自転車にのるときにはチェーンがスムーズに回るようにオイルをさしますが、チェーンオイルにも種類があり、天候や用途などによって使い分ける必要があります。チェーンオイルの種類や目的別の選び方、購入する際のチェックポイントなどを解説していきます。
またおすすめの自転車用オイルランキングもご紹介しています。どのオイルを選べばよいか迷っている方には必見のランキングですので、ぜひチェックしてみてください。
自転車用チェーンオイルの種類をチェック!
自転車用のチェーンオイルには主にウェットタイプ・ドライタイプ・ワックスタイプの3種類があります。それぞれに特徴があり、使用法や注油のサイクルが大きく異なりますので、ぜひ種類を知って使い分けましょう。
ウェットタイプ
粘度が高いウェットタイプのオイルは激しい雨に降られてもオイルが落ちにくいのが特徴です。サビを防ぐ防錆性に優れ、高い潤滑効果を得られます。泥道の中を走ってもオイルが落ちないため、雨のあとの路面状況が悪いときでも安心して使えます。
ただし粘度が高い分汚れもつきやすくなり、チェーンが真っ黒になるというデメリットがあります。砂浜の近くや土・砂の路面などで使用するとあっという間に汚れます。
ドライタイプ
ドライタイプはウェットと逆で粘性が低いのが特徴です。使用後乾燥させてから走るのがベストで、乾燥させるとサラサラになり、チェーンを手でさわってもオイルが手に付きません。また乾燥させるとチェーンに付いた汚れが剥がれ落ちるというメリットもあります。
摩擦係数が低くなるため、ウェットタイプに比べてペダルが軽く感じられます。ウェットタイプに比べて持ちが悪く、250km程度走るごとにオイルをさす必要があります。天気が良いときにはおすすめのオイルです。水で流れ落ちやすいため、雨天時には向いていません。
乾燥させる時間は数時間程度かかるため、乗る予定がある場合は早めにさしておく必要があります。
ワックスタイプ
ワックスタイプはドライタイプ以上にさらりとしたオイルで、汚れにくさはドライタイプ以上です。ドライタイプよりも流れ落ちやすく、より頻繁にオイルをさす必要があります。ただし軽くスムーズなペダリングができるというメリットもあります。
ハイブリッドタイプ
メーカーによって商品の表記が異なりますが、ドライとウェットのよいところをあわせたようなセミドライ(あるいはセミウェット)タイプのハイブリッドなオイルもあります。潤滑性を高めるためにセラミックやフッ素などが含まれている場合があります。
オイル容器の形状にも種類がある!
オイルの容器の形状にも種類があり、スプレータイプとボトルタイプに分けられます。どちらにもメリット・デメリットが有るため、特徴を知って選びましょう。
スプレータイプ
スプレータイプは手軽で作業が楽だというのが最大のメリットです。チェーンに向けてシューッと一吹きするだけで注油できるというのは非常に便利です。
ただしその分関係のないところまでオイルで汚れてしまったり、オイルをつけすぎてしまったりするのがデメリットです。オイルのつけ過ぎはチェーンの汚れの原因になりますので注意してください。