自転車の盗難事故は届け出がされたものだけでも年間24万件を超えるといいます。自転車の盗難は身近な脅威なのです。
大切な自転車を盗難から守るためにU字ロックやワイヤーロック、そしてチェーンロックなどがありますが、強度もあり使いやすいおすすめのロックシステムは「チェーンロック」といえるでしょう。
ABUS(アブス)やKRYPTONITE(クリプトナイト)など有名ブランドも多く手掛けている自転車チェーンロックですが、使いやすく安心の最強チェーンロックは一体どれでしょうか。
自転車用チェーンロックの選び方からおすすめ人気ランキングまで詳しく解説していきます。自転車盗難の不安から解放されストレスのない駐輪を実現させましょう!
「自転車用の鍵」種類と特徴
自転車を盗難から守る為に駐輪の際は鍵をかけるのが当たり前となっていますが、自転車用の鍵には幾つかの種類があります。
今回取り上げているチェーンロックは、数ある自転車用鍵の中でも強度と使いやすさのバランスの取れたものといえます。チェーンロックの選び方を確認する前に、自転車用鍵の種類と特徴を見ていきましょう。
U字ロック
自転車の鍵の中で最も最強といわれているのがU字ロックです。
その名の示す通りUの字の形をした鍵で切断されにくく防犯力は高いです。一般的には重い金属が使用されており、中にはアルミ製の軽いものもあります。
強度を追求するならU字ロックがおすすめですが、長さのあるものを選ぶと1kg以上と重さも出てきます。
自転車につけたまま移動する人も多いようですが金属で出来ているので自転車に傷がついてしまいます。固定物とつなげてロックする際にはワイヤーロックやチェーンロックと併用するといいでしょう。
ブレードロック
ブレードロックは鉄状の板がつながった鍵で、使用しない時はコンパクトに折りたたんで収納することが出来ます。使用されている板の厚みによって強度に差が出てきます。
一般的には短い設計になっており、U字ロックと同様に固定物とつなげることには向いていないといえます。
柔軟性がないので使いにくいと感じる人もいるようです。
ワイヤーロック
ワイヤーロックは愛用者も多く使いやすい自転車用の鍵です。太さによって強度も変わってきますが最も盗まれやすい鍵といわれています。
反面で固定物とつなげやすく、価格も抑えめで柔軟性があり持ち運びが楽なことから愛用者も多いです。人気の高いワイヤーロックですが細く軽いものは簡単に切断されてしまうので注意が必要です。
チェーンロック
今回おすすめしているチェーンロックはU字ロックの次に強度が高く、ワイヤーロックの次に使いやすいバランスの取れた自転車用の鍵で太さや長さも様々に揃っています。
一般的には自転車を傷つけないようにカバーが付いており、そのカバー自体も切断しにくい素材を使用しているので盗まれにくい鍵といえます。
デメリットを上げるなら太く強度の高いチェーンロックは重いということです。U字ロックと同等かそれ以上になることもあります。
自転車チェーンロックの選び方
それでは、自転車用チェーンロックの選び方を詳しく紹介していきます。
持ち運びやすさや強度のバランスが取れていると解説していますが、チェーンロックは太さや長さによっても強度や重さが変わってきます。自分に合うチェーンロックを賢く選んでいきましょう。
地球ロックの出来る長さがおすすめ
自転車を街中で安全に駐輪するには、固定物に自転車をつなぐ「地球ロック」とも呼ばれる方法が最善の策といえます。
短すぎるチェーンロックでは地球ロックの際に、届かないという場合もあります。
またチェーンロックをかける際もタイヤのみやフレームのみにかけるのではなく、フレームとタイヤを一緒にチェーンロックにかける方が盗難されにくいのです。
より安全なチェーンロックを考慮すると、ある程度長さのあるチェーンロックがおすすめです。
自転車に傷がつかないもの
一般的なチェーンロックにはカバーが付いていますが、カバーの質が悪かったりカバーが薄かったりすると、大切な自転車に傷をつけてしまうことになります。
盗難防止のチェーンロックが自分の自転車を傷つけてしまわないように、購入の際は丈夫なカバーでチェーンが覆われているものを選びましょう。
持ち運びを重視するなら軽量のものを選ぶ
長距離を走る場合など荷物を出来るだけ軽くしたい人は、許容範囲の太さ・重さのチェーンロックを選びましょう。太く重いものは強度も高くなりますが持ち運びやすさが損なわれます。
チェーンロックは太いものだと1kgを超えてしまうものも多く存在します。確かにボルトカッターでもなかなか切断されにくいですが、持ち運びがストレスに感じてしまいます。
自分の苦にならない重さのチェーンロックを選ぶというのも大切なことです。
鍵をなくす心配がある人はダイヤル式がおすすめ
チェーンロックにはダイヤル式と鍵式があります。
鍵の保管が苦手な人やどこに鍵を入れて置いたのかを忘れてしまうという人は、ダイヤル式のチェーンロックを選ぶと良いでしょう。
ダイヤル式のチェーンロックなら鍵をなくす心配もしなくて済みます。
防犯重視なら太いものを選ぶ
持ち運びしやすいのは軽いチェーンロックですが、チェーンが細ければ当然強度は弱くなります。