンスもしやすいというのも魅力です。
4位:RAINBOW Volt! 20”BMX
神奈川県・湘南で生まれた人気自転車メーカー「RAINBOW」のBMXです。RAINBOWといえばビーチクルーザーで有名ですが、BMXもラインナップされています。BMXが日本に入ってきた80年代の雰囲気をそのままに、ブラッシュアップしたデザインが魅力です。
BMX・トライアルバイクおすすめランキング・ベスト3
ベスト3には割と安価な価格帯のモデルがランクインしました。どの商品もコストパフォーマンスが高いのが魅力です。1位には人気の高いブランド「STOLEN」の最人気モデルがランクインしています。
3位:RayChell (レイチェル) BM-20R
RayChellは国産ブランドながら堅実な作りで人気を博しています。このBM-20Rはジャイロシステムとスチールペグを採用し、フラットランドでも使用できるモデルながら30,000円を切るというコストパフォーマンスの高さが魅力です。
2位:DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) DUB STACKシリーズ HIGHROLLER
2万円台という価格はBMXとしては非常に安価ですが、このモデルは非常にコストパフォーマンスが高く、購入した人も非常に高い評価をしています。耐久性も高く、ジャイロシステムを採用しているためトリックの幅も広いです。クルージングにも最適です。
1位:STOLEN (ストーレン) CASINO BLACK IN BLACK
6位でも紹介した「STOLEN」の中で最も人気の高い「CASINO」というモデルです。カラーリングはブラックのフレームにブラックモザイクパターンのサドルがおしゃれなので、乗るモチベーションも上がります。初めてBMXを買う人にもおすすめできる一台です。
まとめ
BMXもトライアルバイクもスポーツ性が高い競技ですが、それぞれ専門にしている分野が異なります。そのためトライアルでBMXは使用できませんし、BMXでトライアル競技に出ることも難しいです。どちらをやろうか悩んでいる人は、しっかりと考えてから自転車を選びましょう。
とにかく乗りたい!という人はBMXを選んでおけば、フリートライアルに似たトリックも使えますので満足できるはずです。上記のランキングでは口コミ評価の高い商品を中心に厳選していますので、ぜひ購入する際の参考にしていただければと思います。